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#3781 よさこいソーランと根室太鼓の演奏 July 14, 2018 [87.根室の話題]

 7時半から、緑町2丁目交差点付近で3グループのよさこいソーラン演舞があった。「四島踊り隊」「歯舞中学校3年生15人」と「啓雲中学校3年生50人くらい」の三組。

 四島踊り隊は小学生から60歳までのグループ18人(今日の出演者数)だそうで、札幌のよさこいソーラン祭りに出場している。2曲目はアレンジしたソーラン節でチャップリンの扮装で踊った。ちょっと変わったテイストのよさこいだった。
 歯舞中学校は9年前「タクヤとカズキ」の時代*には30人ほどいたのではなかったか、15人という人数にびっくりした。歯舞で仕事していても根室市街地から車通勤する人が増えているので、郡部のほうは子どもの人口減少が激しいようだ。人数は少なかったが元気のよいきびきびした踊りだった。
*#2132 歯舞 コンブ浜 晩秋  Nov. 18, 2012
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-18


 啓雲中学校も70人ほどいたのが50人を切るようになっている。少し太った生徒が元気に躍っているとおもってよくみると、体育の先生がおそろいの法被を着て一緒に飛び跳ねていた。とっても楽しそうだった。(笑)

 夜店が出ており、観客は300人ほど集まってにぎわっていた。よさこいソーランが終わると100人くらい帰ってしまった。子どもの演舞を見に来ていた親たちだろう、連れて帰らなければならない。
 8時ころから根室太鼓の出番だった。ひとり顔の小さく目のぱっちりした外人女性が太鼓をたたいていた。ケルシー・エリザベスさん、ALTでニュージーランドから来ており、8月に帰国の予定だという。このチームに所属して2年間和太鼓を叩いたが、これが最後。技術レベルの高いメンバーと一緒に練習できたのは幸運だっただろう。
 2曲目だったかな、中央にドラムのように4個の太鼓が並べられ一人で叩くと、それに合わせてほかの太鼓が鳴り始める、とってもかっこよかったね。アスファルトを伝わって振動が体とこころを震わせる。低周波のあの振動が和太鼓の凄さの秘密だろう。10人で叩いているのに音がピタッとあう、なかなかああはいかない。
 3月に東京多摩センターで3組の和太鼓の競演を聴いた。ときどき音がばらついていたので、根室太鼓の技術レベルの高さがわかった。S藤さん、あれだけ太鼓叩いているからすごい運動量のはずなのに、一向に痩せないね。それとも名人クラスの腕前になると無駄な力がはいらないから運動量が小さくなるのかもしれない。(笑)
 元気にチームを引っ張っている、こういう人がいるから技術レベルが上がるし、和太鼓チームがレベルを上げながら継続する。そのうちに二人目のS藤さんが現れ、バトンを受け取るのだろう。百年後にもっとすごいことになっていたらいいね。

 わたしは18歳まで根室にいて、それから35年間東京暮らしだったが、根室太鼓はその35年間のどこかで始まった、金刀比羅神社祭りの先太鼓を叩いた誰かがはじめたのだろう、年季が入って見事なものだ。根室の伝統文化の一つに数えたい。
 速いものだ、ふるさと根室に戻って16年目、あと1年余で「東京35年・根室35年」のフィフティー・フィフティとなる。

<余談:文武両道>
 太鼓が大好きな看護学校志望の高3が四月からきているが、数学の勉強も熱心で、先日「数検準2級」に合格したと喜んでいた。受験勉強で忙しい時期なのに太鼓も数学も両方頑張り通している。いま英語の勉強に力を入れ始めたばかり、どこまで成長するか楽しみ。20年後には根室太鼓の主力メンバーの一人かもしれないな。受け継ぐものがしっかり育っている。

 帰り道、合同庁舎前の温度計をちらりと見たら12度、極東の町の7月の夜はまだ寒い。


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