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#4061 金刀比羅神社例大祭:本宮の夜 Aug. 10, 2019 [88.金刀比羅神社のお祭り]

 8/10、夜7時から緑町1丁目交差点で行われた、太鼓の競演を見に行きました。まだ、太鼓の音がジンジンしてます。写真10枚アップします。

<写真①>
 緑町3丁目交差点(花咲街道)から見た夜店の列です。弥生町1丁目まで続いています。
 夜店の数は少しずつ減ってます。55年前は、梅ヶ枝町三丁目から一丁目まで夜店が並んでいました。花咲通りにも梅ヶ枝町から緑町まで夜店が並んでいました。当時は植木屋さんは場所をとるので、鳴海公園でした。現在の2倍くらいありました。いまはこの通り一本だけです。気温は15度くらいでも、浴衣姿の人は多い。本音はウールの着物の方がぴったりです。
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<写真②>
 緑町2丁目交差点左側の「型抜き」の夜店です。この奥がスマートボール。この区画だけは60年前とあまり変わりません。旧川原商店前ですね。お昼には歩道に商品が山積みになり、それが夕方にはほとんどなくなっていました。お客さんでごった返していました。スマートボールの夜店の向かい側が「山田豆腐店」でした。がんもどきやアブラゲを毎日揚げてました。数人人を使っていたお豆腐屋さんでした。長女だったかな中学生の時の同級生でした。
  左側、手前角から、川原商店、山一、九谷屋金物店が一区画でした。派手な色彩の九谷焼の大きな陶器が窓辺に並んでいたのを覚えています。陶器屋さんだと思っていました。ご主人物書きだったのですね。北海道新聞が根室高校シリーズを連載していますが、その記事で知りました。子ども心にも、商売に熱の入っていないお店だというのがよくわかりましたが、理由がわからなかった。60年たってようやく理由を教えてもらった気がします。(笑) 川原商店も山一も商売熱心でお客さんでごった返していましたから、じつに対照的でした。商人というものは、その心掛けが商売にそのまま出るモノなんです。わたしには懐かしい一角です。道路右側には、靴屋さん、山田豆腐店、銭湯の松乃湯、文具屋さん(五番館?)、宮本おもちゃ店が並んでいました。この辺りまでは、梅ヶ枝町3丁目、道銀向かいに生まれてから高校卒業までの18年間住んでいたわたしのテリトリーでした。常磐町のヨッコもこのあたりがシマでした。あいつは北斗小学校、わたしは花咲小学校、光洋中学校で同じクラスになりました。あれから58年間のつきあいになります。
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<写真③>
 第一祭典区の太鼓演奏が7時23分から始まりました。
 太鼓の数は8つです。肩から下げた太鼓が重そうです。
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<写真④>
 東部祭典区の太鼓演奏です。軽い音のする小さい太鼓を6個、パイプ製の台にセットして地面に直接置いてます。大太鼓が一つと、3個並べて一人で叩いてました。太い撥を両手で持って打ち下ろすので、腰の力がモノをいいます。演奏は、タンタンタンと軽快な音から始まりました。
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<写真⑤>
 第三祭典区の太鼓部隊です。太鼓は10個でした。もちろん各祭典区には太鼓のほかに、3人の笛と、シャンシャンシャンとなる、金属の灰皿のような楽器を打ち鳴らす人がいます。リズムに合わせてダイナミックに動きます。それも見どころの一つです。
 御旅所のあるところに、ヤチダ靴店「靴のトガシ」がありました。2階建てで2階も売り場になっていました。
*靴のトガシ:http://www.midoreet.com/m042.html
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<写真⑥>
 第三祭典区-2
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<写真⑦>
 第三祭典区-3
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<写真⑧>
 西部祭典区
 どの祭典区の技術レベルも高いのですが、西部祭典区には根室太鼓の佐藤さんがいます。この祭典区が一番根室太鼓のメンバーが多いのではないでしょうか。
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<写真⑨>
 1丁目交差点での太鼓共演がはねた後、緑町2丁目交差点で第一祭典区の山車と第三祭典区の山車が角を突き合わせて、太鼓をたたき合っています。第一祭典区の女の子が太い撥を笑顔で突き出している表情がいい。「よいよいよいよい!」と大きな掛け声とともに、バチを突き出し、第三祭典区の叩き手を挑発してます。第三祭典区の方は細い撥で、神田ばやしを高速連打です。年に一度だけ、太鼓の競演が終わっても余韻まだ冷めやらぬといったところです。
 2丁目角の酒店さんは60年前にもありました、老舗です。緑町1丁目の小林酒店さんも老舗でしたが、数年前に閉店しています。1丁目では伊沢書店さんも老舗の書店の一つでしたが、一番最後に閉店となりました。ご主人の顔が浮かびます。お元気にしておられるかな。本を買う人が減っていけば、町から本屋さんがなくなります。

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<写真⑩>
 同じシーンを、少し引いて写しました。2丁目交差点は熱演に声援を送る観客でいっぱいです。午後8時33分のシーンです。左端の手前側が第三祭典区の山車、奥側が第一祭典区の山車です。
 右側の角の店が、老舗の酒店さん、60年前にもありました。小酒井さんと言ったかな。斜め向かいに北洋相互銀行そして坂を下った方に札幌銀行がありました。北洋相互瓶工は60年前にもありました。若い元気な行員さんがビリヤードしていたので覚えてます。
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 どの祭典区だったな忘れましたが、肩から掛けた大きな太鼓を、片手で両面を連打する技がすごかった。ソロ演奏が長かったんです。この技は、根室太鼓の佐藤さんが3年くらい前にやって見せてくれたのが、わたしが見た初めてでした。金刀比羅神社のお祭りを横糸とすると、根室太鼓という縦糸があって、一つの織物となって技が受け継がれていってます。お祭り練習だけでは、技倆がこんなに上がらなかっただろうと思います。60年前との大きな違いは、根室太鼓という和太鼓のグループがあり、一年を通してトレーニングしているからです。その担い手の一人が、佐藤さんです。太鼓に打ち込むあまり、だんだん太鼓になってきました。仕事も一生懸命にやる人です。


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コメント 2

若後輩

こんにちは
御旅所のあった所はトガシ靴店ではないでしょうか?
by 若後輩 (2019-08-20 13:13) 

ebisu

若後輩さん

ありがとう、訂正しておきます。
by ebisu (2019-08-20 14:06) 

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