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#3362 移住促進住宅の効果 July 13, 2016 [87.根室の話題]

 数日前に、東京多摩市から根室へ来ている人に家の前で道を訊かれた。仮にAさん夫妻としておこう。ハマナスの花びらが散って歩道に広がっているので掃除していたらまたお会いした。桂木の浜まで散歩してきたところだった。

 市の方で移住促進のために光洋町に教員住宅の内装と外装に手を入れて貸し出しているが、Aさんはそこを借りたという。
 奥様が涼しいと繰り返しおっしゃられてたいへん喜んでいた。「できれば7~9月の3ヶ月ずっと借りていたいけど、空いていないのよね」と言っていた。
 「毎年海外へ行っていたのだけれど、ツアーって疲れるのよね、国内がのんびりできていいわ」

 東京も10月になると朝晩の気温が下がって過ごしやすくなる、いまは梅雨の時期で1年間で一番うっとうしい季節だ。

 移住が目的ではなく、避暑が目的で「移住促進貸出し住宅」に1ヶ月間住んでいるが、こういう人たちを大事にすべきだ。
 東京へ戻ってから、周囲に「根室の夏はとっても涼しくて避暑にはいいところだ、地元の魚介類も新鮮でとってもおいしい」と広めてくれる。
 釣竿を一本買い求めて、釣りを楽しんだらいい。首都圏周辺の海や川に比べて、魚影が格段に濃いのである。
 飛行機で来る人が多いから、電動自転車も数台用意しておいて、貸し出してあげたらいい。探索範囲が広がる。たとえば、釣りのポイントは、歯舞港、友尻漁港、桂木の浜の西側、花咲港、温根沼海岸、東梅海岸などがあるが、どこも電動自転車でいける距離にある。

 口コミで評判が広がるのが一番よい、そして夏場がにぎわうだけでもよいのである。
 ピント外れの移住促進政策ではあるが、どんなにダサい政策でも、「瓢箪から駒」ということはある。根室で避暑をしたことのある人たちが首都圏に少しずつ増え、よい評判が広がるだけでいいではないか。


< 余談 >
 光洋町には2年ほど前に閉鎖になった道庁の独身寮がある。空き家も増えている。100人、200人単位で夏場の避暑用に貸し出せるように整備したらどうか?海外ツアーや海外での避暑に飽きた高齢者に道東での避暑ニーズはある。
 これから空き家がどんどん増えて始末に困るから、避暑用の貸出し住宅の整備を1000軒用意できれば、それを満杯にすることもできるだろう。首都圏の老人人口は大きいから、ニーズはいくらでもある。根室の空き家件数はとっくに千を越えている。
 首都圏周辺の海や川に比べると、根室は魚影が比較にならぬほど濃い。誰が釣り糸をたれてもそれなりの魚が釣れる。初心者でも釣れるチカだって一夜干しして焼いて食べたら香ばしい。開いてフライにすれば白身魚の上品な一品が出来上がる。釣りの経験のある人なら鰈(カレイ)もいいポイントがある。
 1~3ヶ月の長期滞在ができるような「滞在促進住宅」を整備したいものだ。市立根室病院の赤字が、前市長時代の8億円から17億円に拡大してしまっているが、これを10億円に減らせたら、年間7億もの資金ができる。やり方しだいでいくらでも町の活性化が可能ではないのか?



*#3352 いらっしゃ~い:東京から1ヶ月の避暑に根室へ  July 6, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-07-06
 

<光と陰:青さが濃くなってきた鉢植えのアジサイ>
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