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#1275 教育時評(3):北海道教育委員会チャレンジテスト Nov. 11, 2010 [64. 教育問題]

  今日も中3の生徒から数学のチャレンジテストの質問があった。2枚、二日分だった。2次関数の問題はやさしいものだったが、もう1枚の証明問題は表現はなじみやすいようになっているが、根室の平均的な生徒には難易度が高すぎた。

(1)連続する3つの奇数の和が3の倍数であることを証明せよ。
(2)連続する二つの奇数の平方の差から何が言えるか。

 奇数を"n-1"とやってみたりするが、誰も正解に行き着かなかった。
「nが5だったらn-1はいくつ?」
「4だ先生」
「4って奇数だっけ?」
「あ、偶数になる」
「ではどうすればいい?」
「???」
 ほとんどの生徒がここから前へは自力では進めない。生徒の90%が沈没したのではないだろうか。真ん中の奇数は"2n+1"と表すくらいのヒントがあればよかった。配慮が足りない。
 数日前のあの簡単な計算問題に比べると、この証明問題が自力で解ける生徒は10%いるだろうか?この問題は放課後補習で解説しながらやらせるべき問題なら良問といってよい。だが、この中学では「宿題方式」である。一番手間がかからない方法だろう。
 
 北海道教育委員会のチャレンジテストはいったいどういうレベルの生徒を対象として、どういうやり方でやるのが効果的だと想定しているのだろう。
 まったくレベルの異なる問題が入れ替わり現れるので、理解に苦しむ。学校の先生たちの意見も聞いてみたいとebisuは思う。


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