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#4986 新型コロナワクチンの正体⑤:悪性リンパ腫発症とワクチンに関係はあるのか? May 31, 2023 [35.1 COVID-19]

  シリーズ4回目です。今回は衆議院議員原口一博さんが、ファイザー社のワクチン3回目接種の後に、悪性リンパ腫(血液の癌)を発症して、3回の治療の最終回がまもなくなされる予定で、ワクチン接種と悪性リンパ腫発症に関係があるのかないのか、気になっているので、井上正康大阪市立大教授に質問をしています。ワクチン接種と関係があれば、悪性リンパ腫が治っても、他の癌が起きる可能性がありますから、心配でならない御様子。
 5月26日になされたお二人の対話動画「何も知らないで死んでいる日本人」の24分のところから、書き起こします。意味の通りやすいように、書き換えをしています。専門用語は解説しているサイトにリンクを貼っておくので、そちらをお読みください。生物を履修した高校生なら理解できるでしょう。

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<原口:スパイク蛋白は、最初は「下水」というか、身体から出すところに来るって仰って、次に骨髄って仰ってましたが、わたしの関心を聞いてよろしいですか?僕の場合は3回目のブースター接種からヘンになって、いま悪性リンパ腫、瀰漫性大細胞型B細胞リンパ腫(白血球の内、Bリンパ球が癌化することで発症する病気)、これ、結構足が速い奴であと1回でとまるんですね。癌がなくなるだろう。もし遺伝子の中にそんなものが入っていたら、常に癌つくれってやるわけだから、それを取り除く方法はあるのですか?>

 R-CHOP(悪性リンパ腫の標準的な抗癌剤による化学療法)ですね。これ(mRNAワクチンを取り除く方法)はね、わかりません。遺伝子が入っていなくても、今回のワクチンで怒ってくる現象を見ると、我々の身体の30%ぐらいは、ご先祖様がウィルスからもらった遺伝子を使いまわしてできているわけですね。そのなかにウィルスの遺伝子がいっぱいあります。ヘルペスウィルスとかね。口内炎は疲れたときにパッと出るでしょ。三叉神経や神経系にウィルスが一杯入り込んでいるんです。トロイの木馬のようにウィルスが入り込んで、免疫が落ちたときに、それがパッとお祭りをすると。ヘルペスなんか、子供のころに、水疱瘡とかいろんなのに罹ったりして、「敵」はすでに家の中に入っている。いくらドアを閉めても遅いのです。ただし、免疫がちゃんとしていれば、そういうものが暴走せずに健康を維持できます。我々の身体はそういう存在なのですね。今日のワクチンでは遺伝子が組み込まれなくっても免疫が抑制することによって、たいがいのウィルスが再活性化されるということがわかって来てました、それがヘルペスが、帯状疱疹がたくさんの人に起こっているのはそういう可能性がある。(新型コロナワクチン接種が)免疫力を落とした。

<原口:「免疫力を落とした!」>

 それと、あとは骨髄のたくさん入ります。その次が卵巣なんですよね。そしてその次は副腎なんですね。副腎ホルモンを分泌します。五つ目が男の子の睾丸、精巣。
 [27:17]昨年、ヨーロッパの若い男子、ワクチン接種後140日後に亡くなって司法解剖したら、睾丸に精子がまったくない、スパイク蛋白だけがつくられていました。ヨーロッパでは大騒ぎになっています。そういうことが起こりえるんです。それはmRNAが安定で分解されにくいから、長く体内にいると逆転写酵素でDNAの中に入る可能性があります。アストロゼネカのDNA型ワクチンは100%DNAに入るけれども、mRNAでも入る確率があるということ。昔はこれを「セントラル・ドグマ」と言って、「DNA⇒RNA⇒タンパク」と一方通行だっていうのが教科書的な知識でした。これは50年前の常識です。[28:00]

 エイズが見つかって以来、レトロウィルス*(retrovirus)が逆転写するということで名前を付けられたのです。ですから、エイズ(AIDs)にかかった人では、逆転写が起こるということですが、実はエイズにかからずとも人間の遺伝子のポリメラーゼ(DNAやRNAなどのような核酸ポリマーや長鎖を合成する酵素)2種類が逆転写酵素活性をもっているということが論文でわかっています。そして昨年、人の肝臓の細胞に、mRNAからちゃんと入ったと、逆転写が起こったという論文が出されてているんです。ただし、その頻度がどれくらいかはまだ分かっていません。だから、理論的には起こっても、それは大したことがないと、いや大したことがあるのかもしれませんと水掛け論になっています。そういう意味ではmRNAが安定であるために、逆転写されるというのはまだ水掛け論です。

<原口:体に長い間とどまっていたら、確率が高くなる?>

 高くなります。
<原口:そうしたら早く抜かないといけない、デトックス**(解毒:毒を排出)するにはどうすればいいでしょう?>

 (笑いながら)、まあ、これはね、金甌日の夜に「全国有志医師の会」で3時間くらいやってまして、勉強会やるんですけど、なかなかね、初めての勉強会なので、37兆個すべての細胞に入っている可能性があるので、それをどうやったら抜けるのかというね、これは人体実験で明らかになりつつあるんで、そういう意味では亡くなられた方は、全部病理解剖または法医学解剖する必要がございます。そうやって、同時にワクチンを入手できれば、動物実験をやって、国でやったら、だいたい1か月で何ができるか?(それだけあれば)すべてわかります。[30:00]
 それを大学でやろうと思ったら、倫理委員会を通りません。というのは、ワクチンをそういう目的で使ったら窃盗罪になります。

<原口:だって中身がなけりゃ調べようがありません>

 ワクチンは我々のものではなくて、購入した政府のものでそれを無料接種しています。ですから、それをどこから入手しても(目的外使用なので窃盗罪になります)、例えば東大医科研という特別な研究室ならそれを使わせてもらう立場にあるわけです。そういうところなら解析が可能なのですが。

<原口:解析?中身が何だかわからなくて、いま要するに自己責任で判断しなさいと言っておいて、そんな話は...(ないでしょ)>

 通常はあり得ないですが、日本政府が契約した条件として、厚生省もそれを開示できずにやむなくやり続けるしかないと...

<原口:それはある意味、カサンドロクロスっていうか、目の前に崖があるのに、そこを突っ切るしかないと言っているのと同じじゃないですか。>

 もう、レミングが崖から落ちていくのと同じで、世界で日本が、世界のトップランナーです。

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*retrovirusのretro-は「逆」という意味。逆転写酵素をもったウィルスのことを意味していますから、RNAからDNAへ逆転写が可能になります。
**detox:解毒、薬物依存症の治療

<ebisuコメント>
 冒頭での原口さんの発言「スパイク蛋白は最初は下水というか、身体から出すっていうところから来るって仰って、次に骨髄」は勘違いでしょう。[15:50]あたりのところを確認すると、「一番集まるのは肝臓と脾臓、これらは異物を処理する臓器ですからね、免疫と関係しているんですけれども、その次に一番入るのが骨髄なんです。骨髄は若い未分化の細胞があります」と仰っています。「膵臓にもmRNAが集まるので糖尿病が悪化する」とも書いています。原口さんはスパイク蛋白が集まってくるという勘違いもしています。集まってくるのはスパイク蛋白ではなくて、それを製造するmRNAのナノ粒子なんです。スパイク蛋白はそれらの臓器から血流にのって全身に運ばれます。脳内の細胞で産生されたスパイク蛋白は微小血管内皮細胞のACE受容体と結合してブレインフォグ症状も起こします。
 mRNAが集まってくる臓器は、次の順位です。
(1) 肝臓
(2) 脾臓
(3) 骨髄
(4) 卵巣
(5) 精巣

 それほど集まらないようですが、注意すべきは血液脳関門(BBB)もやすやす通り抜けて脳内でスパイク蛋白を産生する事例があるということです。マクロファージやNK細胞やヘルパーT細胞が産生する炎症性サイトカインが脳内の微小血管とスパイク蛋白を産生する細胞にダメージを与えます。

 PEGコーティングされたナノの粒子のmRNAが集まる臓器は、毒素を排出する臓器(肝臓)、造血機能と免疫をつかさどる臓器(脾臓と骨髄)、そして生殖器の順です。そこに集まったナノ粒子のmRNAがスパイク蛋白を産生して、血流にのってそれらが全身に運ばれてしまいます。そして炎症を起こす。炎症性サイトカインが分泌れます。肺にスパイク蛋白が大量に運ばれたら、急性の重度な肺炎を起こし、呼吸困難に陥り生命を奪う。肝臓にスパイク蛋白が大量に生じたら、サイトカインで劇症肝炎を引き起こして死亡するなんて可能性があります。徳島県で昨年8月にコロナ接種後45時間で亡くなった女子中学生は、徳島県警が徳島大学医学部の法医学教室の准教授に司法解剖を依頼しましたが、肺と肝臓の両方にスパイクタンパクによる炎症が認められました。急性肺炎による呼吸困難と劇症肝炎の両方を併発したようです。

 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療は、造血幹細胞移植とR-CHOP療法とがあがあります。化学療法のR-CHOP療法が標準療法になっているようです。患者の負担が小さいのでしょう。移植は事前に免疫反応を抑えるような事前処置が必要ですし、術後も免疫抑制剤を服用しないといけないのでしょう。1980年代後半にシクロスポリンなんて薬剤がありました。白血病治療のための骨髄移植でずいぶん使われた薬です。検査で新規導入したのだ記憶があります。ファイザー社の製品なのですね、ネットで検索してみたらいまでもあります。

 ヨーロッパの28歳の男性が新型コロナワクチン接種後140日で亡くなった事例を、検索してみたらヒットしました。ドイツの病理学者アルネ・ブルクハルト教授が1/21.22にスェーデンで開催されたカンファレンスで公表しています。この教授によれば、ほぼすべての臓器にスパイク蛋白質が存在することを明らかにできたということですから、ワクチン接種後死亡事例をすべて病理解剖したら白黒がつきます
*「精巣の中で精子がほぼ完全にスパイク蛋白に置き換わっていた」

 特別な加工がなされていなければ、mRNAは十数分で分解してしまいますが、新型コロナワクチンのmRNAは数か月間体内を循環します。あまりにも長いので、その内に逆転写が起きてDNAが生成されると、永遠に体内でスパイク蛋白を作り続けます。どれくらいの確率で逆転写が起きるのか、なぜ起きるのか、そのメカニズムについて次回以降で言及がなされます。
 mRNAのデトックスについては次回井上先生が採り上げていますが、どこまで本気のご意見なのか、真意が測りかねます。喉粘膜に付着しているスパイクタンパクならともかく、全身37兆個の細胞のどれにでも入り込めるのですからね。全身のどの細胞にでもmRNAが侵入してスパイク蛋白質を放出しますから、それをデトックスするというのは、ありえない話です。身もふたもないことを言っては、原口さんがお気の毒なので、日本茶カテキンの話をされたのではないでしょうか。皆さんがどう解釈するのか、次回のアップが愉しみです。



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