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#4282 蝦夷梅雨にはハマナスが咲く July 5, 2020 [87.根室の話題]

 朝8時 気温13.6度、南東の風1.6m/s、湿度100%。

 朝夕深い霧が出るか雨、よくも飽きずに霧が出たり雨が降るものだ。
 九州熊本では24時間で400㎜の大雨、1級河川の球磨川の堤防が数か所切れたり、地滑りで山が崩れていた。平屋で屋根近くまで水没しているのに、屋根で救助を待つ人が少ないのは、増水とそれが堤防越えるのが短時間だったからだろう。夜中に降り始めたから避難する暇がなかったようで、犠牲者の数は数十人規模になりそうだ。適度に降ってくれたら天の恵みだが、大雨になると大災害を引き起こす。ふだんは穏やかな顔を見せてくれているが、水の力はとてつもなく大きく怖い。

 道東の太平洋沿岸は四百年に一度の巨大地震と20mの大津波がいつ起きても不思議ではない。具体的な避難計画と災害に備えて、避難場所や水や電気やトイレの確保をどうするのか、具体的な計画をもたなければならない。明日は我が身と心得て復興資金も積み立てておく必要がある。
 道東の巨大地震と首都大震災や富士山噴火や東南海巨大地震のいずれかが同じ年に続けて起きる可能性もゼロではない、備えあれば憂いなし。

 蝦夷梅雨という言葉があるように、北海道にも梅雨はある。根室半島は太平洋とオホーツク海に突き出しているから、この時期は朝夕に深い霧が出る。
 庭にあるハマナスの香りが、一段と濃くなってあたりへ漂いでていく。バラ科の植物らしいが、砂浜で見る1m以下のハマナスに比べると、庭で育ったものは「樹」である。身長は2m幹の直径が3㎝ほどにもなる。
 1か月くらい前にはスズランが咲いていた。庭の奥にひっそり咲いているが、この花も香りが強いので、近づくと風向き次第ではあるが香が鼻先をかすめる。
 いつもなら、観光バスが家の前に止まって、観光客が下りてきます。
「これ、ハマナスですよね、大きいですね」
「そうなんです、砂浜よりも条件がいいので大きくなるんです」
「好い香りがしますね」
なんて会話が交わされるが、今年はさっぱりだ。旭川ナンバー、網走ナンバー、釧路ナンバーの観光バスが一台も来ない。経営が継続できるのだろうか、心配になる。
 観光客の訪れぬ梅雨の季節にCOVID-19の影響の大きさを実感している。語り掛ける観光客がいなくてもハマナスの花は咲いている。
 通学路だから、小学生の中には背中に羽をつけた小っちゃい女の子の「ハマナスの精」が見えるかも。いるのは朝の内だけですよ、昼になるとどこかへ遊びに飛んで行っていません。

 フクロウは低い音で啼きますが、先週あたりから啼かなくなりました。どこかへ行ってしまったのかな。スズメも烏も6月は子育て、巣立ったスズメ5羽と烏3羽が庭に来てました。

①大きな花です、測ってみると11cmありました。
SSCN3628.JPG

②三輪のうち一番下のが大きさも形もよい。
SSCN3629.JPG


SSCN3627.JPG

④センターにある花は地上1.5mの高さにあります。
SSCN3626.JPG

2年前のハマナス
*#4035 なにもなにも小さきものはみな美し:清少納言 July 14, 2019
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2019-07-14

 #4030 ハマナスはバラ科:ほのかに香りが漂ってきます July 9, 2019
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2019-07-09


⑤スズラン(昨年6月4日)
SSCN2824.JPG
 コンデジでも前をぼかして「あとピン」にできることに気が付きました。意図通りの仕上がりにびっくり。


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