SSブログ

#4920 基礎代謝量の測定 Jan. 29, 2023 [36. 健康]

 40年以上も使った体重計はアナログでへたってきて、測定値がおかしいようなので、オムロン体重体組成計HBF-214を購入した。昨日届いて、就寝直前、お風呂上り時に測定してみた。お風呂上がりだから、身体は温まり、代謝量がアップしていると考えられるので、朝の測定値がどうなっている乗ってみた。

 体重 59.0kg
 体脂肪率 21.4%
 内臓脂肪レベル 6 (1~9が標準)
 骨格筋率 33.2%
 体年齢 48歳
 基礎代謝量 1434kcal/day
 BMI値 20.1

 昨夜の基礎代謝量は1463kcalだから、29kcal下がった。
 体年齢は基礎代謝量からの計算値であるから、昨夜の43歳から48歳に上がったのは仕組みから考えて当然のこと。

 体重計も測定器だから、ディテクターで体重を検知して、データ処理部で計算し、液晶ディスプレイに結果をアウトプットしている点では、マイクロ波計測器や臨床検査機器と何ら変わるところがない。検知部とデータ処理部とインターフェイス部の三つの部分から構成されている。

 気になったのは、基礎代謝量をどのような仕組みでディテクトし計算しているかということ。
 タニタやオムロンの体重体組成計は、微弱な電流を流して「生体(電気)インピーダンス法」という方法で体組成を測定している。だから、片足に電極が2つずつついている。そして電気的な測定のために単4の乾電池が4個。

 青字をクリックすると、基礎代謝値の測定はどうやら筋肉量からの計算値のようだから、お風呂上りとか、暖かい布団から出た直後でも変化なしと言えそうだ
 身長、体重、体脂肪率、骨格脂肪率などから筋肉量を計算しているのだろう。「生体インピーダンス法」は簡便な方法で、測定誤差が大きいもののようだ。だから、測定値がその都度これぐらいバラツキがでるのはいたしかたなしということ。体組成値は体の変化の推移を表す「目安」と考えよう。

 データ処理部で計算をしているのだろうが、その計算式の下になるデータ群(実測データのライブラリー)があるはず。それが100人なのか10000人なのか、データのばらつきσはどの程度なのかがわかると、どれくらい実際の値から離れている可能性があるのかよくわかる。ネットで検索してみたが、そういうデータにはヒットしない。タニタもオムロンもそうしたデータをもっているだろうが、企業秘密なのだろうか?

 1987年ごろのことだが、SRL八王子ラボでは結石の分析には日本電子(株)の赤外分光光度計を使っていた。結石を砕いて、セイコー社のアームロボットで五円玉のような穴の開いた金属板の穴の部分に圧力をかけて固め、赤外分光光度計でその組成を分析する。メーカには赤外分光光度計の測定値と、物質のライブラリーデータがあって、それとサンプルの測定値をぶつけて、成分分析をする。測定結果の精度に関わってくるので、ライブラリーのたしかなメーカを選ばないといけません。

 東京へ越してきてから、バスに乗る、歩く回数がずいぶん増えたので、大腿筋の筋肉量が増えた可能性はあります。上半身は2006年にスキルス胃癌の手術をして以来、筋肉がた落ちのままです。
 極東の町では二階と一階を上がり降りするだけで、ふだんはほとんど外を出歩かない。たまに散歩する程度だった。スキルス胃癌で手術をする前までは、懸垂8回くらいで来ていましたが、40日入院して手術をしてからは、1回も上がらないのです。10kgほど体重を失いましたが、その大半が筋肉でした。運動すると筋肉がついて太るタイプだったんです。だいたいも細くなりましたが、上半身の筋肉がごっそり落ちた感じです。

 冬の雪かきはとっても運動にはなってました。3時間も4時間もしていることがよくありました。氷点下の気温の中、北西の季節風が強く吹き付けていますが、いつも汗びっしょり。家の前にバス停があったので、バス停の除雪もついでにしていました。とにもかくにも、汗をかくのは愉しいもの。おや、何人かクスッと笑った人がいますね(笑)

*「体組成分析の基礎と応用」



にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。