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遅咲きの櫻 [22. 人物シリーズ]

2,008年1月5日   ebisu-blog#042
総閲覧数: 1,886/40 days (1月5日13時00分現在)
 

 わが根室に咲く千島桜が日本で一番遅咲きである。うちの庭には千島列島の最北端アッツ島の櫻もある。こちらは可憐な薄紫がかった花をつける。
 このブログにはどういうわけか写真が一枚もない。いまはもう写真の趣味がないということもある。以前、地元の写真家、浜崎さんのホームページを紹介したことがある。
 昨日、同級生から来た年賀状に書いてあるホームページを開いてみたら、きれいな「絵手紙」がたくさん掲示されていた。40代半ばからはじめたようだが、なかなかセンスがいい。

 高校の同級生には劇画家の神田猛をはじめさまざまな才能をもった人がいる。60年続いた「根高最後の総番長」、Kさんは地元企業で総支配人をしている。人望を生かしたのだろう。共産党まっしぐらのAさんは高校時代以来節を曲げたことがない可愛気のある頑固者だ。子供を3人とも釧路湖陵高校から国立大学に入れた。見事な教育パパである。彼の教育法はユニークで効果がある。いつかブログで紹介したい。東京渋谷にビルを構えてアンダーグラウンド劇場関係の仕事をしている女傑カツエ(元根高美術部長)もわがクラスのメンバーである。20代後半から大橋巨泉の「11PM」に何度か出演していた。ユニークな奴が多い。一年のときの同級生の早勢要は40年近く税理士をしているが、有楽町に事務所を構えて久しい。小学生の同級生で公認会計士でドイツ銀行に勤務している人がいる。同級生ではないが商業科の同期で同じ大学を卒業したTさんは6年前から北海道放送の取締役東京支社長である。高校時代はそこそこのワルだった。現職だからこれ以上は書かない。6年ほど前に東京で同期会をやった後、3軒目は彼と二人だけで銀座で飲んだ。いい奴だ。まるっきり付き合いがなかったが、中学時代の隣のクラスのIさんは野村證券の副社長をやったあとJAFCOの社長をしている。一部上場会社S社のF社長と関係会社に係る問題で90年代半ばに一度交渉に行ったことがある会社である。本社は浜松町の東芝ビルだった。
 一番絵の才能に恵まれたTKはデザインの仕事に就いて、ついに漫画家としての才能を職業に活かすことがなかった。もったいないと惜しまれる。石の森章太郎クラスの漫画家にはなっていたろう。

 話を戻そう。旧姓川尻(田中)かず子、横浜で絵手紙のカルチャースクールの先生をしているらしい。なかなかユニークな絵である。彼女は世界遺産の知床半島、羅臼町に生まれ育った。そして高校が根室だ(九人会のメンバーにも一人羅臼出身者がいる)。大自然の中で育んだ感性が「絵手紙」で開花したようである。絵に添えられた文章も字体に趣があっていい。
 思うに根室人の優れた武器のひとつは、人の手のあまり入っていない北海道の自然の中で育んだ感性かもしれない。是非、下記のアドレスをクリックして、遅咲きの櫻(叱られそうだ)の才能のほどをご覧あれ。

   http://www.asahi-net.or.jp/~pf2m-tnk/


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