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小沢幹事長の勝ち? #873 Jan.21, 2010 [B2. トピックス]

 今週中にも東京地検特捜部の事情聴取に応じる意向という。時間はたったの4時間だから、これで何かができるわけではない。単なるセレモニーに終わるだろう。
 問題はどれだけ地検が物的証拠を積み上げているかだが、確実な証拠を積み上げていれば事情聴取後そのまま逮捕できる。だが、確実な証拠があれば事情聴取の必要はなく、いきなり逮捕できる。それができないところから判断すると検察は強力な物証を欠いているのだろう。
 小沢幹事長は2度目の事情聴取には応じない。4時間の事情聴取が終われば、この勝負は小沢検事長の勝ちになる公算が大きい。

 東京地検の取調べがきついのは21日間拘留されて連日の取調べにさらされた場合で、たいていの人が精神的に追い詰められ、検事が書いたシナリオ通りの調書にサインしてしまうのだそうだ。普通の神経では一月近くも連日取調べを受けたらあることないこと何でも喋ってしまうだろうと経験者から聞いたことがある。実際に拘留期限が切れて出てきた人でしばらく精神的におかしくなった人を見たことがある。人によっては精神的なダメージが残るほど、取調べがきついということだ。ビデオにそのような状況を残さず記録したらそれこそ人権侵害の証拠になるから、取り調べ実務に支障が出る。
 東京地検の取り調べは、基本的には戦前と変わらない自白主体のものだ。もちろん、戦前と違って物理的な拷問はないが、被疑者の人権保護のために取り調べの状況をビデオを撮られることを検事は嫌がる。被疑者の人権軽視の取調べが彼らの自白強要のテクニックの核心部分をなしている。これが変わらない限り、検察は可視化に反対せざるを得ないだろう。

 さて、今回の事件で奇妙なことが二つある。西松建設に係る違法献金容疑が衆議院選挙の直前に持ち上がった。自民党の二階大臣(元)が権限があったにも関わらず逮捕されていないのに、職務権限のない小沢氏が選挙直前に槍玉に上がった。そして参議院選挙を控えたいま、再びダム建設に関する口利きで地検の捜査が入った。当初は不動産を買ったことを記載していないということで政治資金規正法違反だった。いつのまにか捜査の方向が変わっている。捜査のタイミングに疑念がある。

 輿石幹事長代行が可視化法案を今国会へ提出すると検察に圧力ともとれる発言をした。テレビでその発言を聴いて驚いた。こういうタイミングでどうしてあからさまな発言をするのだろう。幼児性むき出しで、大人の対応とは思えない。
 こういう場合は黙って法案作成にアクセルを踏み込めばいいだけで、外に向かって発言する必要はまったくない。
 喋らず行動することで相手に無言の圧力をかけられるのだから、そうしたやり方をするのが当たり前で、できなければ仕事人としては失格だ。
 1936年5月生まれの73歳、日教組出身の議員だ。在日外国人への地方参政権付与の問題でも推進派の中心にいる人物である。私は日本国籍のない者に参政権を与えることには反対である。参政権を得たいなら日本国籍をとればいい、それが原則である。
 中堅どころでは重要な役職にお粗末な人材が散見されるが、民主党の重鎮(高齢議員)といえば渡辺恒三、藤井元財務大臣としっかりした人ばかりだと思っていたが例外もあるらしい。
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