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市立病院予算比4億円減収 [32. 市立根室病院建て替え]

市立病院予算比4億円減収

市立病院
 予算比4億円減収
 市議会で市長見通し
 「整形医確保に努力」
【根室】第4回定例市議会が16日開会し、5氏が一般質問に立った。長谷川俊輔市長は本年度の市立病院事業会計について、当初予算より4億円程度の減収になる見通しを明らかにした。
 竹内正利氏(創志クラブ)、神保志氏(共産党)の質問に答えた。当初予算は常勤医を現行より3人多い15人で積算しており、市長は計画通りに収入が伸びていない状況を説明。「一般会計からの繰入は当初予算の6億1千万円では無理。不確定だが、10億円程度になるかもしれない」と述べた。
 今後の医師確保の見通しにも触れ「ニーズが高い整形外科医を年明けの早い時期に招聘できるように最善を尽くし、収支不足の圧縮に取り組む」と強調した。

《コメント》
 北海道新聞12月17日朝刊根室地方版の記事である。
 何度もブログで10億円の赤字が出ると書いたが、決算ベースで「10億円の赤字がでるかもしれない」ということが市長自身の口から公表された。4年連続で10億円の赤字を出すことになる。予算の組み方を変えるべきだ。予算編成時に常勤医が11人しかいないのに、15人体制で予算を組むことが間違っている。予算編成時の在籍人員で予算組みすべきだろう。現在14名だから14名体制で来年度予算を組むべきだ。来年度に限っては大差はない。これまでインチキにも見えるやり方がなぜなされてきたのかについては前に書いているので再説しない。
 残念だが、この4年間、医師確保を叫ぶだけで、まったく改善の手が打たれなかったということだけは確からしい。
 民間会社では年間売上20~23億円の規模で4年連続10億円を超える赤字、つまり40億円の赤字を出すなど考えられない。とっくに倒産している。

 改善の手立てがないのかといえばそうではない。たとえば、80ベッドほどを療養(介護保険・老人の長期療養専用)病棟に転換すれば年間5億円ほど売上が増やせる。必要な医師も工夫次第で集められる。そう難しい話ではない。年間赤字10億円を半分にすることは可能なのだ。すこし智慧を絞り、忙しくなるので仕事に一生懸命に汗を流すだけでいい。
 赤字を半分にできれば予算に小細工をしなくても正々堂々病院新築はできる。後で言い訳をしなくてよい嘘偽りのない予算を作り、気持ちよく仕事をしよう。

 2008年12月17日 ebisu-blog#447
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