SSブログ

学力テスト総合C-(2) [62. 授業風景]

学力テスト総合C-(2)
 
 11月12日中学3年生対象の学力テスト総合Cの結果が出た。数学の問題は市街化地域のある中学校は平均点が13点だという。60点満点だから20%強である。問題を見たが少し難しい。全国的に判断すると決して難易度は高くはなく平均的なレベルだが、昨年実施の学力テストより難しかったのではないだろうか。北海道の学校で実施されている学力テストとしては難しかった。期末テストに備えてよく復習しておいたほうがいい。

 11月6日実施の学力テストは1・2年生対象だったが、中2の数学は一つの学校が30.6点、もう一つが28点だったから、各校30点前後だろう。
 ブログ#391『平均点28点学力テスト数学問題の難易度』で分析したように、基本問題にひとつずつヒネリを加えた良問であり、毎日予習復習をして土日には5時間ほども勉強していないと90点が取れないような問題構成であった。1年生も各校30点台の平均点のようだ。

 1・2・3に共通して数学の問題は難易度が上がったようにみえる。北海道の学力レベルを上げるためにはいい傾向である。案の定、成績上位の者たちが危機感を抱いて勉強に熱が入り始めた。これで道立高校入試の問題の難易度が上がれば相乗効果が出るだろう。
 成績上位クラスのものはほっておいても難しい問題を与えれば勉強する。だが、成績下位クラスの集団は補習しなければ成績を上げられない。この集団のほとんどの者が家庭学習の習慣がないし、勉強の仕方すらわからないのが実情である。平均点を上げるためには、部活動を週2回禁止して補習に当てるのが有効だ。各学校長に任せていれば何とかなるのだろうか?市内のすべての中学校に共通する問題であるのだが、市教委はどのように考え、どのような行動を起こすのだろう?その存在が問われている。
 本音を言えばわたしもこのような苦言は言いたくないし書きたくもない。損得を言えば損なことばかりだ。しかし、教育は損得勘定でするものではないから、あえて苦言を呈する。
 教員の、教員による、教員のための教育委員会であってはない。根室の子どもたちの学力向上のための教育委員会や校長であるべきだ。具体策の立案と即時実施を期待したい。

 2008年11月15日 ebisu-blog#399
  総閲覧数:48,286 /355 days(11月15日8時30分)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0