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#3425 根室半島東部一周47km (1)  Oct. 2, 2016 [85.サイクリング]

 少し風が強いのが気になったが、天気がよく湿度も下がり納沙布岬までサイクリングすることに決めた。

 正午:気温21.5度、風・南西7.6m/s、湿度50%、気圧1014.9hPa

 風速7.6m/sは時速に直すと27.3km/h、行きは太平洋沿いに東へ走るからいいが、納沙布岬からオホーツク海側へ出て帰路はアゲインストになるから、速度が10km/hほどダウンすることを覚悟しなければならない。まあ、のんびり走ればいいだけ。強いアゲインストに抗ってハッチャキになってペダルを漕ぐのは、還暦をとっくに過ぎた老人には似合わない。

 12時10分に出発した。
 根室高校の坂を下るときに時速が50kmを超えそうになったので、軽くブレーキをかけて速度を落とした。ここは路面の状態がよろしくないから、50km/hを超えたら危険である。
 坂を下りきると数キロにわたって海沿いの直線道路だから、車は時速80kmくらいで軽いエンジン音を響かせながらセンターラインを越えて追い抜いていく。追い越しマナーがよい。
 珍しく大きなエンジン音が後方から響いてくると、白いセダンが時速150kmくらいで追い抜いていった。ちゃんと避けて追い越してくれたからマナーはよろしい。(笑)
 このあたりは霧が出ていることが多いので、そういう時は怖い思いをする。運転している人から自転車が見えない、霧の中から50mほど先に突然自転車が見えるのだから、運転するほうもドッキリだろう。霧のときは赤色灯を点けて走っても怖い。霧が深いときにはすぐ1mくらい右を車が時速120kmで通り抜けていくことがある、近づくまで見えないのだろう。
 友知の長い上り坂(1km)を上りきったら、日本最東端のゴルフ場がある。セントアンドリュースに似ているという噂もあるのだが、根室ゴルフツアーをHISが企画したという話をトンと聞かぬ。優秀な企画マンあるいはウーマンがたくさんいるだろうにどうしたことだろう?(笑)
 水筒の水を飲みながらゴルフ場の写真を撮った。ここまで6.9km。

 坂を登り切ってしばらく走ると双沖である。黄色のはっぴを着て道路に5名ほど交通整理(?)をしている人がいた。特に車が多いわけではない。双沖神社の例大祭のようだ。

 歯舞まで15kmある。漁港の手前に華岬小学校があったが、いまはスポーツセンターになっている。この地域の小中学校が統合されたからだ。漁港にはいま高さ50mほど塔が建設中である、これも撮った。「歯舞神社例大祭」の旗が道路に何本もなびいていた。
 歯舞を過ぎると珸瑤瑁である。珸瑤瑁小学校はそのまま残っている。納沙布に程近いところで道路から100mくらい海側に入ったところを、お祭りの山車と行列が歩いていた。太鼓の音が道路まで響いてくる。

 13時11分納沙布岬に到着、ここまで21.8km、平均時速23.8kmである。追い風だから楽だった。観光客と思しき人が8名いた。ちょっと大胆な格好の若いギャルが二人、子供連れのお父さん、老夫婦、30代と思しき背広姿の男二人。
 北方館の2階で女の子テレビ画像の望遠鏡を操作して水晶島を見ていたら、突然叫んだ。
 「人が見えるよ!」
 ちょっと触ると画面が移動してしまうので、2回目は捕まえられなかったようだ。望遠鏡でのぞいたが、建物が見えるが人影はなかった。今日はよく晴れていて水晶島や貝殻島がはっきり見えた。オホーツク海側はかすんでいる。
 バナナとリンゴを刻んでトッピングしたヨーグルトとあんこ餅を自転車のバックに入れてきていたので、休憩かたがた食べた。

 午後1時40分に納沙布岬を出発し、今度はオホーツク海沿いのコースを走る。向かい風とアップダウンが多いコースでなかなかしんどいのである。坂の数は太平洋側の2倍ある。30kmほどのところに聳える国後の山並はかすんで見えない。海の上は湿度が高いのだろう。
 温根元小学校(廃校)が懐かしい。中学のときの担任だったY本幸子先生が卒業した年にこちらへご主人と一緒に赴任していた。高校1年生のときに10人ほどでトサブでキャンプした帰りに寄ったら、大変喜んでくれた。納沙布からトサブまで6kmを歩いたのだ。ジンギスカン2kgをリュックに入れて、運んでみんなで食べた。翌年は先輩数人も誘って10人ほどで長節湖へキャンプ、どういうわけか生徒会顧問のT口先生がついてきた。あれはなんだったのだろう?わたしが誘ったのか、高校からテントを借りたので、聞きつけて「俺も行く」と先生が言ったのか今では覚えていない。中大法学部出の先生で、学生時代はあるセクトに所属していたとう噂のある先生だった。時事問題研究会を作って顧問になっていた。
 長髪問題(当時の根室高校は男子は丸坊主が校則で決められていた)での校則改正をはじめとして改革はいくつかやったが、顧問の先生3名のどなたとも生徒会の問題で相談したことはなかった。N村校長から目をつけられていたことは知っていた。面白い時代だった。9月の高校の同期会でK原先生が挨拶した折、「君たちは8つの改革をした」と元気な声で言っていた、そんなにあったかな、わたしが関知していないこともあったのだろう。
 その懐かしいトサブでも写真を撮った。

 温根元には根室市水産試験場があるが、建物がもう古びていて、使っているのかいないのかよくわからない状態だった。生き物を扱っていれば日曜日でも人が居るはずだが、人の気配がない。もしあれが稼働中の建物だとしたら、根室市は水産業の町でありながら、試験研究には予算を回していないということになる。この町には水産業で生き延びるための戦略があるのだろうか?あれはすでに廃棄された建物でどこか別のところに移転済みなのかもしれない
 投稿欄にコメントを寄せてくれた人がいます。あれは温根元小学校の旧校舎のようです。もう60年ほどたつのでしょうが、窓ガラスも壊れていませんでした。根室水市産研究所は標識「根室市水産研究所」の立っているところから500mほど入った海沿いにあります。海沿いの下がったところにあるので、この標識のあるところからは建物がまったく見えません。グーグルマップの航空写真出確認しましたが立派な建物です。資源が次々と小さくなっていく中で、未来の根室の水産業を支える唯一の研究所です。(10/3夜11時22分追記)

 2時18分、原生花園到着、ここまで32.7km。納沙布岬から10.9kmである。木道を歩いてみたが、ポニーの糞だらけだ。乾いているから汚くはないが、雨の後は汚くて歩けないだろう。湿地の奥にミズナラの原生林がある。
 2時39分、第1・2チャシ(アイヌの砦)跡のすぐ近くに風車が2基ある。この風力発電所は両方が動いているのをはじめて見た。風があったので、音を立てて回っていた。ここまで35.5km。
 そのままオホーツク海沿いに走った。牧の内をゴルフ場から横断してオホーツク海へ抜ける道のところへでた。ここから家までは8kmほどある。ラブホテル「CASA」の横を通り過ぎ、坂を下ってまた上る。上りきってしばらく走ると、牧の内中央部へ戻る上り坂へ左折。
 牧草を刈り取って円筒形にしてからビニールテープでぐるぐる巻きにするのだが、2箇所でそういう作業をしていた。対向車線を草刈機の先に牧草のロールをひとつのっけて走ってきた。近くで見ると結構大きい。2台目の先端にロールを載せた草刈機とすれ違ったら、女の人が運転していた。驚いた顔をしたら、笑っていた。牧場の女たちはたくましい。

 ロードバイク:今日の走行距離 47.3km 走行時間2時間27分、平均時速19.3km、瞬間最大速度56.6km/h、累計走行距離 2324km

 MTB:今週の走行距離13.4km 瞬間最大速度39.0km/h、累計走行距離1101km

 写真は後でアップします。

*#3426 写真で見る根室半島東部一周47km: サイクリング  Oct. 2, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-10-03

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googlemapとストリートビューでざっと確認したところ、その使っていない建物はおそらく(元)温根元小学校で、水産研究所はこの500mほど奥にあるようです。
「根室水産研究所」で検索して引っかかる住所で地図検索したら出てきますよ
by お名前(必須) (2016-10-03 22:52) 

ebisu

ありがとうございます。
あれは温根元小学校の古いほうの校舎ですか。廃校になったほうの新校舎が旧校舎の跡地に建てられたものと思っていました。52年前の夏に訪れた温根元小学校がそのまま取り壊されずに残っていたのですね。

水産試験場はグーグルマップの航空写真で確認しましたが、立派な建物でした。
本文に訂正を入れておきます。
標識に500m奥と書いておいてくれたら親切ですね。
グーグルマップ便利ですね。
by ebisu (2016-10-03 23:15) 

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