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#4405 土曜英語長文特訓授業 2nd Nov. 21,2020 [49.3 高校英語教科書を読む]

 数学が得意で英語が苦手の高校3年生4人に長文読回特訓をしている。簡単な英文を音読しながら英文の流れのまま意味がつかめたら、2倍以上の速度で読めるようになる。
 高3の生徒たちは若いから、順応性が高く2回目なのにずいぶん慣れてきた。簡単な英文はそのまま意味が脳裏に浮かんでいるようだ。教科書程度の文がそのまま読んで意味がつかめたら、複雑な構文は何度も読み返して考える時間がとれることは、数学の問題を解くのと一緒だ。標準レベルの問題をほとんど考えずに手順通りに高速で解けたら、難易度の高い問題に時間を割くことができる。同じことを長文読解でやっているだけ。


 今日は一人参加できなかった。河合塾の「共通試験模試」を受けているからだ。医学部受験生と理系大学進学の生徒がこの模試を受けた。

 3回大きな声で読んで、その後輪番で頭からスラッシュリーディングで消化していく。標準的な文は時系列や論理的な順序で並んでいるので、英文の流れのまま読める。
 中学校と高校で、「和訳」に慣れてしまい、英文の流れを日本語文章の流れに無意識に組み替えてしまうのでその癖を断ち切るのが1~3回の目標。若い人たちは素直で順応性が高い。こちらが予想したよりも「頭から読む技」をすーっと吸収してくれる。あと2回もやれば、第5回目には実際の受験問題を使って難易度の高い構文の読み取り方をトレーニングしてあげたら、英語は偏差値60くらいになりそうだ。12月中にそういうレベルまで遮二無二持っていくつもりだ。休日にしている水曜日もやるかも。週2なら余裕で12月末には終われる。
 難易度の高い構文の解析はカテゴリー「Sapiens」で50ページ分アップしてあるから、それで勉強してもらうのもいい。大学院受験でもOKだよ。

 2時間の授業があっという間に終わる。誰もぶーたれない。英語アレルギー症状は完全消滅した。愉しそうな顔してるからわかる。

 去年10回やった特訓は効果が持続しなかったが、さすがに受験が3か月後に迫ってくると、やる気が違う。鉄は熱いうちに叩けだ。

「先生、この頃英語表現、教科書がすっと頭に入ってくる」
 それはこのところめずらしく英語の勉強(長文読解)してたからだろう。効果がほんとに出るのはまだこれからだよ。英語の偏差値が数学の偏差値を上回るやつが出てくる。鬼に金棒だ。(笑)
 ああ、この特訓も「補習特訓」だから、授業料はタダ。苦手の英語を克服できたと喜んでもらえたらうれしい。仕事は手を抜かず、生徒もわたしも愉しみながらやる。


<ライン配信による英作文千本ノック終了>
 1月14日から高3年生対象にライン配信で英作文千本ノックをやっていた。153回目で1000題を超えたので、先週金曜日の配信で終了にした。
 すでに450回分およそ3400題作成済みだから未配信のものが300回分ある。プリントするとA4判で460頁あるから、本にすると900頁の英作文問題・解説集になっている。英文例と解説は、NHKラジオ英会話、大西泰斗先生が担当している講座のものを利用している。
 1万題になったら、別の世界が見えるかもしれない。




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