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早い!高1で中村君日商簿記2級合格(北海道新聞より) [57. 塾長の教育論]

早い!高1で中村君日商簿記2級合格(北海道新聞より)

早い!
高1で
中村君 簿記2級合格
【根室】根室高校1年の中村一敬君(16)が日本商工会議所(日商)の簿記検定2級に合格した。根室商工会議所によると、高校1年生の合格は珍しい。(仁科裕章)
 挑戦3回目「自信あった」
 中村君は中学3年生だった昨年4月から週1回、市内の学習塾「伊勢学院」で簿記の勉強を始め、、同11月、3級に合格。2級は今年11月に3回目の挑戦で合格した。高校2,3年生の合格者は多いが、1年生はまれという。
 家庭では学校の予習復習が中心で、簿記は週に1時間程度しか勉強できず、試験直前の2週間は1日3時間、過去の試験問題を解くなど、集中的に勉強したという。そして「ちょっと不安だったけど、前回より自信を持って試験に臨めた」と振り返る。
 中村君は「物心がつく前に父親を病気で亡くしたので、幼い頃から医師になって命を救う仕事がしたいと思ってきた」と話す。簿記は病院経営に生かすために学んでいるという。次の目標は在学中の簿記1級合格、そして大学医学部合格だ。

《コメント》
 12月17日付北海道新聞夕刊の記事より転載。記事中の「高校2,3年生の合格は多い」というのは誤り。おそらく全商(全国商業高等学校主催)の簿記実務検定2級や全経(全国経理学校協会主催)簿記能力検定2級と混同したのではないだろうか。これらは商業簿記だけの簡単なもので難易度が日商2級とは比較にならない。
 日商2級は商業簿記のほかに工業簿記の問題が出題されるので、事務情報科や商業科でも2年生で11月の受験は無理。3年生でも合格者は毎年数名どまりである。全国レベルでも、たとえば東京では優秀な生徒は私立の進学校や都立の進学校を目指すので、とても中学3年生が簿記の勉強をやる暇などない。
 そして半年で商業簿記と工業簿記の勉強を終え、日商2級を受験できる可能性はほとんどゼロである。半年で日商2級に合格するためには毎日3~5時間ほどの勉強時間の確保が必要だ。
 3月から勉強を開始した事務情報科の1年生が一人いる。日商3級(1年生日商簿記3級合格も数十年ぶりだろう)には合格したが、2級は惜しくも6点足りずに不合格だった。平均して1日3~4時間勉強しただろう。
 中村君は普通科の1年生である。公表資料によれば最近の進研ゼミ模試でも学年2位である。簿記検定と時期が重なったから、模試対策の勉強はまったくできなかっただろう。それでも2位だ。高校受験の直前、2月の下旬に簿記3級を受験したが、入学時の成績は2位ではなかっただろうか。それくらい優秀な生徒でないと普通科で日商簿記2級の受験は1年生はおろか2年生でも無理だ。
 普通科では簿記は選択科目で、日商2級の合格実績は根室高校で普通科では50年遡っても一人もいないだろう。チャレンジできるか否かは別にして、日商簿記1級は大学レベルだ。論述式問題も出題されるので、北大現役合格よりはかなり難しい。高いハードルは時に人を磨く。

(明治大学商学部や中央大学商学部は高校普通科の生徒が日商簿記2級に合格したら推薦入試枠がある。商業科なら日商簿記1級合格が推薦条件である。)

 2008年12月18日 ebisu-blog#448
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