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#4202 バス停前は水たまり:ロータリー車除雪ありがとう Mar. 10, 2020 [A8. つれづれなるままに…]

 家の前にバス停がある。2日前にブルが除雪してくれたが、バス停の奥側に雪を寄せた。2mの幅で雪の山が道路にはみ出してずっと連なっている。手前側はスコップできれいにどけておいたが、昨日と今日の雨でバス停前は5㎝くらいの深さの水たまりになっていた。これではお年寄りが乗るときに困る。
 さきほど雨の中を見に行った、雪の山で遮られていて排水溝のある方まで流れない、さてどうしようか、水をたっぷり含んでいるから重い、無理だと判断。水を含むとプラスチックの湾曲したスコップには10kgほどのシャーベット状の雪が載る。腰を痛めそうだ、いや無理を重ねると知らぬうちに重量で脊椎や胸椎、腰椎の圧迫骨折を起こしそう。触らぬ神にたたりなし。

 11時ころ音がするので、まさか雨降りに除雪なんてしてくれないだろうと、見に行ったら、雪の山はきれいになくなり、水たまりも消えていた。排水溝にスムーズに雪解け水が流れていた。ロータリー型の除雪車がダンプとセットで来てくれたのだろう。どうもありがとう。


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#4201 NYダウ-2013.76$下げ:大不況へ突入か?  Mar. 10, 2020 [8. 時事評論]

 中国から日本と米国へ変わった名前のミサイルが撃ち込まれた。ミサイルには「武漢コロナウィルス」と書いてあるらしい。被害は甚大で、日米両国の経済が大混乱を起こし始めた。

 ニューヨークダウ平均は過去最大の下げ幅-2016.76$を記録し、23851.02$(昨年4/1は25929.28$)。東京市場は昨日(3/9)の1050.99円の大幅下げで19698.76円、今日の東京市場はさらに下げそうだ。

 3月末決算が多い。民間企業だけでなく政府や日銀、GPIF(年金基金)もそうだ。昨年4/1の日経平均は21,205.81円である。どこまで下げるのだろう。
 日銀もGPIFも巨額の有価証券評価損を計上することになりそうだ。関係者は市場の行方に戦々恐々としているだろう。GPIFは保有している年金基金の1/4を国内株式で運用している。米国株でも1/4だから、資産の半分。この程度の下げで止まってくれるなら、損失額はそれほど大きくはない。GPIFは国内株式と米国株で併せて1割程度の評価損であるから、およそ20兆円が吹き飛んだ勘定になる。GPIFは年金支払いのために保有株式を値下がりした市場で売らなければならない。計算上の評価損はこうしてさらに大きく育って実際の損になる。国債で運用したって、日本政府が財政破綻を起こせばパーになる。どっちを選択しても、アウト、こういうのもレイムダックというのだろうか?国民にとって健全な政府をもつということがいかに重要であるかがわかる。そして健全な政府は、健全な政策批判と政府の謙虚な反省の上にしかできあがらない。

 2019年末の資料では、GPIFは市場(国内株式市場と海外株式市場)で168兆円、財投債(国債)で89兆円の合計257兆円を運用している。
*https://www.gpif.go.jp/operation/pdf/2019-Q3-0207-Jp_035988.pdf

 日銀保有の国内株式(ETF)は2019年3月末28兆円(東証1部時価総額の4.7%)、2020年11月末にはGPIFを追い越して40兆円(同6%超)と推定されている。日銀は年額6兆円もETFを購入して、株式市場を買い支えている。
*https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000/

 日経平均がどこまで下がったら、日銀が債務超過になるのか、興味がある、だれか計算してくれないか。中央銀行が債務超過になったら、国際通貨としての円への信認は消滅、膨大な円売り圧力が起きる。それが何を引き起こすのか誰にもわからない。未体験ゾーンへ突入する可能性が出てきた。

 気になったので、日銀の決算書をググってみた。2019年度上期決算書(2019年11月末日)があった。国債に469.6兆円、国内株式(ETF)に27.4兆円である。純資産額はわずか4.2兆円しかない。
 どうやら、ETFが15%下落しただけで日銀の純資産額ゼロとなる。昨年3月末の日経平均は21,205.81円、昨日(3/9)は19,698.76円、値下がり率は7.2%、2019年度購入分は22,000円付近で買ったものが多いだろう、その分の下落率は10.5%。昨年3月末の保有ETFは28兆円(時価ベース)*あり、それが4.2兆円の評価損を出すのは日経平均がいくらのときか?18,024円である。3月末の日経平均株価が18,000円割れを起こしたら、日銀は債務超過となるだろう。
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 3/12午前9時追記:「日銀会計規程」があって、日銀保有の有価証券(連動型株式)の評価は取得原価基準でなされています。つまり企業会計基準の時価法の埒外。取得原価法で昨日の日銀総裁発言(日経平均が18400割れを起こすと評価損が出る)をベースに計算しなおした結果、日銀債務超過ラインは日経平均15600円となりました。こちらをお読みください。
*#4205 日銀債務超過ラインは日経平均15600円割れ Mar. 12, 2020
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2020-03-12

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 だから、日銀は政府から独立していなければならないし、株式を大量に保有してはいけない。国債も金利が上がれば国債の評価額は下落するので、こんなに抱えていてはいけない。日露戦争の戦費調達のために赤字国債を導入した高橋是清は、戦時以外はやってはいけないと繰り返し主張しました。だから、日銀の大量国債購入は禁じ手なのです。政府の赤字財政に歯止めがなくなる。いくらでもばらまき、戦時中に赤字財政を続けて財政破綻を起こした。日本は戦時中と戦後と2度も財政破綻している
 日銀債務超過を避けるためには、数兆円規模での増資が必要になるが、手続きが間に合うのか?

 韓国のようにIMF管理下になったら、赤字国債発行が自由勝手にできなくなる。国の予算は一気に50兆円規模へ縮小だから、公務員のリストラ、給与切り下げにも手を付けざるを得なくなる。
 日銀債務超過はもう目前に迫っている危機ではないか、新聞もテレビもまったく騒がないのはなぜ?
 日銀が債務超過になっても何も起きない?それとも日本経済が大破綻を起こすのか?たしかなことはだれにもわからない。武漢コロナウィルス騒ぎと同じで、最悪を想定して準備を怠らぬことが肝要。
*https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000/
**日銀決算書
https://www.boj.or.jp/about/account/zai1911a.htm/


***財政破綻後のシナリオ
https://akihbs.com/japan-bankruptcy/

 昭和21年2月17日、突然の預金封鎖、新円切り換えなんてことを大蔵省がやったことがある。あのとき庶民は抗うすべもなく、それまでためた虎の子の預金を失った。お上による庶民の財布の召し上げである。歴史は財務官僚の言うことも日銀黒田総裁の言うことも信用してはならなぬと言っている。

 気象や生態系と同じで、経済も安定しているほうが、ひだまりで毛づくろいをしている猫のように長閑(のどか)でいい。だが、今年の日本経済はとんでもない異常気象が吹き荒れそうだ。武漢新型コロナウィルスが連れてくるのは大不況と世界同時株安、そして日本政府と日本経済の破綻、幕が上がったばかり。
 ひどいことにならねばよいが。

*預金封鎖と新円切り換え
https://finalrich.com/crisis/crisis-blockade-history-japan1946.html

<日銀保有国債に関するリスク>
 2019年11月末日469.6兆円の国債を保有しているが、日銀が金利を上げられない理由がここにある。0.1%アップしただけで、日銀が即債務超過になってしまう。
 次のサイトの記事をお読みください。
*日銀保有の国債の年限別残高推移(2019年年末時点)https://xpelife.com/202001180700/



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