SSブログ

#2052 浜中町パン工房「粉の実」訪問と春国岱橋梁工事のため封鎖 Aug. 12, 2012 [87.根室の話題]

 祭りの3日間のみならずこのところ1ヶ月余、梅雨のような空模様が続いている。今日も午後から雨が降っており、サイクリングができる日がなかなかない。

 11時頃に浜中町のパン工房「粉の実」へ向かった。ファームデザインと森の熊さんの前を通り過ぎ、浜中駅への信号を左折したら、後はまっすぐだ。浜中駅へ左折しないで100mほどで地面にマジックで「パン」と書いた板がおいてある。普通の家の一角をパン工房に改造したような店である。国道から数キロだから、根室⇔釧路を走るときに、ちょっと寄り道できる。

 カンパニュー(520円)、ぶどうパン、パンドミュー、丸パン3種類を買ってきた。ぶどうパンが一番重いような気がする。ときどき天然酵母のドイツパンのようなずっしり重たいパンを食べたくなる。別海町のパン工房oakも、釧路駅前通のパン工房もそういうずっしり重いカパンパニューを焼いている。
 値段は東京のデパートで売られている神戸屋さんとほぼ同じくらい。新宿駅京王線の改札前の京王デパート入り口右側に高級パン屋があるが、そこよりは少し安い。量が少ないからいい材料をたっぷり使うと原価が高くつくのだろう。販売量が増えれば仕入れコストを下げられるのかもしれない。パン工房の経営も軌道に乗せるまでしばらく苦労がいるが、軌道に乗るまでがんばれ新規参入者。

 好みを言うと、フランスパンも重量感のあるほうが美味しい。軽いとスカスカでトッピングに困ることがある。チボリでツブのバター炒めをとってフランスパンにつけて食べたが、あれは重量感のあるフランスパンのほうがあう。
 根室にもいろんなタイプのパンを焼くお店があると楽しいが、人口が2.8万人ではそう贅沢は言えない。タイプの違うパンを食べたくなったら、ときどきマチの外へ買いに出ればいいだけだ。普段はニーノやヤママンのパンを食べている。ヤママンとはパン屋の前からの付き合いだ。昔は大きなタンクでオレンジジュースをつくって瓶詰めしていた。昭和30年代の初めころの遠い遠い昔の話である。
 それぞれのパン屋さんが一生懸命おいしいパンをつくり続けて繁盛してくれたらうれしい。

 重量感のあるフランスパンやカンパニューはカットして、東京へいく都度買って在庫してある数種類のブルスケッタを薄く塗り、焼いてクリームチーズと一緒に食べる。350mlの黒ビールが一本あればなおけっこうだ。ツブやホタテをたっぷりのオリーブオイルで強火で炒めて、カットしたパンにジューっという音をさせてかけて食べるのもいい。


【帰路の風景】
 「森の熊さん」もレストラン「ファームデザイン」もたくさんの車が駐車していた。戻る途中でスワン44へ寄ったが、ここもほぼ満車状態で、広いレストランも7割の席が埋まっていた。こんなに人が多い道の駅スワン44は始めた見た。春国岱は霧で見えなかったが、ソフトクリームを食べながら眺めていたら、次第に霧が薄くなり、対岸の森が墨絵のように黒くかすんで見え始めた。しっとりしてなかなかいい景色だ。珍しいことに水面には鳥がまったく見えない。

【春国岱橋梁工事のため封鎖告知】
 張り紙がしてあり、こういう風に書いてあった。
「7月16日から8月31日まで、工事のため春国岱橋を封鎖します」
 ラムサール条約の春国岱に客を集めるためにはるばる英国まで毎年何人も派遣している意味が私にはさっぱりわからないのだが、それはおくとして、なぜ夏休みの期間中にぶつけるように一本しかない橋の工事をするのだろう?市の商工観光課と書いてあった。
 期待して春国岱を散策に来た観光客は根室市の商工観光課はなんというばかな仕事の仕方をするのだろうと誤解する。どうしてもこんな期間にやらなければならないのなら、その旨理由を明記するぐらいのことはすべきだ。商工観光課が観光の最盛期の夏休みに、わざわざ重要観光地へ入れないように工事期間を設定したのでは、根室市が観光を軽視しているように見える。きちんと理由を書き、人様の目を気にして仕事をしたほうがいい。
 何とは言わぬが、市長殿の思いつきの企画ばかりで、仕事の基本がゆるんでいるように見える。基本がきちんとできない者はとかく目先を変えたがる。
 基本に忠実に、正直に誠実に、しっかり仕事をしてもらいたい。いい町づくりは一人一人がいい仕事をすることから・・・

【工事期間が夏休みとかぶった理由】13日午後10時45分追記
 コメント欄に事情を知る方から書き込みがあった。立派な理由がありましたので、そのまま引用します。
「 あの工事は、夏休みの最盛期にどういう事かと苦情は伝えたのですが、漁師さんの都合にあわせた工事期間なのです。  本来は漁業で生計を立てている方の為の道路ですから、観光課も苦渋の選択なのでしょう。
  水産経済部港湾課と表示すれば問題も無いのにね。
  道路と橋は港湾・その先の木道は林務課だったかな、縦割りですからね。

  
 観光を重要視する町なのですから、理由を書いたほうが仕事としてははるかによかったでしょう。読むほうも「さすが、水産業の町、観光よりも漁業のほうが優先なのは当然」と理由を知って微笑むことができるでしょう。ハンドルネーム「とおりすがり」さん、どうもありがとうございます。
 

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

とおりすがり

あの工事は、夏休みの最盛期にどういう事かと苦情は伝えたのですが、漁師さんの都合にあわせた工事期間なのです。  本来は漁業で生計を立てている方の為の道路ですから、観光課も苦渋の選択なのでしょう。  水産経済部港湾課と表示すれば問題も無いのにね。  道路と橋は港湾・その先の木道は林務課だったかな、縦割りですからね。
by とおりすがり (2012-08-13 18:31) 

ebisu

なるほど、よくわかりました。
やはり、理由があったのですね。

水産経済部後湾課と観光課の連名で、ちょっと理由を書いてあれば、だれもがなっとくするでしょう。
観光に来た人たちも「なるほど水産業が主体の町だな」と微笑みながら、「来年また来るか」となったでしょう。

仕事は漫然とやってはいけませんね。

とおりすがりの方、解説ありがとうございます。
by ebisu (2012-08-13 22:26) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0