#3221 根室に3度目の爆弾低気圧襲来 Jan. 19, 2016

　爆弾低気圧は太平洋上を北へ移動し、現在釧路沖にある。24時間テ24hpa以上気圧が下がると爆弾低気圧と呼ぶのだそうだ。
　昨日午後から風が強まり、夜9時過ぎから吹雪に変わって、その状態が続いている。
　気象庁の朝8時のデータでは、

　　　気温マイナス0.8度、降水量0.5mm、北東風15.0m/秒、気圧994.2hpa

　昨日午前8時の気圧が1025.0hpaだから、24時間で27.8hpa低下しているから正真正銘の「爆弾低気圧」である。昨日7時の気温はマイナス6.2度だから、6度も気温が上昇している。低気圧が南から温かい風を運んできた。
　吹雪いてはいるが、それは風が強いことによる地吹雪で、降雪量はすくない。
　家の前はバス通りだから、車道は除雪が行き届いて朝から車がふだん通りに行き来していた。

　根室市内はいうに及ばす、根室管内の小中高の学校はすべて休校である。
　午前9時半に満潮になるので、高潮被害を予測して根室市内の4069棟9700人に避難勧告が出たが、実際に避難場所の根室図書館へ非難している方は9時のNHKニュースでは4名のみ。

　7メートルの高台から、岸壁を写したテレビカメラには波が岸壁を越えるところはなかった。このぶんだと、9時半になって波が岸壁を越えたとしても軽微だろう。
　本町、梅ヶ枝町、緑町の低域部の住民の皆さんはほっとしている。

【浸水地域にある街中サロンについて】
　ある生徒が先週こんなことを言っていた。
　「街中サロン」は浸水しそうな場所にあり、建物も古いから、すぐ近くにある日専連ビルを買い取り移転したらどうかというのである。２階も不登校児の勉強部屋として、市教委が借り上げているから、経費予算を削減できる。子どもの発想はなかなかどうして、素直だから、あなどれない。
　根室日専連は昨年10月に倒産して、管財人が破産手続き中だ。緑町では一番しっかりした建物（鉄骨へーベル造）である。3階建てでエレベータがあり、2階は広い貸しホールになっている、こういう好条件のビルは根室には他に見当たらぬ。
　買い手がなかなかつかないだろうから、交渉しだいで安く手に入るだろう。抵当権を設定している銀行との交渉すればよい。浸水地域に隣接していながら、3mほど高い場所にあるから、高潮による浸水被害の出る心配がない。

　「街中サロン」にはパソコンが置かれていたり、子供が遊べるようになっているが、閉館が4時であるから、平日の学童の利用ができない。3時から7時まで開館してほしいという要望を数人の塾生から聞いた。

　現在の街中サロン建物（木造2階建ての古い建物）よりもずっと立派だし、値段も安いだろうからお買い得とは思うが、根室市に予算捻出ができるだろうか？

　市立根室病院の赤字が長谷川市長の前は年間8億円、そして現在は2倍以上に膨れ上がって毎年17億円を越えてしまっている。経営改善は叫ばれても赤字額は年々膨らむばかりである。年間数億円赤字額を減らしただけで、さまざまな事業に予算を振り向けられる。日専連建物を買い、「街中サロン」を快適な環境に移すようなことができる。ふだんの経営努力と赤字削減が大事だということ。
　現在「街中サロン」の維持のために木造建物を800万円かけて補強し毎年家賃を支払っているから、それらも削減可能だ。次の世代のために長期的な視点で市政運営をすることに異論のある市民はほとんど居ないだろうから、そうしてもらいたい。市政チェック機関である市議会はどのように考えているのだろう？
　さて、市長と市議の諸君は、根室の子どものように素直な思考と判断ができるだろうか、大人になればなるほど、個人的な利害で身動きが取れなくなるもの、子どものときの素直な思考力や判断力が退化してしまうのが常、こころは無心な子ども時代に帰るのがよい。


*#2912 爆弾低気圧が根室へ：小中高全部休校（釧路および根室管内） Dec. 17, 2014　
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17

　#2913　緑町の一部が冠水　：爆弾低気圧の影響？　　Dec. 17, 2013　
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17-1

　#2914　予測の範囲だった爆弾低気圧と高潮被害：地球温暖化と関連ありやなしや　Dec. 18, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-18

　#2915　高潮被害（根室・緑町）　　Dec. 19, 2014　
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-19


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