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#4440 高3土曜日長文読解トレーニング Dec. 27, 2020 [49.3 高校英語教科書を読む]

 先ほど年賀状を書き終わって本局へ行って出して来ました。外にあるポストでなくて、中へ入ると年賀状専用の大きな白い箱があり、市内と市外に分けて投函できるようになっています。そちらへ入れたほうが、局員は仕事がしやすいでしょうから、そちらへどうぞ。

 さて、昨日12/26に今年最後の授業をしました。参加したのは私大を受験する2人と看護専門学校受験の高3生3名。2か所ほど、質問が出ました。なかなかいい質問だったので紹介します。テクストはVividⅢ「Lesson 6 Etymology: Wonders of Words(語源:言葉の不思議)」です。ちょっと長いけど、段落ごと引用しておきます。
 いつも通りに、5回読んで輪番でチャンクごとに頭から日本語にしてもらいました。日本語にできたら、それをイメージしてまた5回音読。和訳につかえたところは解説するという方式。5回+5回で10回読むので、最後に近づくにつれて、高速音読で、ずいぶんと滑らかになります。教える方はよくなっているのがはっきりわかりますから、力がアップしたことを実感できたのではないかと思います。
 今回は段落ごとの要約もK君にやってもらいました。本番の試験では段落ごとの粗筋をつかまえながら読めたら点数が上がります。


(1) The second type is the raising if words' meanings , or their becoming mor positive. For example, "nice" came into English in the 1300s, meaning "foolish" or "ignorant." It latar developed other negative meanings, such as "showy," "fussy," or "lazy." But gradually other senses developed. To be "nice" could mean that you were"well-dressed" or you were"partiqular" or  "careful" about things. In the 1700s, the word developed a wide range of positive meanings, such as "agreeable," 
 "pleasant," "kind," and "attractive," and these are the ones we are familiar with today.
 
 生徒がつかえたのは the ones のところです。中学でも高校でも不定代名詞の説明を具体的にしていないようだから、英語が苦手の生徒にとっては扱いに困るのでしょうね。
 these are the ones we are familiar with today.
 元の単純な文章に書きなおしてみます。
① these are the ones (the onesがある)
② we are familiar with the ones today. (わたしたちはthe onesに慣れている)
 これが関係代名詞でつながれると、つぎのようになります。
③ these are the ones (that) we are familiar with today.
 そして目的格の関係代名詞が省略されるから、
  these are the ones we are familiar with today.

 あとは不定代名詞の the ones が何を受けているかですね。定冠詞theがあるから既出の名詞で2個以上のものを指しています。「 "agreeable,"  "pleasant," "kind," and "attractive,"」の4つを受けています。
 niceに9個の意味があるとして、その内の4つを指しているので、定冠詞がついています。

 oneの使い方は、たとえばバラの花が10本あれば、その中の一つというときはoneが使われ、数本ならonesとなり、特定の1本なら the one 、特定の数本なら the ones ということになります。

 次の段落は2か所ありました。
(2) The last type is the narrouwing of words' meanings, or their becoming less general. In old English, tha word "mete" (spelled 'meat' today) meant any kind pf solid food. So we sometimes use the expression "one man's meat is another man's poison." But today "meat" is usally the flesh of certain kinds of animals, and seldom keeps the older meaning. Only a small part of the original meaning of "meat" is now used.

 一つはanyです。日本語にしづらいのでどう処理したらいいのかと質問がありました。anyはsomeと対比してみたらよくわかります。someは「何かあるが、輪郭がぼやけていてはっきりしない」というイメージ、anyは「何でも、どれでも、開いている」というイメージの言葉です。
 だから、「any kind pf solid food」は「固形の食べ物ならなんでも、どれでも」ということ。

 二つ目はわたしの方からの質問です。
「"one man's meat is another man's poison." 」
 これはどういう意味ですか、使われる場面の説明を試みてください、というもの。
 英文読解は書き手が脳内にイメージしたものを自分の脳内に再現する作業です。書き手がどういうシーンをイメージしているのでしょうということ。英語の単語を辞書を使って日本語の単語に置き換えるのは結構ですが、言っていることが具体的に理解できなければ「読んだ」ということにはなりません。

 このように書いたらたらどうですか?場面が理解できるのでは?
 One man has meat but another man don't have none.
 A君が食べ物たくさん持っているのに、B君は何にも食べ物がない、だから、A君がたくさん持っている食べ物はB君には目の毒ということです。

 音読中心の授業は体力が要ります。(笑)
 もちろん生徒も同じですよ。2時間ノンストップでやるので、腹ペコになったでしょう。
 これで、2020年の師走最後の授業が終わりました。生徒がいるから英語の授業が楽しめます、今年最後の授業とっても楽しかった。

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