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#2547 中3冬季特訓終了(12/29):データ整理  Dec. 30 2013 [62. 授業風景]

 葉を落とし寒そうな桜の枝の先にスズメがとまっている。あっちの枝に2羽、こっちの枝に3羽と数えていったら30羽ほどいる。とまっているさえずっているが、その姿は小さい頃にどこの家にもあった正月飾りの繭玉のようだ。
 買い物に出かけるのに家を出たとたんに、大鷲が低空でこちらへ向かってゆっくりと滑空してきた。大きい、肩のところが線を引いたように真っ白で羽の残り部分は黒かった。尾羽も真っ白だったから若鶏ではない。こういうところが根室はよい。

【数値管理はだいじだよ!】
 数学と英語の過去問を5年分やり、解説を繰り返す中3対象の5日間の冬季特訓が終わった。平成25年度の入試問題は難易度が低すぎるので使う気が起きず、H20年~24年までの5年分を使った。
 そして今朝、学力テスト総合ABCのデータと、冬季特訓の得点データを並べて分析してみた。

 合計点数を算出して1回目から5回目まで並べたら毎回合計点がアップしていた。7割がたの生徒がニコニコして喜んでいた。やれば点数が上がると確信をもてたのだろう。
「ずいぶん点数が上がった、特訓やってよかった」

【目標管理】
 できなかった問題の内、できそうな問題を毎回解説・チェックしたのだから、明日から正月三日まで家で繰り返しトレーニングするように言い渡した。
 しっかり復習した者は1月模試の点数ががっちり上がることになる。目標は総合ABCの平均点に比べて数学と英語だけで模試で30点アップが目標だ。まだ2ヶ月あるから、半数の生徒が五科目合計点で50点以上あげるだろう。何点あげられるかは追い込まれて本気になったやる気次第。

 5回目の過去問の得点と総合ABCの数・英の合計点数を比べると、一人平均17.5点アップしている。復習をしっかりやると1月半ばには25点くらいになる。

 内訳は数学が15.4点アップ、英語が2.1点アップだ。英語は時間がかかる。正月開けにリスニング問題の個別トレーニングと不規則動詞小テスト、そして英作文トレーニング(自由英作文対策)を繰り返しやる。
 数学は数量計算・方程式の文章題・2次関数・作図・円・三平方の定理と立体・場合の数と確率など分野を絞って順にやることになる。
 その後で、道立高校よりも難易度の高い東京都立高校入試問題を4年分やらせて仕上げにかかることになる。
 2年前に東京都立入試問題で数学94点とった生徒がいた。学年トップクラスでも都立高校入試問題は80点台がようやく。その生徒は、一月ほど前に「科学の甲子園」で釧路湖陵理数科に勝利したチームの一員だ。総合ABCの平均点に比べて70点ほどアップして合格した。いままでどうあろうと、追い詰められてむずかしい問題に取り組むことでこの時期には伸びる奴はグーンと伸びる。

【あまり上がっていない生徒もいる、どうしてくれよう!】(笑)
 数学と英語のアップ平均が17.5点だということは、平均以下の生徒もいるということ。授業態度と点数アップの幅には相関関係がある。時間一杯一生懸命に解いて、解説を聞くときも全身を耳にして聴いている生徒は点数の上がり方が違う。苦手な科目こそ時間一杯しっかり問題文を見つめ、考え抜け。そのあとで解説を聞き、正解できなかった原因を突き止め、トレーニングを繰り返せば、正解できる範囲が広がっていく。

 過去問をやらせっぱなしではいけない。個人別のデータをEXCELで整理して、それらを合計してみれば、自分の授業でどこが伸ばせなかったのか、どうやればさらにどの分野が伸ばせるのかが見えてくる。
 次の有効なを手だてを考え、やるべき課題を具体的に指示するためには、データの分析は欠かせない。データ分析はたのしみでもある。


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