#2416 65歳の高校同期会2次会 Sep. 22, 2013

　1ヶ月間ロードバイクに載らなかったので空気圧を5Barに調整し、5時頃航空自衛隊根室分屯地の周りの道路を走ってきた。秋風（北風）が冷たいが汗はかく。きれいに晴れ渡っているので、桂木浜の向こうに見える島も、トモシリ海岸も、根室高校も、原野も遠くまではっきり見える。毎日のように霧がかかっていたのが嘘のような晴天の秋空。

　昨日、団塊世代の根室高校同期会があった。土曜日は中3の授業があるので休めない。学力テスト総合Aは終わったが、来週中間テストの中学校もあるから手は抜かない。こういうときは塾長一人でやっている塾は小回りが利かぬ。

　西浜町の旅館での宴会がハネたあと、梅ヶ枝町3丁目のとある2階のお店に3年Gクラス15名が集まった。羅臼からミネ、浜中町のケンジ、釧路マチコ、札幌からユキコ、東京からヨウコ、京都からノリコ、地元の面々、あとから別のクラスの二人が来た。Sは知っているが、もう一人が誰かわからぬ、一緒に飲んだ。よく喋り笑う、クラスを超えて会いたい人もいる。
　地元も名前だけ紹介しておこう。根高最後の総番長だったヒロシ、シンジ、コウジ、キヨシ、マサミ、幼馴染のマユミ、名前を間違えていたらごめん。あれ、誰か忘れている、数えたときには店内のG組15人だったはず。
　たしか小学校でも同級生だったことのあるノリコが高校時代のあるエピソードを語ってくれた。みんな昔のこと、すっかり忘れていた。浜中町のケンジは小学校でも同級生だが、今日担任のT先生のところに4～5人が集まったという。先生は元気だとのこと、O.ススムとK.タカシの二人が私の体調を心配していたと聞いた。心配してくれる友がいるというのはありがたいものだ。どちらも背の高い奴だ。O.ススムとは小学校を卒業して以来話す機会が一度もなかったはず。

　高校卒業してからはじめて会う人も何人かいた。話しをしているうちにみんながだんだん若く見えてきたとマチコさん、高校生のころのイメージを投影してしまうからだろうか、言われて同じことを感じているのに気がついた。
　誰かが言う、
「もうこのメンバー全員がそろって会う機会はないだろうね」
「・・・」
誰かが「そうだね」と応えた。
青春まっさかりの3年間同じクラスで過ごした仲間との、
実に貴重な2時間半であることに気がついた。
時は残酷、二度とないであろう宴も終わりだ。
一人がタクシーの中から小さく手を振り続けていた。
そんなに手を振ったら寂しいじゃないか、
タクシーは三人を乗せてすぐに左へ折れた。

　べろんべろんになって脚がふらついているAが浅草軒向かいの店の玄関前のレンガに座り込んだ。それから梅ヶ枝町2丁目の同期のサトルのやっている店で2時半まで飲んだ。ススムとジンが来ていたという。ジンは一風変ったやつで有名だ。底抜けに人のよいあいつともなんとなく気があっていたが、どこで一緒だったのか思い出せぬ。
　客が込み始めるとサトルは気合の入った手つきでフライパンを振っている、さすが年季の入った職人、手抜きなし。イカにごろをまぶしたつまみに北の勝「大海」の熱燗がよくあう。1.5合ほど入る徳利の酒をじっくり楽しんだ。共通の話題は三人共通の友人のこと、くしゃみが出ただろうな、頑固で人情味のあるYだ。
　地元の食材には地元の酒「北の勝」が相性がいい。客がびっしりになったのでお開きにした。
　足元がおぼつかないAをタクシーに乗せて見送ってから、冷たくなった夜風にあたりながら歩いて戻った。久しぶりだな、こんなに歩いたのは。

　東京など道外から来た者30名ほど、総勢80名ほどが同期会に出席できたようだ。それだけでは飽き足らぬ者たちが秋晴れの空の下、今日（9/22）阿寒温泉へ一泊旅行を楽しんでいる。幸いあれ！



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