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#4025 日露首脳会談6/29:「元島民落胆深く」 Jul. 1, 2019  [21. 北方領土]

  6/30北海道新聞28面のタイトルは次のようになっている。

 領土「足がかり見えぬ」
  日ロ会談 元島民、落胆深く

 関係者のコメントを北海道新聞から引用する。
 ①千島歯舞居住者連盟根室支部長宮谷内亮一さん76歳

今回の会談で何か足がかりがあってほしいと思っていたが、まったく見えない。進展がなく残念だ」
「戦後74年、領土問題は置き去りにされてきた。ほんとうに悔しい。そろそろ現実的な対応をしてほしい
 ②千島歯舞居住者連盟副理事長河田弘登志さん84歳
この状況(元島民の平均年齢84歳)を見れば、一日も早く解決してほしいというのがわたしたちの偽らざる願いだ。首相も肝に銘じてほしい
 ③択捉島出身で札幌の岩崎忠明さん85歳
交渉はずっとロシアペースだ
道がなかったり、ロシア側が訪問を認めなかったりする墓地もある。墓参できる墓地が増えなければ、航空機を使えても意味はない
 ④石垣根室市長
一定の進展を見た
ごみの減容対策は根室市が主体的に担わなければいけない。(四島に対し)分別や減容の指導もできる。できることから一つずつ積み重ねることが領土問題の解決につながる

 元島民と根室市長のコメントには温度差が大きい。元島民の返還運動団体である千島連盟は市長と一緒にやっていけるのかね?


<六月末日:日めくりカレンダーの金言>
 努力なくば、安楽もなく、休息もなし
SSCN2895.JPG

<北方領土返還戦略の作り方>
 北方領土返還運動を担う千島歯舞居住者連盟も手詰まりである、なぜかというと具体的な返還戦略がないからで、どうやれば北方領土の返還が行われるのか自分たちの頭で考えてこなかった。政府にただお願いしてきただけ、そしてビザなし交流や墓参を政府予算丸抱えでやってきたことを反省すべきだ。自分たちの問題しか視野に入っていないことも運動が広がらない原因の一つである。領土問題は北方領土だけではない、尖閣列島も竹島もある。引揚者は北方領土からだけではない、樺太からも満州からも朝鮮からもパラオなど南の島々からも、土地や家屋ややっていた事業、財産すべて失い命懸けで引き揚げてきた人たちが他にもたくさんいる。国民に共感をもってもらいたいなら、こういう人々にも共感があってしかるべきだろう。
 一度、内部で議論してみたらいい。思いつくままいろんな事項を列挙して、整理すればいい。KJ法*やワークデザイン法*を利用して分析し、そういう作業をベースにしてPERTチャート*にイベントを並べて具体的な北方領土返還戦略をたてたらいい。仕事は段取り八分、やり方次第である。方法論を間違えているから70年間ロスしてしまった。

 もちつもたれつの関係を解消する時期に来ているのではないか。このまま「お願い」運動をしても進展はない、千島歯舞居住者連盟の二人もそう言っている。具体的な領土返還論、返還戦略を自分たちで真摯に議論して、公表したらいい。政府の外交政策と真っ向から衝突するよ、そういう覚悟がないなら現状維持、「お願い」返還運動で満足するしかない。他人任せにしていたからこういうことになる。
 弊ブログ#195を参考にしてもらいたい。そしてわたしの案を鼻で笑えるような具体的なシナリオを考えだして公表したらいい。返還運動を政府任せにしてはいけない、どうしてほしいか各人がそれぞれ考え抜いて、具体案をまとめ上げて表明したらいいのである。

*KJ法:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/KJ

*ワークデザイン法:日本創造学会
http://www.japancreativity.jp/category/work-design.html

*PERT chart:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/Program_Evaluation_and_Review_Technique



*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012

#2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012

#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012

#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー



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#4024 気温14度:鳥の囀る原野を走る Jun. 30, 2019 [85.サイクリング]

 朝は昨夜の雨で道路がぬれていた。お昼近くになって道路が乾いてきたので、サイクリングに出かける。原野はホーホケキョ、ジージー、チチチチといろんな鳥が鳴いている。家にいてもカッコーカッコーと聞こえてくる季節になった。
 2時の気温15.4度、風速4.7m/m、湿度79%

 サイクリングにはちょうどよい気温だ。Cコース22㎞を走った。

SSCN2756.JPG 
 緑の線を左折してオホーツク海へ出る2200mの直線は、時速32-36㎞で走り抜け、最後の下り坂では時速55㎞まで出たところで速度ダウン。転倒したら大けがになる。

 Cコースは根室高校前(緑色の左下の端点)を走り、左に折れてオホーツク海へ向かい、海岸沿い(青色)を走り、右折して原野へ戻り、青色と緑色の合流点を直進して最東端のゴルフ場の前を通り太平洋へ出る。そこから太平洋沿いに5㎞走ると根室高校正門前にでる。

①道端は白い花が一杯咲いている
 根室高校前から4300m地点、オホーツク海へ出てから580m地点
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②ピンクのぼんぼりの花、レンズは西側を向いている。野の花は強いね。
 上の写真と同じ場所
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③国後島は見えない、レンズは北の方角を向いている。プーチンと安倍総理の会談があったが、まったく進展なし。送信によれば千島歯舞連盟の根室支部長宮谷内さんと副理事長の河田さんは怒っていた。石垣根室市長のみ、日露共同経済活動構想で進展があったとコメント。二島返還も難航して共同経済活動へ先祖返り。返還運動団体と根室市長はお別れの時が来ている。
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④まるでサイクリング専用道路だ、信号はないし、車も見えぬ。
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⑤船着き場
 オホーツク海のでてから1640m地点。奥の方まで歩いて写真を数枚撮る。
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⑥海水はきれいだ
 一眼レフなら偏向フィルターで水面の乱反射を消すことができるが…肉眼では海底の小石がはっきり見えている。あ、サイクリング用のサングラスをレンズの前にかざしてとれば偏向フィルター代わりになることに気がついた。今度試してみよう。
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⑦これはちょっとまし、水底が見える
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⑧水底が写った。角度のせいだろう。太陽は右側からだから、反射がない。コンデジでもこういう撮り方をすれば水面の乱反射がなくなる。
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⑨牛
 根室高校前から8000m付近、オホーツク海から原野へ右折して200mほど坂を上ってきたところ。50頭はいたな。
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⑩風車
 奥の方に風力発電施設が2基見えている。左側の方の風車は羽が折れているように見える。
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⑪車の影もない
 原野の中は信号もないし、車も滅多に通らないので、安全に走れます。
SSCN2892.JPG

 日本最東端のゴルフ場は、天気が良くなったのでたくさん人が出てました。いいスコア出たかな?
 ゴルフ場から右折して太平洋沿いの道路を走りますが、いきなり友知の下り坂です。ここも安全のために時速は55㎞まで。坂を下りきるとそこから海沿いの平地走行になります。時速32-36㎞で根室高校手前の登り坂まで軽快に飛ばしました。脚が慣れて来たようです。自衛隊分屯地周回コースも一回り。

 昨年の記録を見ると6月末までにロードバイクで391km走っています、今年はまだ221kmです。6割ですね。昨年ほど無理が利かないということ。
 ロードバイク 累計走行距離5043km


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