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#3479 授業の雰囲気は生徒が創る(2) Dec.14, 2016 [2010年から子どもたち何が起きているのか?]

 前回#3478では、ある外食産業の店長教育研修での話題、「お店の雰囲気はお客様が創る」という話を引き合いに出して、中学校の「授業の雰囲気は生徒が創る」という視点から授業崩壊を立て直す方法を考えてみました。
 そうした視点に立てば他にも方法は見つかります。
 たとえば、ある中学校で1年2組が授業崩壊をしていると仮定します。学力テストの平均点を隣のクラスや、2年生、そして3年生が1年生のときのデータと比較すれば、五科目合計平均点が30点ほど差があるはずです。一番よいクラスと比べると50点の差が見つかります。
 問題のあるクラスの生徒たちに1時間、そういうデータを並べて解説してあげたらいい。授業中の私語、そしてそれに付和雷同することで、どういう現象が起きてしまうのか。私語が飛び交うと、先生の話がところどころ聞こえなくなり、脈絡が読み取れず理解が低下します。その結果、クラス平均点が顕著に低下して、学力を押し下げます。授業中の私語にはそういう悪作用のあることを具体的なデータで説明すればいかが?
 そしてそれをとめる手立てについて話し合ったらいい。誰かが私語してもそれに反応しない、そうすれば静かにそして集中して授業が受けられ、クラス全体の学力アップができることを説明してあげたらいい。
 学力テストの結果でどれくらい点数が上がるか実証してみましょう。

 市街化地域の3中学校は以前は学力テストデータの情報交換をやっていたはずです。学年別・科目別・クラス別(個人名や識別コードを外したデータを点数順に並べて)データ交換すれば、問題は生じません。

 こうすれば、市街化地域の3校の中で、どのようにそのクラスの平均点が推移していくのははっきりわかります。どの階級に変化が生じてよくなったのか追跡調査も可能です。科目別に具体的な学力改善策を立てることが可能になります。

 3校平均値よりも「±何点」というように、目標値をセットして、計画と実績の比較をしてクラスの生徒たちにフィードバックしてあげたらいい。
 他校と健全な競争意識が生まれます。

 民間企業では計画と実績の対比を必ずしています。「予算実績比較表」というのを作成して、計画値と実績値を比べて差異分析をして、次の期の目標設定をします。こういうサイクルで、業績を改善していきます。学校で行う生徒たちの学力向上も同じことですよ。

 Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Act :PDCAサイクル

 当たり前のことを当たり前にやるだけのことです。


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*#3480 宿題:「隠れたカリキュラム」  Dec. 15, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-14

 #3479 授業の雰囲気は生徒が創る(2) Dec.14, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13

 #3478 授業の雰囲気は生徒が創る Dec, 13, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-12
 
 #3477 負の相乗効果と学習権の侵害 Dec.9, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09

 #3476 学力崩壊危惧ラインは学力テスト平均点でどの辺りか?(中学) Dec. 6, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-06

 #3473 頑なな人ほどストライクゾーンが狭くなる Dec. 4, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03-1

 #3469 根室市内の高校と中学校:生徒一人当たりの年間コストを試算してみる Nov. 27. 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27

  #2641 創立138年花咲小学校新入生たったの39名 Apr. 13, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-12-1
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問題のあるクラスの生徒たちに~具体例で説明すればいかがか?

#3477の< 小4程度の語彙力しかないと授業が理解できない >< 性格の変容と中毒症状の具体例 >< 辛抱力の劣化と授業崩壊のメカニズム >の例に想定されるような、
問題のあるクラスの”問題の原因になるような生徒”にとって、具体例を説明し、悪作用を説明したとしても、#3460 根室高校入試倍率はどうなる?にあるように、根室高校の入試の結果には全く影響無いことが判明している時点効果はないと考えます。

”好き放題ハシャグ、サワグ、シゴ”をする生徒の立場から考えると、理解できない言葉で行われる授業を我慢して受けようが、好き放題しようが、「根室高校には行ける」ので、我慢する理由が全く見あたりません。さらに、その先の将来のこと、就職のことを説こうにも、そもそもそこに考えが至るような智慧を持っているのならこのような低レベルな行動はしないでしょうから意味が無いでしょう。
 学習したい生徒とハシャぎたい生徒との意見の一致点が無い以上、手立てを話し合おうにも結論は出ず、最悪、お互いの溝がハッキリ確認され、憎みあう結果しか生まないのでは?

 民間企業では計画と実績の対比を~
 民間企業なら、内部の人員が明確に妨害行動に出たら懲戒解雇なり配置転換なりと強制的に排除することもできますが、義務教育である中学校でそのような生徒の強制排除も出来ない中、授業を崩壊させるような生徒の人数も特性も読み切れないのに、テストの平均点の計画と実績と言われても無茶な話だと思いませんか?
(授業改善や進捗管理に取り組むのは前提として、ですよ?すべてが生徒の質のせいとは言うつもりもありません)
by お名前(必須) (2016-12-13 23:48) 

ebisu

お名前がありませんが、この次があるなら、ハンドルネームを書いてください。

さて、授業中の状態と学力の関係を解説したらいかがというのは、騒ぐ数人の生徒を説得するためではありません。
現状を理解させるとともに、付和雷同する生徒たちを抑止するためです。付和雷同しなければ授業が聞こえなくなる頻度は格段に落ちます。状況の改善は可能です。

学校の文化には数値目標の設定と、効果の確認というものがありません。効果の測定をしてみようということです。

現状どういうことになっているか、123年生の学力テストのクラス別・合計平均点を算出すればはっきりします。同じ学校でクラスによって五科目合計点で50点の平均点の差があることを推測しています。

そういうことを生徒と先生たちが認識を共有するだけでも、変わりますよ。
溝はもうできています。授業参観をして驚き、こどもの転校を考えている保護者もいるようです。根室市内で転校しても意味がありませんから、実際には動かないと思います。

転校よりも現状の改善を考えざるをえないのです。
あなたにもっとよい代案がありますか?

このままでは根室高校が授業崩壊現象を起こします。学力が著しく低下することは9年前のB中学校で実証済みです。
by ebisu (2016-12-14 01:10) 

ta

はじめまして、数年前から貴ブログを拝読しておりました。

今回の授業崩壊シリーズについて過去の記憶からコメントしたいと思います。

今から25年くらい前に根室管内のとある中規模校で中学校生活を送っていましたが、現在の授業崩壊とは違った形にしろ一部のグループが授業の妨げになるような私語や行動をしていて、「普通に」学びたい生徒達の意欲を削ぐような環境でした。

当然、睨みを効かせることの出来る教師の授業では比較的落ち着きを見せるのですが、そうではない教師の授業は見るも無惨だった記憶があります。

当時からずっと抱えていた思いのひとつに、なぜ「普通に」学びたい生徒がそうした騒ぎを起こすグループの犠牲になるのか、というものがあり、現在貴ブログのテーマとなっている内容に非常に共感を覚えました。

なぜ「普通に」学びたい生徒たちのために、対応のひとつを取ることすら諦めてしまうのか。昔から大きな溝は存在していたのは事実で、そこに長年目をつぶってきただけなのではないのか。

義務教育だからこそ、「普通に」学びたい生徒の学習機会を奪ってはならないはずではないのでしょうか。授業崩壊を招く生徒の特性や人数を把握するのも義務教育の一貫だと思います。

実体験から申しますと、私は先に挙げた「睨みの効く」教師のおかげで学ぶ機会を確保することができましたが、そうした教師がいなかった結果を想像すると、とても暗い気持ちになります。

この地域の未来を考えると、やはりebisu先生の仰るとおり、現状の改善は必須であると考えます。
by ta (2016-12-14 12:36) 

ZAPPER

同じく地元公立高校が慢性的に定員割れ状態にあって、根室管内では別海町、釧路管内では標茶町と弟子屈町が、全国学テで全国平均をクリアしています。鶴居村に至っては高校は存在しません。

ですから、高校が全入であることと、地域の子どもの学力が低いこととはリンクしません。

そのことをどう捉えて理解すればいいのか。名無しさんの意見をぜひ聞いてみたいですね。
by ZAPPER (2016-12-14 12:40) 

後志のおじさん

名無しさんの文章を何度も繰り返し読んでみました。
名無しさんは、根室市内の公立学校の50才以上の女性管理職の方ですね。

「」とか、ダブルクォーテイションの使い分けは、小学校の国語の教科書にも出ていることですからキチンと使い分けましょう。他にも、見たことのない語とか、助詞の不明確な使い方とか、助詞のヌケとか。(名無しさんは北海道の教師だ!という前提で、そのレベルの低さを周知する目的であげつらっております。)

文章作法の基本ができていない文章をみて、
Kodera - Tuguo さんの文章かと思ってしまいましたから。

次からは、4項目3段階箇条書きなる文章作法でお書きになってはいかがですか?(嘲笑)




by 後志のおじさん (2016-12-14 23:26) 

ebisu

taさん

初投稿と数年のご愛読に感謝申し上げます。
25年前に根室管内の中学校で「学習権の侵害」を身をもって体験されましたか。
根室は高校が2校体制でしたから、3年間我慢すれば、高校は落ち着いて勉強できました。
団塊世代のころは根室西高校ではなくて私立高校がひとつありました。それぞれ学力に合わせた授業でしたから、お互いによかった。

来年4月から高校が1校になりますから、中学校の授業崩壊がそのまま高校へ持ち越されます。
思春期の大事な6年間、学習権を侵害され続けたらいままでとはわけが違います。

そういわけで、授業崩壊現象はもう中学校だけの問題ではありません。地域経済も含めて根室の未来に関わる大きな問題です。教育はすべての礎(いしずえ)です。

今後も思ったことをまっすぐ書きますので、よろしくご愛読、そして投稿してください。
by ebisu (2016-12-15 00:23) 

ebisu

ZAPPERさん

①定員割れ&中学・学力テスト全国平均正答率クリア
②定員割れ&中学・学力テスト全国平均正答率に届かず

全道の道立高等学校の8割が定員割れしていますから、同じ定員割れでも中学校の生徒たちの学力はさまざまですね。
事例①は根室管内では別海町、釧路管内では標茶町と弟子屈町ですか。

別海町は校長先生が学力向上に旗を振って学校を運営していますから、わかりやすい事例です。学校は中小企業ですから、オヤジ(社長)しだいです。
校長の手腕、マネジメント次第のようです。

学校長の仕事の責任は重い。学力向上へマネジメントの上手な校長先生が増えることを祈ります。

by ebisu (2016-12-15 00:39) 

ebisu

後志のおじさん

またプロファイリングを楽しんでいますね。(苦笑)
いままでは結構あたっているから、観客席から楽しませてもらいます。

名無しさんは果敢に再投稿してくれるかな?
by ebisu (2016-12-15 00:45) 

ebisu

taさん (2)

>当然、睨みを効かせることの出来る教師の授業では比較的落ち着きを見せるのですが、そうではない教師の授業は見るも無惨だった記憶があります。

むずかしいものですね、悪がきたちは強面の教師のときは大人しくして、弱い教師のときにハジケルずるさをもっています。
クラスの中にそういう騒ぐ生徒を抑えられるキーマンがいればいいのですが、それもいないのが普通。
先生の側も、悪がきだった経験がないので対処の仕方がわからない。
騒ぐ生徒が数人いるクラスをどのように変えるか、たしかに難問ですね。
by ebisu (2016-12-15 01:15) 

後志のおじさん

ここで「名無しの方」が再投稿したら、
TUGさんというハンドルネイムでの投稿以上の恥の上塗りでしょう。(笑)



by 後志のおじさん (2016-12-15 23:15) 

ebisu

後志のおじさん

「名無し」さんの再投稿はないでしょうね。そんな気がします。遠慮せずに思ったことをどんどん投稿してくれて管理人としてはかまわないのですが・・・

TUGさんは、たぶんちゃんとした学校関係者の方だろうとおもいますが、根拠を書くと気がつく人がでますから書きません。

TUGさんの投稿は#3462にあります。URLを書いておきます。ブログない検索でも「#3462」と検索ボックスにキーを入れたらジャンプします。

http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-11-21-1

by ebisu (2016-12-15 23:33) 

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