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#4406 英語:あと2か月、入試まで力の維持のために何をやるか Nov. 24, 2020 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

 医学部受験生が先週から「やっておきたい英語長文700」をやり始めた。一月半前に『Cutting Edge 2020』を10日間ほどでやり終えていた。予想してたより速かったね。
 『Cutting Edge 2020』は327~605 wordsの長文だけの問題集で、受験問題に慣れておきたいと時間を計測して全問解いたので、速度アップトレーニングになった。本人は、所定の時間内に余裕をもって処理できることを確認している。それから何もしていないと力が落ちかねないので、自分で問題集を探してきて、先週から『やっておきたい英語長文700』をやり始めた。採録されている入試過去問題数は15である。このシリーズには『やっておきたい英語長文1000』というのがあるが、なぜそれではないのか尋ねたら、「(医学部受験のわたしには)必要ありません」とのこと。Z会の長文問題は文構造も語彙数も「700」よりは上、それも解いているから十分な量だ。「700」というのは単語数が634~902だから、その平均が約700語ということから命名したのだろうか。これぐらいの単語量の長文に慣れていないと、800語超の問題が出題されたときに、その量に気圧(けお)されかねない。’Sapiens’の原書講読も複雑な箇所だけは構文解析をしながら50頁ほど精読したし、受験長文問題もやったので、臨機応変に対応できるだけの力はついている。すこしだけ心配性のところがあるが、それもいいところかも。つまり、謙虚。(笑)

 「700」の中身を見たら、時事問題が多い。グローバリズム、環境問題、テクノロジー、経済問題など、普段から新聞やネット記事を検索して周辺知識を仕入れている受験生とそうでない受験生はお話にならぬほど差がつく。取り上げられているトピックスに関する周辺知識が薄いととても不利になる。受験勉強だけでいっぱいいっぱいになっている生徒と、能力の高い生徒をより分けるにはこの手の時事問題に絡んだ長文が適している。都会ならキオスクでJapan Timesを変えるので、その記事の中から適当なものを選んで読むのがいい。都会の住人ではない高校生は、弊ブログのカテゴリー欄に「74.高校・大学生のためのJT記事:ニムオロ塾:SSブログ (ss-blog.jp)」があるので利用したらいい。南極大陸の平均2400mの氷が溶けだしたら何が起きるのか興味ありませんか?旧聞に属しますが、英国首相のサッチャーはフォークランド紛争のときに敢然と軍を送って直ちに反撃したことは北方領土問題や竹島問題尖閣列島などでのもめごとと比較して読むととても面白い。ずいぶん前に授業で採り上げて解説したJTの記事を数十本アップしてあるので、そこから選んで読んでください。

 この生徒は6年間の日本語音読トレーニングで質の良い本を幅広く15冊選んで読んだので、それが基礎的な力になっている。地域医療問題や年金、国債発行残高、グローバリズム、地球温暖化などについても、授業中に問題を解きながら議論してきた。この生徒は数学の問題を解きながら、かなり高度な議論にもついてこられる。集中が強くなると返事がなくなるのでストップ。聞こえなくなるのだ。だれでも集中力がアップするとそういう状態になる。
 最近は、英語が苦手だった高3の生徒たちが英語の問題を解いているときにそういう状態に時々なっている。若いというのはいいことだ。突然変わってしまう。

 

 「英作文千本ノック」は予定の1000問題を超えたので、ライン配信を終了した。後は自分で勝手にやったらいい。
 すでに3400題分、A4判で460頁の問題・解説集ができあがっている。本にすれば900頁を超える。大西泰斗先生のNHKラジオ英会話から文例と解説をいただいている。
 面白くてやめられず、まだやり続けているから、5000題には届くだろう。願わくば10,000題を超えてみたい。別の世界が見えてくような気がする。愉しい!(笑)


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