SSブログ

#4410 河合塾共通試験模試11/21:PCR検査の学術的なトピック Nov. 27、2020 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

 今朝6時の気温は-2.4度だった。雨水受けのバケツ2個のうち日陰にある方は厚さ3㎜の氷が張っていた。極東の町根室は日没が早く午後4時ころには暗くなり始める。その時間の変化が季節の移ろいそのもの。

 21日(土曜日)に河合塾の共通試験模試が実施され、2人の塾生がトライした。理系の大学へ進学する生徒と医学部進学の生徒の二人である。理系大学進学の生徒はもちろん数学が得意、英語が嫌いで勉強の手を抜いてきたが、いまはそんなことは言ってられない。長文読解速度を上げて安全圏に逃げ込む努力をしている。勉強している姿をその都度観察しているが、はっきり集中力がアップしている。先週は模試で土曜日の英語長文読解トレーニングに出席できなかった。今週も土曜日に2時間やる予定だから、英語が苦手の3年生4人がくる。何度言っても嫌いな英語については暖簾に腕押し、やらなかったが、みんな最近になってよく勉強するようになった。必要は発明の母か。言わなくてもよくなった。言われて勉強するのは「おこちゃま」、言われなくてもやるのが大人、ようやく大人。根室の子どもたちは高校3年生の11月ごろにようやく大人になるタイプが多い。(笑)
 河合塾の模試問題は共通試験よりも難易度が高いから、医学部受験にはこの模試で8割確保したいところだ。8割点数が取れたら、本番の大学共通テストのころには9割まで伸びる。自己採点して、気になっていた数学が8割を超えてほっとしていた。物理が79。化学が6割台なので課題。
 英語力を落とさぬように多少難易度の高い長文問題でトレーニングしているから英語は問題なしなのだろう。どうだったか報告すらしない。時間内に余裕をもって全問処理できるレベルにすでに到達している。英検準一級に余裕をもって合格するにはまだ語彙力が不足しているから、語彙拡張もスマホのアプリで毎日少しずつしている様子。そつのない奴だ。(笑)

 北大医学部は共通試験で9割とっておく必要があるから、7割以下の科目があれば致命傷になる。十分わかっているから、対策を考え、なんとかするだろう。
 北大と旭川川医大にはそれぞれ地域推薦枠がある、どちらにするか迷っただろうな。旭川医大は「道東推薦枠」がある。道東で地域医療を担う人材をピックアップするための制度だ。将来、根室で地域医療を担うつもりのかれにはぴったり、自分用の「オーダーメイド」の推薦枠に見えているだろう。明日、小論文と面接試験がある。旭川でCOVID-19PCR陽性が激増しているので、気にしていた。面接でCOVID-19が話題になるだろう。

 昨日、COVID-19のPCR検査に関して学術的に面白いサイトを見つけたので、概要を話したらこの生徒が興味をもったので、サイトのアドレスを教えた。
 PCR検査のもとになっているのは中国のたった1症例のみ。それもRNA抽出過程に問題があって、人間由来のRNAか病原ウィルス由来のRNAかも判然としない。たった21塩基を標的病原ウィルス由来のRNAだと断定して、SARSやMARSなどのコロナウィルスの遺伝子ライブラリーを参照して、3万塩基に拡張したものが世界中に出回って、スタンダードになっている。3月ごろに海外の文献を渉猟していた時にmodelingという言葉を時々目にしていたが、意味が分かった。21塩基を3万塩基にパソコン上で「modering」したのだ。だから、病原ウィルスの塩基そのものではない。PCR検査は通常30回から45回温度を上げ下げして、遺伝子を増幅して、標的には発光するマーカーがつくのでそれをカウントしている。何回増幅しても病原ウィルスが検体に含まれていなければ検出できないはずだが、PCR検査を発明した科学者自身が65回も増幅したら、全部が陽性になると言っていた。つまりは、現行のコロナウィルスPCR検査は疑義があるということをほのめかしているということ。その「モデリングされた遺伝子」情報でつくられたワクチンは大々的な詐欺のようなもの。ウィルスは分離もされていないし、別の人に感染させて再現性も確認されていない。もちろん、その後の工程である、感染させた人からウィルスを分離(isolation)、精製(purification)して最初のウィルスと同一であると検証もなされていない。コッホ三原則を満たしていないのである。どこかの研究機関がやるべきだが、研究機関や研究者には製薬メーカから恒常的に多額の研究資金の寄付がなされている。だから、製薬メーカーに意向に反する研究はしづらいし、数兆円の売上高、数千億円の利益が期待できる超大型新薬のレールに乗っている新型コロナワクチン発売に水を差すような発言はできない。大手製薬メーカを敵に回すことになる。だから、PCR検査発明者(ノーベル賞受賞)も、科学者としての良心が咎めるのでやんわり示唆しているだけ。そのあたりの事情は三十年ほど前にSRL学術開発本部で製薬メーカーとⅣ型コラーゲンと膵癌マーカー検査2つの検査試薬の共同開発を担当して、なんどか製薬メーカーがスポンサーのセミナーに出席した経験を踏まえたわたしの意見。
 国際的に提出された研究論文を丹念に追跡してそれぞれの文献の該当部分を紹介、そしてウィルスを分離したと噂の流れた研究機関や研究者へ問い合わせた結果、一つもウィルス分離に成功した研究はなかったと次のサイトにある。20分ほどのユーチューブだから、暇な人はご覧ください。
*【朗報】ポルトガルの裁判所、PCR検査は信頼できない&違法とする|nocco|note
 解説しているのは「めいこ」さん、頭の回転が速い人です。なかなかの才女、このレベルの女子にはあまりお目にかかったことがない。三人目かな。一人は34年前にATCCのセミナーで同時通訳をしていた30歳前後の見目麗しい女性、もう一人は院生のときに先輩からお誘いを受けたお茶の水女子大との合コンのときの一人でした。こういうレベルの頭の回転の速い可愛い人が一人だけいました。

 閑話休題、医学部受験の生徒は月・火と二日間休んだ。祭日だった月曜日に別の模試を受けているときに具合が悪くなり、数学を受け終わったところで、あきらめて家に帰った。その後発熱するも、1日半寝たらすっかり回復、うらやましい体力だ。発熱が数日後だったら面接試験日とぶつかりアウトだった、ついているときはどこまでもツキが回る。

 道東推薦枠の合否発表は大学共通試験での得点を確認して最終選考がなされるので2月下旬になる。まだ合格実績はない。あとは北大受験のために大学共通試験で平均で9割の得点をめざすだけ。英語はずっと二次試験対策の勉強をしてきたようなもの、そちらは自信があるだろう。どちらかの医学部が今年は2次試験が英語のみ。ハラリのSapiensも読んだし、英作文千本ノックもライン配信でやった、なんだかうまくできている。


にほんブログ村

nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

麒麟

道東推薦枠であれば帯広柏葉・北見北斗・釧路湖陵あたりのトップ層との勝負になるでしょう。現役生であればここからはのびしろの大きい理科をどれだけ詰めていけるかが勝負だと思います。あとは国語で大きく失点しないこと、でしょう。センター試験本番の国語に泣かされる医学部受験生は枚挙にいとまがありませんので…
by 麒麟 (2020-11-28 12:00) 

ebisu

麒麟さん

さきほどNHKの「麒麟が来る」を見てました。原作は昨日読み終わりました。

ところで釧路湖陵は旭川医科大学に合格実績がほとんどありません。北見北斗も柏陽もほとんどないでしょうね。旭川東が圧倒的に強い。多い年度は17名も合格者を出していますが、道東推薦枠には応募できないので競争相手にはなりません。

旭川医大の道東推薦枠への応募は今回が初事例になっています。大学側が、道東の地域医療を考慮して地域限定推薦枠を設定しても、現実には応募がないのです。
だから、応募できる学力の生徒を育てることが、この地域の私塾と高校の一部の先生たちの役割です。連携しなければ、資質の高い生徒がいても学力が伸びずに終わります。

1学年に2-3人ぐらい、国公立大医学部を受験できる学力の生徒がいます。そういうレベルの学力の生徒を育てるという具体的な目標と戦略がないので、育てそこなっているんです。もったいないことです。
国公立大医学部へ進学できるほど学力の高い生徒が3人いれば、1人は医学部へ行きたいと思うかもしれません。
北大(医学部除く)ですら、現役合格は数年に一人です。
根室高校から国公立大医学部への現役合格はまだ一人もいません。できないと思い込んでいます。目を覚ましてもらうために仕事してます。(笑)
by ebisu (2020-11-28 15:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。