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#2582-1 結果出すほどいじめられる...教師の実力の劣化現象 Feb. 3, 2014 [64. 教育問題]

  「悪貨は良貨を駆逐する」という諺がありますが、学校でもそういうことが起きることがあります。わたしは根室の中学校でこの11年間で2回耳にしました。あってはならぬことです。
 生徒の間でも「お前何勉強してんだよ、いい振りこくな」という言葉が投げつけれれることがあります。心ない言葉ですね。学力が低いまま卒業したらどうなるかは歴然としています。ハンディを背負って、かなり苦しい人生を歩むことになります。ツケは回ってくるのです。
 ニムオロ塾の生徒には余り勉強していない生徒もいますが、そういう生徒は「勉強していいふりこいているんじゃないぞ」と言われるくらい勉強してほしいものだと思います。
 先生たち、見本を見せてやってください。フリー参観授業3校合計6回見ましたが、勉強不足です。これ以上見ても仕方がないので昨年1年間は授業参観を中止しました。
 ところで、フリー参観授業のスケジュールをホームページで公開している中学校が市街化地域の3校に一つもないことは、学校管理の杜撰さを現しています。保護者以外の地域住民ははどうやって知ればいいのですか?

(C中学校はホームページに載せていませんが、別途の方法でやっていますので批判の対象から外します。他の2校はアナウンスなしです。学校でやれないのなら市教委のホームページに市内の全中学校のフリー参観のスケジュールを載せるべきです。)

 ブログ「情熱空間」から...

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7079365.html
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2014年02月02日

結果出すほどいじめられる…教師の実力の劣化現象(産経新聞記事)

鷹揚羆さんのブログで知りました。昨日(2014.02.01)の産経新聞記事、TOSS代表、向山洋一さんのコラム(解答乱麻)です。タイトルがすごいですね。「結果を出すほどいじめられる…教師の実力劣化現象」とは。

●大学受験と高校受験と教育ブログ
結果を出すほどいじめられる……教師の世界
http://maruta.be/gakusyu/1185

で、元記事です。こういったことでしょうか。かつては、優秀な社員が多かった会社。いつのころからか、権利ばかりを主張するヘンテコリンな連中が力をつけて暴れまわり、それが収まったとなると、今度はグウタラ社員が急増。一所懸命、真剣に仕事に打ち込む社員をいじめ、グウタラ仲間に引き入れようと画策を続け、その結果、優秀な社員が大きく減少してしまった。そしてその会社、けっして潰れることはない…。

●MSN産経ニュース 【解答乱麻】
結果出すほどいじめられる…教師の実力の劣化現象
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140201/edc14020111000001-n1.htm

《引用開始》

 教師の実力が、急速に落ちていると感じる。危機的ですらある。

 もちろん、努力し、勉強している教師は、どの学校にもいる。しかし、それは少数だ。

 第1に、教師が教育雑誌、教育書などの本を、ほとんど読まなくなった。かつては一人の教師が「教科」「障害」「心理」など、3冊ぐらいの教育雑誌をとっていた。今や「教育雑誌」を読んでいる人は学校に1人か2人だという。教育書も読んでいない。新聞をとっていない人も多い。教員室で話題になる「教育」のことは、テレビ番組だという。

 第2に、「できない子」を責任をもって教えるという考えがない。立派な先生は「漢字テストクラス30人全員100点」とか「算数テスト平均95点」という結果を出すが、そういう先生はいじめられている。

 第3に、立派な先生のじゃまをする。「学年で足並みをそろえましょう」ということで「工夫する教師」「努力する教師」の足をひっぱる。「足並みをそろえる」とは、最低ラインにあわせるということである。

 立派な先生を助けるには、保護者の力が必要だ。「先生がんばってください」と声をあげ、手紙を書くことだ。教師を育て、守るのも保護者の大切な仕事である。

 第4に、大学を出て教師になったばかりの「新卒教師」が、驚くほど何も知らないということである。原因は、新卒教師にあるのではなく、大学の教育にある。

 教師にとって最も大切な仕事は「授業をする」ということだ。

 ところが、大学4年間で「授業」について、ほとんど教えられてこない。教育実習の時に、合計で10時間ぐらいの授業をするだけだ。大学で「授業」の演習は、ほとんどない。医学部の教授は、学生に手術をして見せるが、教育学部の教授で、授業をしてみせる先生は、皆無に近い。「何もできない」状態の新卒教師でも、最初から担任になる。

 第5に、管理職、教育委員会、新卒指導教師は「教師を指導する」のだが、そこに問題がある。

 教師にとって、最も大切なのは「授業」である。

 良い授業とは何だろうか。

 第1に、全員、一人残らずできるようにさせることである。

 私は跳び箱が跳べない子を3分で跳ばせられる。NHKテレビはじめ、テレビ局で特集になった。

 第2に、授業が「楽しい、面白い、よく分かった、できるようになった」ということである。このような授業ができるために指導すべきだが、そうする人は極端に少ない。

 できない指導者は、何を指導するのか? 昔から決まっている。つまらない形式的なことをさも大切なことのように指導する。

 研究授業で参観者がいるときは、学習したことを模造紙に書いて、まわりに貼りなさいという。教室は模造紙だらけになる。黒板には授業の目当てを書きなさいと指導する。授業の最後にはふりかえりをしなさいと教える。すべて、形式的なことで「授業」とは、ほとんど関係ない。

 良い先生の見分け方? それは子供の算数ノートを見ることだ。

 ていねいに、きちんとしたノート。教科書のすべての問題がノートにやってある。現在、5冊目から6冊目になっている。そんな先生は、実にすばらしい先生だ。
《引用終了》

どこかで誰かが、うまくやっているのだろう。
我々日本人はそう考えるわけですが、それは職業人は皆プロであり、そうして「職業人が、抜かりなくきちんと仕事をやっている」(性善説)との前提に立って物事を考えているからですよね。でも、それが義務教育現場であてはまらなくなりつつある。そういうことですよね。

どこかで誰かが、おもいっきり手を抜いている。
監視の目がゆるいと見ると、手を抜きまくる(最悪説)。そんな、「あってはならない現実」が、そこかしこに転がっているということなのでしょう。教育現場ではもはや、「性善説」が「性悪説」に変わってしまったのでしょうか。改革が急がれますね。時間がない…。

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