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#2738 全国学力テストから計算した数値情報(偏差値)を学力向上に使え July 19, 2014 [63. チャレンジ(教育)]

 #2736「弱点克服のメカニズム(ブログ「情熱空間」より転載)」へZAPPERさんからコメントをいただいた。いい機会だから、中学校で学力を上げるために偏差値情報をどう使えばいいのかコメントしたので、関心のある方はお読みいただきたい。
*http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-07-17?comment_success=2014-07-18T22:50:50&time=1405691450

(一部加筆しています)
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ご紹介をいただき、ありがとうございます。

上がまるで伸びない。
加えて、下が増え続けている。
その理由は明白で、ど真ん中レベルの6割層に量と質の基準を置き(全国共通のはずです)、上にはみ出る2割層、下ににはみ出る2割層に対しては、個別指導や補習、それに添削などで対処すればいい。

しかしそこを、レベルをグンと落として下に合わせ、量と質の基準を見失っている。
そして、「より分かりやすく」と悪循環に陥って、さらにレベルを落としてしまう。
だから、上を潰して下を増大させてしまっているんです。

そのことに、そろそろ気づいていただきたいものだって思います。
まぁ、この地域に蔓延するその悪しき習慣を広めた主犯は、北海道教育大学釧路校と言っても良さそうですけれど…。(この期に及んで、「分かりやすい」を学力向上の目標値とやらに設定している、頓珍漢な教授陣が多くいます)
by ZAPPER (2014-07-18 22:22)

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昨年度の全国学力テストデータをもとに計算した偏差値で見ると根室管内(41.4)や釧路管内(40.7)は下位19%です。
全国レベルでど真ん中を対象にした授業は、釧路と根室では上位16%ぐらいが対象になるでしょうね。
つまり85%は落ちこぼれます。偏差値41というのはそれほどひどいレベルなのです。

中学校の先生たちは、ふだんの授業のレベルと定期テスト問題の難易度をあまりにも下げすぎています。全国標準にあわせた授業をしたら、80%の生徒はブカツ禁止で、放課後補習を半年ぐらいやり続ける必要があるでしょう。

数値情報をもとにしない議論はじつにでたらめです。全国学力テストデータを基にして、教育関係者は現実的で具体的な議論をすべきです。

小学校は(釧路管内と根室管内の)どちらも偏差値37です。これは下位10%です。そんな低レベルの学校で生徒のど真ん中に焦点を当てた授業をしていたら、生徒の学力は永久に上がらないでしょう。
まずは上位16%に焦点を当てた授業をして、ついて来られない生徒には放課後補習で望むしか、学力を上げる術はないのでしょう。授業のレベルを上げること、定期テストの難易度を上げること、ブカツを制限すること、そして放課後補習を逃げてはいけないのです。低学力状態を放置しておいたら、地域経済は競争力を失い衰退し続けます。

偏差値と順位の対応表は下記の弊ブログにあります。
#2709 偏差値と「100人(百校)中の順位」対応表 June 22, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22
by ebisu (2014-07-18 22:50)
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