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新型インフルエンザウィルスが直接肺炎を起こす #874 Jan.22, 2010 [35. 感染症および自己免疫疾患]

 私は朝ベッドの中でラジオを聞いていることが多いが、今朝8時少し前にNHKで8月31日に稚内のホテルで死亡した保健婦さんのことが報じられた。
 肺胞を調べたところ新型インフルエンザウィルスが直接肺炎を起こしていたという。肺炎を発症してから半日で急激に重症化して死亡したと推定されている。
 通常の肺炎はインフルエンザウィルスではなく細菌が起こす。細菌より大きくウィルスより小さいマイコプラズマが原因となる肺炎はマイコプラズマ肺炎といい、異型肺炎と呼ばれている。
 新型インフルエンザウィルスが肺炎を起こしたことが確認された国内初症例とのことだ。

 当初は肺炎が多発するのではないかと心配されたが、流行のピークを過ぎたが肺炎で重症化する例は稀だった。ウィルスが強毒化しなかったのである。
 それにしても、新型インフルエンザの聞き取り調査に従事していた利尻島の保健婦さんが死亡してから4ヵ月半も経ってからの調査結果公表にはどういう事情があるのだろう?
 簡易検査で新型インフル陽性だったのにいままで病理解剖しなかったわけではあるまい。病理標本として冷凍保存してあった肺組織を薄切して肺胞を検査したのかもしれない。それとも影響が大きすぎるから公表を控えていたのだろうか?解せない調査と結果の公表だと思いつつも、9月初旬の時点で患者の聞き取り調査に当たっていた保健婦さんが、肺炎発症後半日で重症化して亡くなったというニュースが流れたらパニックになっていたに違いない。

 保健婦さんは聞き取り調査の際にはマスクを着用していたという。持病は高血圧だけだから、喘息など厚生労働省が注意を呼びかけた基礎疾患に該当する持病はなかった。それでも感染し、死亡した。
 医療従事者として、新型インフルエンザによる国内初の殉職であることが判明したので、改めてご冥福を祈りたい。合掌。

以下は当時配信された毎日新聞のネットニュースである

新型インフル:感染の40代女性保健師死亡

 北海道は31日、新型インフルエンザに感染した稚内保健所利尻支所(利尻町)に勤める40代の女性保健師が死亡したと発表した。
女性は新型インフル患者の聞き取り調査などに従事していた。感染者の死者は全国で8人目で、医療従事者は初。

 道によると、女性には高血圧症の基礎疾患があったが、厚生労働省が注意を呼び掛けていた「重症化しやすい疾病」には含まれていなかった。
女性の感染経路や、新型インフルと死亡との因果関係は不明。

 女性は29日に稚内市内の医療機関でインフルエンザA型と診断された。同日、稚内のホテルに宿泊したが、30日午後2時ごろ、
客室で意識不明の状態で倒れているのをホテル従業員が発見し、医師が死亡を確認した。死因は急性心不全だった。

 女性は21日、利尻町の隣の利尻富士町の公立中学校で新型インフルの集団感染が発生しした際、マスクなどをしたうえで患者から
聞き取り調査をしていた。道は女性の行動範囲や接触状況を調べている。


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