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#3218 所得税申告資料のためのデータ入力完了 Jan. 10, 2015 [A8. つれづれなるままに…]

 毎年のことですが、所得税の申告時期(2/15~3/15まで)が近づいています。納税は国民の三大義務のひとつだと中学公民で習います。日本国憲法に日本国民は「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」を負うと書いてあります。一つもおろそかにしてはいけません、しっかりやりましょう。

 女房殿が領収書を整理して、証憑台紙に貼り付けてくれたので、お昼からEXCEL上につくってある経費内訳明細表に入力をすませました。いつもながら、貼り付け方が美しい、自分でやったらこうはいかないでしょう。毎年台紙へ証憑貼り付け作業をしてくれている女房殿に感謝です。

<ワークシートの紹介>
 どなたかの参考になるかもしれませんので、仕組みを説明しておきます。定期支払い項目は専用のシートに月別に入力して、合計で経費内訳明細表の合計転記欄へ飛んでいくようになっています。支払い項目で落としているものがあれば、ブランクになるので、すぐにわかるから、チェックシートの機能ももたせてあります。
 それぞれが、合計欄から別シートに展開してある損益計算書へ自動的に合計転記されます。

● 月別売上表
● 経費内訳明細表
● 車両関係費集計表
● 定期支払・月別内訳表
● 固定資産台帳
● 損益計算書およびチェックシート
● 貸借対照表及び合計仕訳データ集計表
● 医療費内訳表
● 国民健康保険料及び介護保険料集計表
● 月別年金受給額集計表

 貸借対照表科目の合計仕訳に必要なデータは、B/Sのワークエリアへそれぞれ集計されて、半自動で合計仕訳ができるような仕組みにしています。
 売上内訳表は、管理表からコピペするだけです。

 あとは、医療費と介護保険料や国民健康保険料の領収書を整理して、入力する作業が残っています。

 そこまでできたら、国税庁のホームページからe-taxで損益計算書と貸借対照表、そして所得税申告書に必要事項を入力して、根室税務署へ提出するだけです。
 やるべき仕事はさっさと片付けておいたほうが、気持ちが楽です。

<作業工程>
(1)領収書を月別に並べて、台紙へ貼り付ける⇒ 5時間
(2)EXCELの経費内訳明細表へ領収書の入力⇒ 2時間
(3)P/Lの自動生成と合計仕訳データを確認しB/Sの作成⇒ 2時間
(4)国税庁ホームページのe-taxシステムへ入力し、関係書類のプリントアウト⇒ 2時間
(5)根室税務署へ提出

<必要な知識>
 残してあったファイルを調べてみたら、一番古い2005年度の申告書資料から現在の仕組みを使っています。
 EXCELの使い方と簿記日商3級の知識があれば、同じことをだれでもできます。規模が小さければEXCELで充分、基礎学力のちょっとした延長上の作業です。無駄になる勉強はありません、機会に恵まれたら、その都度ちゃんと勉強しておきましょう、後が楽です。わからないことがあったら、まわりにこういう作業ができる人がいますから、訊いてみたらどうですか。
 準備があれば申告書の作成は簡単なんです、みなさん、楽して国民の義務を遂行してください。(笑)


<余談>
 暮れに4年前の北の勝「搾りたて」を開けました。写真はFBにアップしてあります。夏でも18度くらいまでしか温度の上がらないところへ保管していたので、すっぱくならずヒネ香もなく、ふくよかな味わいになっていました。
 来週中に発売になりそうですが、地元でももうわたしの手には入らないでしょう。酒だけ飲むなら「搾りたて」が美味しい、しかし地元の魚には「大海」のほうがあいます、これからは「大海」を楽しむことにします。北の勝のみなさん、いつまでもよい酒を造ってください。

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もやしさんま

先日ネット上で江戸時代の地方自治が驚くほど民主的で無駄のないことを知り驚きました。
基本的に都市でも地方でも自治の単位が小さく財政も合理的なシステムで感心しました。
まず地位や立場財力のある名主や庄屋が地域のために必要なお金を立て替える。立て替えることにより当然倹約や無駄な出費を抑えるという方向になります。出費の内容もきちんと記録します。そして実りの秋それぞれの経済力に応じて負担する。じっくりと話し合って納得するように努力して。そして単年度決済。同じことを繰り返す。これは素晴らしい直接民主主義と思いました。
これを可能にしたのは平和だったからでもあると思います。まあ今は江戸時代ほど平和ではないけれどもでも素晴らしくわかりやすいなと思いました
by もやしさんま (2016-01-13 23:45) 

ebisu

もやしさんまさん、おはようございます。

わたしも読みました。惣(村)という自治組織が中世からあります。西洋とは違って、日本は武士社会になって領主が居ても、惣村にはずっと自治があるんです。書いたもので確認できるのは中世までのようですが、もっとさかのぼるのでしょう。税金も神への供え物(にえ)が起源のようで、自分たちが納めるべきものだったようです。だか都からはるか離れたところから、運んで納めます。日本では税金はもともとは納めるものであって、取り立てられるものではないのです。
そんな日本の特徴を「資本論と21世紀の経済学」でも書いています。

江戸時代も世界で稀なほど自治があたりまえに行われていました。もっとこういうところへ眼を向ける学者が増えてもらいたいと思います。中学校や高校の社会科の先生も説明していただきたい。
その向こうに、日本独特でありながら、世界に通用する普遍的な社会原理が見えてきます。閉塞状況にある資本主義世界で、21世紀に日本が世界に先駆けて範を示すべきことがあるのです。

よいネット記事を取り上げてくれました、ありがとうございます。

なぜ、御役人がこんなに少なくてすんだのか、理由は自治組織と自治のある方に秘密があります。識字率一つ比べても日本は西欧とは庶民のレベルがダントツに違うのです。
まだ読んでいない方は、どうぞご覧ください。

http://diamond.jp/articles/-/84380
by ebisu (2016-01-14 08:45) 

ebisu

弊ブログ「資本論と21世紀の経済学」で惣と贄(にえ)の制度について解説してあります。興味のある方は、23章「村落共同体と税:自由民と農奴について」をご覧ください。

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       3097-6 ↓
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-08-04

20. <相対的貧困率上昇と金融資産1億円超の富裕層増大> …55
21. <『21世紀の資本』トマ・ピケティの空想的所得再分配論> …56
22. <2015年度政府予算案と公共性あるいは公益性について> …61 
23. <村落共同体と税:自由民と農奴について> …63

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by ebisu (2016-01-14 10:10) 

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