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#1549 口腔外科の先生による抜歯  Jun. 11, 2011 [38. cancer]

 夜9時を過ぎてから雨が降っていた。気温は10.1度だった。根室はこのごろ霧が深い。今日も朝から霧が出ていた。太陽はほとんど顔を出さない。

 5年前に胃の全摘手術をしてから、カルシウムの吸収能が低下したせいか歯が次々に虫歯になり痛みが出た。唾液の量が減ったり、日に6回食事をすることも口内細菌の状況に変化を起こし歯に影響があるのだろう。
 歯に故障があると食事がときに苦行になることがあり、体調維持がむずかしくなる。まあ、健康だったときのようにはいかぬのはしょうがない。
 いまとなっては身体が丈夫で健康だったころが懐かしい。常なるものはないと頭の中では理解しても、それは所詮頭の中でのことだった。いまはよくわかる。

 2週間前に歯磨きをしているときに左上の一番奥の歯が折れた。神経を抜いて金歯がかぶっていたのだが、土台になっている元の歯の部分がダメになって取れてしまったようだ。10年ほど酷使に耐えてくれた奥歯に感謝。
 さっそく地元の歯科医の先生にで診てもらったが、抜歯の判断にさもありなんと納得。今日北大から口腔外科の先生がきて抜いてくれた。
 ガリガリガリ、口の中に何種類か"工具"が差し込まれ、10分ほどで簡単に抜け、治療が完了した。すっきりである。
 痛み止めと抗生剤をいただいて飲んだから、痛みもない。今夜はよく眠れそうだ。

 インプラント治療をするなら東京まで行こうかなと思っている。桜が丘にあるかかりつけの歯科医院にインプラントの専門医が来るが、技術がしっかりしているようだ。この歯科医院の先生は北海道の大学歯学部の卒業で道内のことをよくご存知だった。仕事が丁寧で説明もきちんとしてくれるので患者の評判が高い。中学生と高校生の試験のないときを狙って3回行けば治療できそうだが、地元の歯科医の先生に相談してからだ。

 胃の全摘手術をした人は私と同じように歯がもろくなった人が多いのではないだろうか?昨年10月に他の歯を治療してから8ヶ月、間が空いた。いままでで一番長い"穏やかな日々"だった。感謝。

 患者にとっては地元の歯科医の先生が一番の頼りである。今回のように札幌との口腔外科専門医と連携があれば患者は安心して治療してもらえる。

 先代の先生は昭和30年代中ごろに歯科医をする傍ら根室新聞に連載時代小説を書いておられた。たまたま用事があって根室に戻った平成3年に「おい、○○坊」と名前で呼ぶ人がいる(42歳のおっさんを"~坊”と呼ぶ人は親の世代のごく近しい近所の人だけ)ので誰かと思ったら先代の先生だった。それが話しをした最後になった。お顔の色が黒ずんで痩せておられたのでずぐにご重篤なご病気だとわかった。
 治療をしている合間にマスクの間からのぞいているまなざしが先代の先生にそっくりなことがある。そういう時は目をつぶってしまう。

*【ご同病の方への参考】
 この3年間ほどカルシウム剤を朝食後に1錠だけ飲んでいる。効果があるのかないのかわからぬが、少量飲んでいる。
 FANCL社製「身体にしっかり届くカルシウム」

 1日6錠が標準摂取量だが、1錠しか飲んでいない。下痢を起こすからだ。ロート製薬の「グルコサミンとコンドロイチン」もたまに飲むことがある。膝関節の調子に違和感が合ったときに数日飲むと調子がよくなる。これも1錠のみ。規定量の半分でも下痢を起こす。

**翌朝起きたら抜歯した後の空洞は肉が盛り上がってふさがっていた。いやはや生命力とはすごいものである。

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