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#3728 根室沖巨大地震M7.8~8.5:今後30年間で80%の確率 Apr. 21, 2018 [89.根室の過去・現在・未来]

 HBC(東京ではTBS)番組「報道特集」(土曜日午後6時)で標記巨大地震の可能性がとり上げられた。浜中町は避難道路が海岸線に沿って伸びているので、現実に避難が可能かどうか検証が必要なようだ。お年寄りの運転で避難場所まで車で走ったら13分かかった。実際に地震が起きたときにはこんなに短時間では行けない。逃げるときにもっていくものを考えるだけで、数分たってしまうし、片側一車線の道路だから渋滞が起きる。避難時には反対車線も使えるようにルールを決めておかなくてはならない。
 四百年前根室沖巨大地震では24mの高さの津波が全道各地と東北地方を襲った。(弊ブログ#3665参照)

<浜中町・厚岸町>
 浜中町の人口は6千人だから、3人で1台の車に乗るとすると最大2000台が海岸線に沿った道路を高台へ向かって走ることになり、渋滞が起きるだろう。地域ごとに避難場所と避難経路をあらかじめ決めて訓練しておきたいものだ。実際に1000台くらいで分散避難訓練ができたら様子がわかる。無理なら、別の場所の高台まで道路を整備する必要アリだ。航空写真地図で確認すると海岸線と霧多布に市街地が広がっている。霧多布湿原展望台も高台になっているので、二方向に避難路がある。町営温泉「ゆうゆう」のある場所も高台だから、避難場所として使える。温泉水がトイレに使える点も大きなメリットだろう。
 霧多布地区に人口の半数がいるとして、500台くらいが二方向に一斉に避難したら、逃げ切れるだろうか。地区ごとの具体的な避難場所と経路が検討されなければならない。動線が交差するようなことがあったら、緊急時に事故が起きて避難できなくなる。必要なら数か所バイパスできるような道路整備が必要になるかもしれぬ。
 航空写真地図を拡大すると住宅地が確認できます。自分が霧多布のどこかに住んでいると想像して、逃げる経路を探索してください。
*「人口統計ラボ」浜中町地域別人口及び航空写真地図
https://toukei-labo.com/2010/?tdfk=01&city=01663

 想定では20-30分で津波が到達するから、現実的な避難訓練を何度もやっておくべきだ。
 漁業で食べている地域は海岸線沿いに住まないと仕事と生活の両立が難しいから宿命のようなものだ。
 厚岸も海岸線に沿って町が広がっている。

<釧路市>
 もっと深刻なのは釧路市だろう。海岸線沿いの低地に市街地が広がっている。原野の奥の方の湿原展望台のあたりまでの経路と釧路町方面、そして釧網線沿いの高台へという三方向の避難路がありそうだ。地区ごとに避難地と避難経路をあらかじめ決めておかないと大混乱になる。しかし、どれほど綿密に計画しても人口18万人では車の混雑で半数も逃げ切れないだろう。何か有効な対策があるるのだろうか?北大通に市立図書館ができたが、鉄筋コンクリートの建物を指定避難場所にするには、いまから調整作業が必要だ。何人くらい収容できるか建物ごとに積み上げ計算して避難の現実的な段取りを細かく決めていかなくてはならない。震災時に大きな問題となるのはトイレである
*「人口統計ラボ」根室市地域別人口及び航空写真地図
https://toukei-labo.com/2010/?tdfk=01&city=01206

<根室市>
 根室市はどうか?太平洋岸で人口が密集している太平洋沿岸地域は、落石地区花咲港桂木の浜歯舞(友知から歯舞、珸瑤瑁までの太平洋岸)地区だ。人口の1/3の9000人が太平洋岸とオホーツク海側の被災予定地域に住んでいる。歯舞は昆布漁をしている家が多いので、昆布干場が海岸から近い方が仕事が軽くてすむ。歯舞地区の太平洋岸だけで約1500人が住んでいる。津波の高さが20mなら長節湖を超えて温根沼へ抜ける可能性がある。
 これら4地区は20分あれば、車で道路を使って避難可能だ。落石地区は車に乗れば数分で高台へ避難できる。花咲港も桂木浜も歯舞地区も同様だ。でも時間があまりないので実際に近い形で避難訓練しておくべきだろう。段取りよくやらないと津波が到達してしまう。
*「人口統計ラボ」根室市地域別人口及び航空写真地図
https://toukei-labo.com/2010/?tdfk=01&city=01223

 いずれにしても、甚大な被害が起きるから、大地震と巨大津波に備えて、根室市は借金をすべて返済してお金を100~200億円積み立てておいたらどうだろう?自助があってその上に公助があれば早く立ち直れる。巨大地震が来ることははっきりしているのだから、自分たちにできる範囲のことはやるべきだ。
 水道も止まる可能性が大きいから、井戸を数か所に用意しておけたら便利だ。自家発電でポンプが動くようにしておきたい。成央小学校のところが昔「色媛」という造り酒屋の水源地になっていたから、あそこに井戸を掘り、蛇口を20個ほどもつけてあれば、いざというときに重宝する。
 市議会根室沖巨大地震対策委員会をつくり、市民とともに対策を考えたらいい。市役所総合政策部たたき台をつくったらいい。そして総合文化会館で一般市民を交えて土日に何度も議論すべきだ。それぞれいい仕事を期待したい

 今後30年間に30%の確率でM7.8~8.5の巨大地震が起きるとテレビで言っていた。千島海溝と日本海溝で連動して地震が起きる可能性がある。17世紀に起きた根室沖巨大地震の被害は東北にまで及んでいる。地質学者が津波堆積物(砂)が各地の地層に刻まれていることを確認している。

 根室沖巨大地震については、日経サイエンスが2011年12月23日に記事を掲載している。
*「巨大地震、北海道東方沖が要注意 日経サイエンス
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2101D_R21C11A2000000

 弊ブログもご覧いただきたい。
*#3731 根室市の巨大地震対策:建物被害評価作業手順公表 Apr. 26, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-26-1

 #3728 根室沖巨大地震M7.8~8.5:今後30年間で80%の確率 Apr. 21, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-21


 
#3665 道東に四百年に一度のM9級の地震が近づいている Dec. 20, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-12-20

 
#3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15

 #1782 北海道大震災:根室・釧路沖 400年に一度の巨大地震の可能性あり Dec.25, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24




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