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#4583 新型コロナワクチン杜撰な在庫管理⇒河野大臣 July 12, 2021 [8. 時事評論]

 いま報道ステーションを見ていた。ワクチンの手配が追い付かず、全国の集団接種会場は予定の変更を強いられている。会場の予約、医師の手配、看護師の手配、会場整理係の手配など、違約金を支払わなければならないケースも出ているだろう、現場は大混乱である。

 菅総理の指示で職域接種に号令をかけてそれがはじまったのは6月だが、河野大臣の説明によれば、モデルナ社製のワクチン4000万回分が実は1370万回しか輸入できないことが4月下旬にはわかっていたという。
 だったら、職域接種をはじめたらワクチンが足りなくなることはわかっていたはず。どうして菅総理に「できません」と言わなかったのか。
 新入社員でもでわかる在庫管理の理屈である。輸入量が2630万回分不足しても、在庫がなくなると思わなかったとしたら、間抜けの誹(そし)りを免れぬ。ワクチン接種の大号令をかけておいて、輸入量が短期間に2630万回分も減少することをアナウンスしなかった。器が小さくて1/3しか輸入できないとなると自分の失態となるので言えなかったのだろうか?結果としては「依らしむべし知らしむべからず」となった。
 足りなくなりそうだと5月初旬にアナウンスすればいいだけのことだった。ところが、足りなくなってから、「実は...」と7月になってから言い出す。これでは仕事の管理能力を疑われますよ。

 問題の根源は、「安心安全」にオリンピックを開催したいが、ワクチン頼みしか術がなくなった菅総理の焦りにある。賭けに出て無理を通したから、ワクチンの在庫が足りなくなるという道理が引っ込んでしまった。輸入量の大幅な減少を考慮せずにできるだけ市町村の接種会場を増やせ、そして途中から職域接種の拡大をしろと大号令をかけた結果の惨状である。

 田村憲久厚労大臣、西村康稔新型コロナ対策担当大臣、河野太郎新型コロナウィルスワクチン接種推進担当大臣そして首相官邸、だれもCOVID-19対策の全体をマネジメントしていない。実務能力や仕事のマネジメント能力のないそれぞれの担当大臣が、菅総理の指示の乱発に振り回されて右往左往しているだけ。


 金融機関を通じて飲食店に圧力をかけようとした世間的な常識に欠ける西村康稔新型コロナ対策担当大臣、そして在庫管理もできない河野太郎新型コロナウィルスワクチン接種推進担当大臣。両方とも実務能力やマネジメント能力がまるでありません。
 5月の段階で、モデルナ社製のワクチンが1/3しか輸入できないことになったので6月の職域接種開始はめどがつくまで延期しますとアナウンスすればよかっただけではないか。
 58歳にもなってこんな程度の仕事もできないようでは上場企業なら管理職にはしませんよ。わたしが彼の上司なら、担当を外してとりあえず自分でマネジメントしながら仕事を任せられる人材を探します。
 こんな人がほんとうに次期総理の有力候補なのですか?信じられませんね。仕事で大チョンボしてもそれを認めることすらできません。まるでわがままな子供ですよ。自民党の国会議員にはもっとちゃんとした仕事のできる人材はいないのですかね、いるでしょ。どうしてこんな人に重要で緊急対応の必要な仕事を任せるのかわかりません。菅総理大臣はたぶん有能な人の使いかたを知らないのでしょう。

<新型コロナワクチン副作用事例:ファイザー社>
 mRNAワクチンは効果も高いが、リスクもあります。10ページから心臓障害事例が載っています。「心肺停止」が82例あります。
*安全性情報 (pfizer-covid19-vaccine.jp)

 厚生労働省のサイトだと、ワクチン接種後に亡くなった事例は7/3までで556例、因果関係を認めたものは1件のみ。555例は因果関係なしと、「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」に分類されている。だから、補償もないに等しい。
*新型コロナワクチン接種後に死亡556件で、厚労省が「無関係」とした7例の中身
**「
新型コロナワクチンの副反応疑い報告について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

***「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概

*7/14 「河野行革相「要望を見誤ったのは私の失敗」…ワクチン不足で陳謝
 見誤ったのではなくて、4月下旬にはわかっていたモデルナの2630万回分のワクチン不足を隠蔽したことから、こんな事態が起きてしまった。アナウンスしていれば、職域接種を延期して、ワクチン不足は防ぐことができたのである。オリンピックを優先して輸入量や在庫量も考えずにワクチン接種を急いだから起きた人災である。モデルナ社からの輸入が予定の1/3しかできなくなったという重要な情報を隠蔽したことに対する反省の言葉は一言もない。箸にも棒にもかからない人だ。


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#4582 西村新型コロナ対策担当大臣の圧力発言 July 12, 2021 [8. 時事評論]

 7月9日に「酒の提供を続ける飲食店に対して金融機関への働きかけを要請する」と独禁法違反の発言をして、後で訂正している。
 仕事で行き詰まると、こういう常識外れの発言と行動に出るのはなぜだろうか?彼の経歴を見るとまるで無駄がない。
   灘高⇒大法学部⇒経産省

 受験勉強の勝ち組で、エリート街道を突っ走ってきた人のようだ。受験勉強に熱心ではあったが、58歳になるも世間の常識を身につけることができなかったのか。受験エリートに偶に見かけるタイプである。何度かそういうタイプの人と仕事をしたことがある。受験エリートでも、世間的な常識をわきまえた人も何人かいたが、総じて世間的な常識や人を動かすやり方に疎いという共通点がある。無理もないと思う。中高と大事な時期に受験勉強一本でやってきていろいろな同期や大人に混じって無駄な時間を過ごしたからこそ身につく能力があるが、それがないのはむしろあたりまえだ。そういう者を棄てないとなかなか難関大学にはごうかくできない。
 マネジメント能力や創造力に弱点を抱えているというのは携行としてはあるだろうが、そうした傾向にも人によって強弱はある。西村大臣はたまたまそういう傾向が強いグループだということだろう。
 同じ権限のグループ内に置いて観察すれば器量の大小はじきに知れる、器の大きさが行動に現れるので周りが認めるからだ。そういう男は私利私欲では動かんよ。同級生にそういう人物が一人いた。根室高校最後の総番のヒロシだ。小物は虎の威を借りるか、権限を持つとやたら振り回したがる。そういう大臣がいま複数いるように見える。親玉がそうだから類が友を呼んでいるのだろう。

 受験勉強は正解のある問題を、正解手順通りに解けばいいだけで、記憶力を試している。それに対して社会で直面する問題のほとんどは正解がない、真逆である。だから、受験勉強で思考の鋳型をつくってしまうと、社会人となってから、柔軟に問題に対応できないという副作用がでる。問題が持ち上がるごとに、正解手順や記憶力ではなくて、創造力や段取りをつけてチームに仕事を割り振りそれを管理するマネジメント力が試される。問題解決に必要な複数分野の専門家に仕事の指示をしなければならないから、それらの専門知識と判断を間違えぬために深い教養が試されるのである。そういう経験がなかったのだろう。

 強いストレスにさらされると、パニックに陥り、権力を振りかざして人を操ろうとするのは菅総理にも似た気質を感じさせる。忖度させたり、自分の手を下すのではなく他人に汚れ仕事をやらせるような発想が出てしまう。

 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」なんて言葉をご存じないのだろう。日本人が数百年間守り続けてきたビジネス倫理である、そんなこともわからぬただの世間知らず。菅総理は西村大臣とふだん話をしているはずだが、人間の器について判断がつかなかったのだとすれば、判断を間違えて任命してしまったこういう輩が大臣の中に他にも何人かいるということ。そういう大臣が仕事をしだせば次々に暗礁に乗り上げる。

 新型コロナ対策で西村大臣になにか具体的な功績があったか?重要な案件をこんな人に任せているから、お願いばかりで具体的な対策がサッパリ出てこないのだろう。58歳にもなってこの体たらくでは、再教育の値打ちもない。新型コロナ対策担当大臣の資格なしと思うので、さっさと解任すべきだ。
 

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