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#2582-6 am are is さえわからない北海道の中3下位20%:道内の学力格差 Feb. 4, 2014 [64. 教育問題]

  成績下位20%相当は"am are is" の使い分けすらおぼつかないという現実は、どうやら根室だけではない、釧路でも似たような状態のよう話です、誇張も嘘もありません。成績下位20%に近い生徒がそういう状態のまま1年生と2年生の期間を過ごし、そのまま中学3年生になっています。市内の中学3年生が250人としたら50人そういう低学力状態の生徒がいるということです。だいたい根室西高校へ入学している生徒の人数にもあっているでしょう。中学校の先生たちがこの層の生徒たちに3ヶ月間ブカツ停止を命じて適切な放課後補習をしてくれたら、そのうちの7割は救えたでしょう。救えない生徒も出ます、生徒本人や家庭のしつけの問題があるからです。だからといって学校が何もしないでいいという言い訳にはなりません。基礎学力が満足でないというのは生徒の未来を殺しているに等しいのですよ。こんなに就職が難しい世の中に、こんなに"am are is" すら使い分けができない学力の、小数や分数の計算もままならぬまま、低学力な生徒を世の中に送り出したらその生徒の将来はどうなります?まともな職には就けませんよ。まさかと思いますが、自分の弟や妹ではない、自分の子供でないからいいのだというような考えではないでしょうね。教師という職は世のため他人のために働く覚悟をもった人が選ぶべき職業です。ちっちゃな学校の教頭になりたいとか、校長になりたいとかけちな根性の人が就くべき職業ではありませんよ、なぜなら、授業を通じて若い生徒たちの未来を左右するほどの権限をもたされてしまっている職業だからです。

 学校の英語の先生たちは何をしているのでしょう?放課後補習すらやらずにほったらかしにしていると言われても反論できないでしょうよ。ブカツ指導は以上に熱心にやるし、地区大会での「競争」にも血眼になってがんばる先生も少なくありません。
 本業はどうしたのですか?目の前の生徒を見ていない、学習指導要領か教師用の指導本だけ見ているからそういうひどい結果が毎年繰り返されています。そんな人は教師の資格なしですよ。そういう低学力の生徒たちには3ヶ月間ブカツ停止を命じて、放課後補習くらいしましょうよ。学習塾も補習して協力しますから、いっしょにプロとして恥ずかしくない仕事をしましょう。賛成なら行動に移してくれませんか。

 ブログ「情熱空間」より(新聞記事はクリックすると別画面で全面拡大表示されます)

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2014年02月03日

それ、北海道では通じません…

さすが、教育の読売。今日(2014.02.03)の読売新聞記事です。北海道最大のメディアでは、こうしたことは記事になりません。もしなっても、ごく小さな記事か、例によって、極めて偏った教育界の思想をもって、社説 斜説で滅多切りにされてから出る程度のものです。

主要5教科で最も学力差が大きいのは、英語です。実際、裁量問題導入前の北海道公立高校入試において、いわゆる進学校での英語の平均点は、50点(60点満点)を優に上回り、満点に近いものでした。満点をとってあたりまえ。そうしたものでした。対して下位校。10点に届きません。記号問題のみしか記入していない答案が大半。それが現実です。

3年間教え続けても、is am areのbe動詞、それにいくつかの単語を覚えること。そのレベルから一歩も出られない子が、驚くほど多くいるわけなんですね。なぜそうなるのか?答えは実に簡単です。年齢に応じた国語力が圧倒的に劣るからです。そもそも国語力、つまりは日本語がダメ。英語圏へ連れて行って放置するなり、英語以外を話さない環境に置くかしなければ、そうした子に英語など身につくはずもありません。

記事では、中学卒業時点での英語の力を、英検3級~準2級程度に引き上げたいとしていますが、いつもコメントをお寄せくださる「後志のおじさん」の言葉をお借りしたならば、それは日本での話であって、北海道では夢のまた夢ということになります。中学卒業時点で、英検3級(中学卒業程度)合格。釧路ならば、それだけの学力があれば、「湖陵合格、ほぼ確実」ということになりますから。

以下、私見です。中学英語の理解度別授業、賛成です。実際に子ども達に学習指導をしてみるとすぐに分かりますが、国語力に大きく劣る子、具体的には中学生なのに小学校3年生程度の国語力しかない子。語彙が極めて貧弱な子。そうした子に、どれだけ英語学習の指導時間を割いたとて、中学卒業時に英検3級合格にまで持っていくことはまず不可能です。

つまり、こういうことですね。急がば回れ。義務教育を通して子ども達に英語を身につけさせたいと考えるならば、まずは国語力をちゃんと鍛えよということです。文科省のお偉いさん、それに学識経験者の皆様方には、ぜひ本道にお越しいただいて、上記のような惨状をご自身の目でお確かめいただきたいものです。

小学校での英語必修化などと、バカなことをしでかしてはなりません。日本では通じたとしても、ここ北海道では通用しませんよ。記事で論じているのは、入口と出口で例えたならば出口のお話。しっかりと土台(つまり日本語)を鍛えておかなけりゃ、出口はボロボロになるんです。英語教育は、前倒しするのではなく、英才教育で行くべきです。

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■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】

#2484
 (小・中対比)
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4

#2480 前半
 (中学校)
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08

#2481 後半
 (中学校)
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1



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