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#1598 中国新幹線事故:メーカの異なるハードの組み合わせは事故の元 July 26, 2011 [B2. トピックス]

 前を走っていた車両はカナダ製のCRH-1で追突した車両は日本製のCRH-2という車両だそうだ。そのほかにもドイツ製の車両やフランス製の車両が走っている。
 これらが同一軌道上を走るから、官制ソフトは自前で造るしかなかったのだろう。

 福島第一原発で汚染水の放射能低減のために米国製とフランス製と日本製の機器を組み合わせて使った。そしてトラブル続出である。パイプから水が噴出したり、予定よりもずっと早く処理剤の能力が落ちたりと現場はたいへんだ。
 似たようなことは銀行の合併後のシステム統合作業でも起きている。みずほ銀行が何度もトラブルを起こした。ハードウエアが違えばソフトもそれぞれ異なる。それらを統合するのはたいへんな作業なのである。
 ましてや、時速300㌔で走る飛行機のような新幹線だから、コントロールを一つ間違えば大事故でたくさんの死者が出る。それでも国威発揚を最優先に短期間で8300㌔㍍も新幹線網を張り巡らしたのはお見事である。
 四川大地震のときには学校建物の手抜き工事が問題になったが、さっさと瓦礫処理をして原因追究ができないようにした。今回も同じように見える。事故現場でまだ2日もたたないときに、重機で穴を掘って事故車両を埋めてしまった。
 これであの事故の原因はわからない。事故から学ぶことは多かったはずだし、そのことによって防げる事故もあったはず。

 中国国民は速いだけで安全に配慮を欠いた新幹線を利用するのだろうか? これでは事故は繰り返し起きる。
 日本だろうが中国だろうが仕事は正直に誠実にやるもので、インチキのツケは大きいというのも併せて普遍的な真実だろう。 


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miopapa

先程、ネットのニュース配信で
中国が、一度埋めた車両を掘り起こしたとながれました・・・・・
事故当日に、早々と責任者が首を切られたり
国のトップと事故現場との緊急の体制が
果たして何処まで密になっていたのかも多いな疑問ですが
福島の事故の、国と東電などのことを考えると
手放しで中国のことを批判できそうにもなく
差に、最後にお書きになられているとおりだと・・・・・
by miopapa (2011-07-26 16:30) 

ebisu

miopapaさんへ

>福島の事故の、国と東電などのことを考えると
手放しで中国のことを批判できそうにもなく
差に、最後にお書きになられているとおりだと・・・・・

ハンドルネーム"もやしさんま"さんの書いている通りですね。
「売り手よし、買い手よし、世間よし、の三方よし」がいい。
売り手(中国共産党)ばかりがよくて、買い手(中国人民)の安全がないがしろにされています。

権力は正直に誠実にあるべきですが、どこの国もそれとは真逆、だからネットでの監視や情報のやり取りがますます重要になっています。
by ebisu (2011-07-26 22:33) 

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