SSブログ

#2990 道立高校入試の朝  Mar. 4, 2015 [A8. つれづれなるままに…]

  こまかい雪が舞い降り始めて道路も庭も黒いところが消えた。予報によると、これから根室は30~40cmの雪が積もる。南から低気圧が北上しているから、生徒たちが試験を終わるころには吹雪きに変わっているだろう。この時期に、低気圧が南から北上してくるのだから、海水温が高いということだ。

 今週日曜日(1日)に道立高校の卒業式があった。そして昨日は打ち上げパーティをした卒業生たちがいた。今日(4日)は道立高校の入試日だ。時間はいつでもその歩みを止めない。

 根室高校は普通科は定員120名に対して97名の応募者、商業科と事務情報科はあわせて定員80名に61名の応募者。全員合格は決まっているも同然。
 こんな状況でも、普通科は今年から裁量問題を選択した。裁量問題に手をつけずとも合格するような状況だが、これまで培った力を叩きつけて、根室の学力レベル低下を今年だけは果敢に跳ね除けてもらいたい。

 その一方で、再来年度から高校が統合され一校になる。さらなる学力低下は避けられない。著しい学力低下を防ぐために、定員枠と入試制度を見直すべきだろう。
 普通科の合格最低点は150点、商業科は120点くらいに設定して、それ以下は不合格とするくらいのことをしないと、7年前にB中学校で生じたわずか三人の生徒による学級崩壊と似たような現象がより大きな規模で統合後の根室高校で起きるにちがいない。
 いまのところ根室高校側で、統合後に生じる問題やそれに対する具体策が議論されているようには見えない。

 市議会や市教委は対策案を検討するとか、要望書を出すくらいのことはすべきではないのか?
 根室に残る子供たちの更なる学力低下は、根室の地域経済に深刻な打撃となるから、経済諸団体も対策を検討すべきだろう。
 2040年には根室の人口は1万8千人を割る、そのときに町を支える20~30代の学力が著しく低下していたら町の活力がどうなるかは想像したくないことだ。
 多少の文章語を混ぜただけで、日本語が通じない中学生が増えていることを中学校の先生たちは感じているはず。
 学力低下の進行という目の前の現実から根室の大人たちがこれ以上眼を背け続けてはいけない。それぞれの立場でやりうることを、正直に誠実にやればなんとかなる。自分の損得はしばらく棚に上げて、町の未来のために考え行動してもらいたい。
 ふるさと根室の未来はわたしたち大人の行動如何で決まる、責任は重大だ。
 時間はその歩みを止めないから、十年はあっという間に過ぎる、無為に過ごしてはいけない、大人たちは子供たちに行動で手本を示そう。
 


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村 
  


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0