#5183 精子の数の減少と運動率低下は世界的な広がりを持つ Mar. 10, 2024 [19. 人口減少に関わる問題]
四人に一人が精子の機能に問題あり。
精子を凍結する人が少しずつ増えているという。若いうちに採取しておいて、必要になったら使おうというのだが、そうは問屋が卸さない。
30歳の人が凍結保存して、10年後の40歳になって解凍して保存精子を使おうとすれば、解凍時にかなりの精子が死んでしまうそうだ。運動率も低下してしまうことがわかっている。40歳の自分の新鮮な精子と10年前に採取して液体窒素で保存してある精子を解凍したものと、どちらがいいのかデータがないということ。歳をとるほど、遺伝子は傷がつくから、遺伝的な障害の発生確率も大きくなります。
さて、ここで問題です。なぜ男子の精子の数が減り、運動率が低下するというようなことが世界的な規模で起きているのかということ。
この記事では、精子の状態が低下する可能性がある6つの習慣を上げています。
①サウナ通いが好き
②下着は毎日ブリーフを履く
③膝上でパソコン操作をすることが多い
④自転車によく乗る
⑤育毛剤(飲み薬)を飲んでいる
⑥なるべく禁欲している
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精子の機能低下を招く「習慣」が六つリストされていますが、睾丸に熱がこもるような状態が長いほど問題が生じるということのようです。
自転車はインポテンツ防止用のサドルがでてます。尿道付近を圧迫して血流が悪くなって勃起力が落ちるそうですから、それを避けるためにサドルの真ん中に溝を切って尿道を圧迫しないものを利用しましょう。
禁欲もよろしくありません。精子の生存期間は3~4日です。長期間溜まったままだと運動率が落ちてしまうそうです。健康のためにも毎週数日はセックスしろということ。
若い男子には性欲が薄い人が増えているようです。非正規雇用で低賃金にあえいで経済的な問題でパートナーを見つけるのをあきらめた人、草食男子でもともと異性への関心や欲求の薄い人が増えているようですね。これでは年頃の女性がかわいそうですよ。
大気汚染、海洋汚染、河川の汚染、飲み水の汚染、いろんな物質が環境にばらまかれて、結局人間の体に取り込まれます。空気を吸い、水を飲み、食べ物を食べないことには人間は生きられません。
汚染物質には、放射能、さまざまな化学物質、マイクロプラスチック、大気汚染物質など、数限りなくあり、現在進行形で汚染が広がっています。とくに海洋のマイクロプラスチック汚染がひどい。紫外線と波の力でぶんかいされてどんどん小さくなり、海藻やプランクトンに取り込まれ、それを小魚が食べ、より大きな魚がそれを食べ、水鳥が魚を捕食し、人間が魚を食べ...という風に。
環境ホルモンも生殖機能に異常を起こす重要な原因物質でしたね。ベンゼン環をもった化学物質のほとんどが環境ホルモン様作用をもつようです。
まもなく蛍光灯の製造も販売も全世界的に禁止になるようです。まずは現実を知ることからです。高校の死後の教科書に海洋汚染を取り扱った章がありました。マイクロプラスチックが海流の関係であちこちにカタマリをつくっています。日本の国土面積よりも大きい。
中高生に関心を持ってもらいたいテーマです。
*海上保安庁「令和3年海洋汚染の現状」
*2023/10/12朝日新聞「海洋ごみ問題の現状 解決に向けた取り組みと、今私たちにできることとは」
何をしてはいけないのか、そして今何をしなければいけないのか、わたしたち一人一人の問題でもあります。
この本は出版された年に読みました。内分泌攪乱物質による汚染で、魚のオスがメスになってしまいます。オスの機能は実にデリケートです。
精子を凍結する人が少しずつ増えているという。若いうちに採取しておいて、必要になったら使おうというのだが、そうは問屋が卸さない。
30歳の人が凍結保存して、10年後の40歳になって解凍して保存精子を使おうとすれば、解凍時にかなりの精子が死んでしまうそうだ。運動率も低下してしまうことがわかっている。40歳の自分の新鮮な精子と10年前に採取して液体窒素で保存してある精子を解凍したものと、どちらがいいのかデータがないということ。歳をとるほど、遺伝子は傷がつくから、遺伝的な障害の発生確率も大きくなります。
さて、ここで問題です。なぜ男子の精子の数が減り、運動率が低下するというようなことが世界的な規模で起きているのかということ。
この記事では、精子の状態が低下する可能性がある6つの習慣を上げています。
①サウナ通いが好き
②下着は毎日ブリーフを履く
③膝上でパソコン操作をすることが多い
④自転車によく乗る
⑤育毛剤(飲み薬)を飲んでいる
⑥なるべく禁欲している
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上の表は、「精子の状態が低下する可能性がある習慣リスト」だ。順を追って説明しよう。まず、①の頻繁なサウナ通いは、精子の状態が低下する可能性がある。定期的にサウナに通い、サウナ→水風呂→外気浴と温冷交代浴で体を“ととのえる”「サ活」がブームだが、特に妊活中はNG。週に2回、1回15分のサウナに入ることを3カ月続けると、精液の状態が悪くなるというデータがある。サウナ通いをやめても、正常に戻るには3カ月では足りず、半年もかかるとされる。
「精巣は熱によるストレスに非常に弱いため、鼠蹊部は締め付けず、精巣を温めすぎないことが大切です。特に妊活中は、サウナ同様、長風呂もできるだけ控えて」(プリンセスバンク・香川則子さん)
②、③も同様の理由からNGだ。②のブリーフやビキニ、ボクサーパンツなどは精子の状態が低下する可能性がある。ぴったりした下着は精巣の温度を上げたり、血流を圧迫したりするためだ。また③膝の上にPCを載せて作業をすると、PCの発する熱で精巣付近が温められ、精巣機能が低下するとされる。
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だが、精子の加齢は、てんかんの発症率が上がったり、未熟児が生まれやすくなったりするなど、生まれてくる子どもの健康に関係することが最近の研究でわかってきている。
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精子の機能低下を招く「習慣」が六つリストされていますが、睾丸に熱がこもるような状態が長いほど問題が生じるということのようです。
自転車はインポテンツ防止用のサドルがでてます。尿道付近を圧迫して血流が悪くなって勃起力が落ちるそうですから、それを避けるためにサドルの真ん中に溝を切って尿道を圧迫しないものを利用しましょう。
禁欲もよろしくありません。精子の生存期間は3~4日です。長期間溜まったままだと運動率が落ちてしまうそうです。健康のためにも毎週数日はセックスしろということ。
若い男子には性欲が薄い人が増えているようです。非正規雇用で低賃金にあえいで経済的な問題でパートナーを見つけるのをあきらめた人、草食男子でもともと異性への関心や欲求の薄い人が増えているようですね。これでは年頃の女性がかわいそうですよ。
大気汚染、海洋汚染、河川の汚染、飲み水の汚染、いろんな物質が環境にばらまかれて、結局人間の体に取り込まれます。空気を吸い、水を飲み、食べ物を食べないことには人間は生きられません。
汚染物質には、放射能、さまざまな化学物質、マイクロプラスチック、大気汚染物質など、数限りなくあり、現在進行形で汚染が広がっています。とくに海洋のマイクロプラスチック汚染がひどい。紫外線と波の力でぶんかいされてどんどん小さくなり、海藻やプランクトンに取り込まれ、それを小魚が食べ、より大きな魚がそれを食べ、水鳥が魚を捕食し、人間が魚を食べ...という風に。
環境ホルモンも生殖機能に異常を起こす重要な原因物質でしたね。ベンゼン環をもった化学物質のほとんどが環境ホルモン様作用をもつようです。
まもなく蛍光灯の製造も販売も全世界的に禁止になるようです。まずは現実を知ることからです。高校の死後の教科書に海洋汚染を取り扱った章がありました。マイクロプラスチックが海流の関係であちこちにカタマリをつくっています。日本の国土面積よりも大きい。
中高生に関心を持ってもらいたいテーマです。
*海上保安庁「令和3年海洋汚染の現状」
*2023/10/12朝日新聞「海洋ごみ問題の現状 解決に向けた取り組みと、今私たちにできることとは」
何をしてはいけないのか、そして今何をしなければいけないのか、わたしたち一人一人の問題でもあります。
この本は出版された年に読みました。内分泌攪乱物質による汚染で、魚のオスがメスになってしまいます。オスの機能は実にデリケートです。
環境汚染物質に関する古典的な本です。動物生態学者のレイチェルは、巨大化学メーカーと戦いました。孤立無援で、化学メーカーから研究費をもらっている御用学者たちからさんざん叩かれましたが、屈しませんでした。高校生に読んでもらいたい。
2024-03-10 18:55
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