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#4618 釧路教育長の議会答弁:標準学力テストについて Sep. 22, 2019 [8. 時事評論]

 釧路市議会で、標準学力テスト実施に関する共産党市議からの質問に、釧路教育長が真正面から答えている。
 令和3年9月17日の釧路新聞より引用。
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 西村雅人氏(共産党)は市が独自に行っている標準学力検査について、「児童・生徒を過度な競争に駆り立て、教職員の負担増にもつながっている」として、今年度限りで廃止するよう求めた。岡部義孝教育長は「基礎学力を測るもので、競争させる考えはまったく持ち合わせていない。また、結果に基づく授業改善は教師の本文と考えている」とし、「子供たちの将来の選択肢を広げるためにも基礎学力は欠かせないものである、やめる考えはない」と答弁した。
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 釧路市は平成24年(2012年)12月に基礎学力保障条例を制定し、翌1月から実施している。この時期には全国で子どもたちの学力低下に危機感を抱いた市民による類似の条例制定や学力向上運動が広がっていた。

 超党派の「釧路市基礎学力問題研究議員連盟」と「釧路の教育を守る会」が連携して案を練り、市議会での議決にまでもっていった。その後、月田光明市議や金安潤子市議などよって8年間にわたって市議会でフォローアップが行われ、教育長と基礎学力保障条例の徹底に関して議論を続けている。ミュージカルグループ「キッズロケット」を主宰している金安市議は「基礎学力問題のジャンヌダルク」と言われている。ああ、公務員アォード賞を受賞した大越拓也市議も教育問題で頑張っている。
 そういう中で、唯一基礎学力保障条例制定に反対した政党からの相変わらずの同じ趣旨の質問に、教育長が答弁したもの。

 教育長の岡部さんは元釧路市役所職員である。「釧路の教育を考える会」の会長である角田さんも元釧路教育長。地域の子どもたちの学力低下に危機感を抱いたさまざまな職業の人たちが「釧路の教育を考える会」に2010年に自然に集まった。あれから11年間、坦々と子どもたちへの基礎学力保障に何ができるか市議会を通じて活動している。小4程度の「読み書き計算」能力をあまねく子どもたちに保障するために、わたしたち大人が何をしなければいけないのか、考え、行動し続けている。

 全道でやっているふだんの学力テストでは、釧路市内の中学校のよりも根室の市街化地域の中学校ほうが、平均点が高い。それでも根室は教育委員会も市長も市議会も子どもたちの学力低下に危機感が感じられない
 具体的なデータを貼り付けておくので、興味のある方はご覧いただきたい。根室の2校が最下位である。別海中央中学校は根室の中学校よりもずっと高い。
*「#4099学力テスト総合A28校科目別データ Oct.11,2019

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 釧路市議会の教育問題に関する論戦は熱くて面白い。(笑)


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