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#1807 学力が低下すると少年犯罪が減る:ブログ情熱空間より転載 Jan. 20, 2012 [64. 教育問題]

 なるほど、そういうことかという標記に関する分析記事がブログ情熱空間に掲載されたので転載する。
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/5100653.html
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2012年01月19日

学力向上と少年犯罪

昨夜は、釧路教育活性化会議(C-PEK)の会議でした。

会議で話題になったこと。
基礎学力が向上する過程において、子ども達が「荒れる」ケースが懸念されるということ。
今の釧路の子ども達は、本当に「良い子」が多いですね。
勉強の面は別にしても、現場が情操教育に力を入れている。
また、こども保健部による、10代の人工妊娠中絶率低下のための地道な運動。
そういったことも功を奏していると思います。

学者や教育行政には決して出てこない発想でしょうけれど、子どもの学力を、「特上・上・中・下・特下」に分けた場合に、「特下」の子ども達が悪いことをするのは、実はとても少ないものです。大人にたてついて反抗するわけではない。しかし悲しいかな、ただひたすらに怠惰で無気力…。

●Meiko Aikoku Blog 健全な批判精神と基礎学力
http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51772798.html

言いにくい部分を含め、昨日の話題を実にしっかりとまとめてくれました。
さすがは合格先生。
おみごとです。

●学力向上と少年犯罪
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/jijimonndai.html#Anchor-10143

《引用開始》
どんなものにもリスクはあります

 昨年からの取り組みが功を奏し始めていて、釧路の学力が上昇傾向にある、という情報が入ってきました。そうなると、考えなければならないのが、学力向上に関する負の部分です。
 実は、何か良いことを取り組んだとしても、それによって付随的に生じる「負の部分」というのが必ずあって、過去の例では、高度成長期の生産力の向上や経済力の向上が「公害」という負の部分を抱えてしまった、というようなことが生じます。そして、学力向上の負の部分として自分たちが捉えているのが、犯罪の発生です。
 というのは、日本全国を基準とした場合、東日本より西日本の方が犯罪発生率が高いのですが、それと同様に東日本より西日本の方が学力が高いという事も分かっています。近隣で言うと、学力の低い釧路より、学力の高い帯広の方が、知的で悪どい犯罪が多いという話もよく聞きます。 そして、集団での授業姿勢をきちんとさせることが「荒れた成人式」を防ぐ方法と自分は考えています。釧路の成人式が荒れたものにならないように、子供達を取り巻く大人が「子供のうちに身につけておかなければならないこと」をきちんと身につけさせるという意識を持って、授業や式典の際の姿勢作りに取り組んでいけるといいですね。

 さて、学力レベルと犯罪の傾向ですが、学力レベルに分類して、自分たちはこのように分析しています。
 1 学力が高い
 2 学力がやや高い
 3 中位
 4 学力がやや低い
 5 学力が低い

 まず、1と5では犯罪発生率が低くなります。1の場合は、犯罪と自分の将来のリスクを考え、犯罪に歯止めがかかるためです。5の場合は、いわゆる「無気力系」と言った方がいいでしょうか。自分自身が何をしていいのか分からないとか、犯罪のような面倒な事をしたくないとか、要するに、学力が低いと逆に犯罪の方に目が向かなくなっていくという傾向です。
 ヤンキーを例に取ってお話すると、学力がある子は車の改造をしようと思ったときに、どこをどうすればどのようになるか、という事が理解出来ますし、雑誌などを読んで知識を蓄えることも出来ます。本当に学力が高い子は、自分で車を改造出来るレベルになったりします。ところが学力が低いと、雑誌を読んでも意味が分かりません。改造しようにも改造しようがないです。自力で改造しようと思った日には、元に戻せなくなり、車が動かなくなってしまうのではないでしょうか。すなわち、悪いことをするとか、いわゆる「やんちゃ」をするにも学力が必要なのです。ですから、学力が低いと「犯罪」よりも何もしない「ひきこもり」の方に向かっていきます。今の釧路は、どちらかと言うと「ひきこもり」になる傾向が高いということは、統計をみても明らかです。
 そして、2~4の段階では、学力が低いと、無計画で刹那的な犯罪の傾向、学力が高いと計画性が高い犯罪の傾向が高くなると考えてもらえればいいでしょう。

 釧路新聞の記事になっていた教育に関する座談会で、釧路教育大の教授が「釧路の少年犯罪が少ないのは、子供が守られているからだ」と言っていましたが、自分たちは、そんな幸せな発想はしておりません。
釧路が今置かれているのは、上記の基準で5のレベル~無気力系で犯罪が少ない~になっているからだと推測しています。そして、これが4や3に入って行くにしたがって、犯罪が増えていく傾向になるだろうとも推測しています。
 したがって、今のうちから予防策を講じておく必要があると考えています。

 予防策としては、次の3つです。まず行うのは、このうちの2つ。
 1 家庭での意識づけ
 2 学校での道徳規範の充実
です。

 1は、家庭で「夜、出歩いている子はいないか」ということや「携帯電話やパソコンをこっそり使って、あやしいサイトにアクセスしていないか」ということなどに対し注意を促すということです。
 2は、「人に迷惑をかけてはいけない」ということや「家庭での過ごし方に対して、上記の点になどに注意を促す」ということです。
 そして、この2点は「防犯」という事を前面に押し出さなくても「学力向上策の一環」とか「生活習慣の改善」という名目で指導できますから、子供達に「犯罪」を意識させずに指導することが可能です。現在の学力に関するアンケートでは「家庭学習時間」とか「科目の好き嫌い」とか、そのような内容に終始していますが、それにプラスして、釧路独自で上記のような項目のアンケートもとっておき、子供達の傾向を今のうちから把握しておくべきでしょう。

 ただ、これでも犯罪が増加傾向になってきた場合、
 3 警察との連携の強化
を今のうちから少しずつ進めておいて、いざとなったらすぐに動ける状況にしておくことです。

 こういったことを水面下でしっかり進めておいて、「学力の向上=幸せの享受」のみで終わらせられるようにしていって欲しいですね。
《引用終了》



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  最初の方(「健全な批判精神と基礎学力」)が引用されていないが、クリックすれば開くのでこちらもぜひお読みいただきたい。

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