SSブログ

#2069 福島県のこどもたちの35.3%に放射性ヨウ素による甲状腺異常が現れた Aug. 29, 2012 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 わたしが見過ごしたのか、新聞が大々的に報じていないように感じるが、福島県の避難地区38,114人の子どもたちを検査した結果、5mm以下の結節と20mm以下の嚢胞が13,460人から見つかっている。4月に公表された医学調査データのようだ。

 福島第一原発事故による被曝がチェルノブイリよりもはるかにひどい状況であることが明らかになってきた。これから小児癌の発症や被曝した子どもたちが大人になって結婚して子どもをつくったときに奇形その他の遺伝子障害によるあらゆる疾患となって現れることが予測される。千葉や東京にもホットスポットがあるようだから、そうした地域から子どもたちを避難させるべきなのだろう。
 ビジネスインサイダー紙は次のように書いている。
"much faster progression compared to Chernobyl" as research done around Chernobyl showed the rate of thyroid nodules in children 5 to 10 years after the accident to be 1.74 percent.

  甲状腺疾患は年寄りに多く、小児は非常に稀にしか出ない。データのある長崎では2例しかないが、福島ではそれが13,460人、実に三人に一人が甲状腺に医学的に異常の所見が認められる。なんとチェルノブイリの20倍強である。
 とんでもないことが起きているのだから、こうした事実をマスコミはもっと大きく報道すべきだ。"チェルノブイリと比較しても進み方が速い"とビジネスインサイダー紙も書いている。チェルノブイリでは原発事故の5年から10年後に小児の甲状腺に結節の異常が見つかっており、しかもその率はわずか1.74%と福島県に比べて比較にならぬほど小さい。福島県はいま広大な放射能被曝実験場と化しているようだ。

 こどもたちにこれだけ異常が出ているのに、この調査の責任者である医師山下俊一氏(福島県民健康管理調査検討委員会座長)は生体検査を命じていない。異常が見つかっているのだから結節や嚢胞組織を採取して精密検査をするのあたりまえだ。細胞診や病理組織検査をすべきだ。被曝をした子どもたちの健康管理と次の原発事故が起きたときのために、生体検査を実施しデータを蓄積・公開すべきだ。

 日本は広島・長崎に落とされた原爆で被曝し、福島第一原発で自らが招いた原子力事故災害で三度目の被曝をした世界で唯一の国である。福島県の子どもたちに何が起きているのかを、具体的なデータで世界中の原子力発電所保有国へむけて発信する義務が日本にはある。他の国でもチェルノブイリやスリーマイルそして福島第一原発に続いて4度目の大災害がいつか必ず起きる。

【責任のとりようがない責任ある者たち】
 「ただちに健康に被害があるわけではない」と言い続けた枝野元官房長官、海江田経産大臣、斑目原子力安全委員長、菅元総理、細野環境大臣、野田総理たちはどう責任をとるというのだろう。責任をとり腹を切ったという人は一人もいないどころか、いけしゃあしゃあといまも無責任なことを言い続けている。その責任のとり方(実際にはだれも責任をとらないという無責任)をわたしたちはしっかり見届けよう。
 私利私欲に負けてはいけない、人としてやっていいこととダメなことを区別できる人間になろう。いつでも「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」であるかどうかを確認しよう。自分の心の声を聞け。
 民間のテレビや新聞は東京電力などの電力会社からたくさんの広告費をいただいているから、いわば利害関係人であり、ほんとうのことを言いにくいから嘘同然のことを大々的に載せるのだろうが、NHKだけは別である。受信料で成り立っているのに、NHK科学文化部のM氏も同じことを言い続けた一人である。NHKはスポンサーである放送受信者に対してどう釈明するのだろう。
 福島第一原発から80km圏内は子どもたちが住んではいけないエリアになってしまった。大人の責任である。

【放射能により遺伝子が傷害されるというのはどういうことか】
 かわいそうに、結婚にも勇気が要る。チェルノブイリ周辺で起きている奇形の写真をみたら子どもをつくることが怖くなるにちがいない。ネットで「チェルノブイリ 奇形」で検索すれば画像がたくさん出てくる。遺伝子や染色体レベルで放射線による障害が起きればどういう現実が生まれるのか、目をそらさずに見ておかねばならぬ。
 すでに手遅れの感が否めないが、放射性セシウムやストロンチウムの内部被曝の害にこれ以上子どもたちさらさないために、子どもたちを80km圏内から避難させるべきだろう。
 そして、関東エリアのホットスポットの調査と週単位での地表面付近の測定データを公表すべきだ。福島圏内よりももっと線量の多いホットスポットが千葉県や東京にあるようだ。そこに住んでいる子どもたちも、調査はされていないが、福島圏内の子どもたちと似たような被害を受けている。原発事故は起きてしまったら誰にも責任がとれないし、取り返しがつかぬものであることを私たちは福島第一原発事故で知った。
 原発が安全だという政府や電力会社や知事の安全という嘘にだまされてはならぬ。第2の原発事故から日本人と日本人が縄文時代以来維持し続けてきた遺伝子プールを守り、できるだけ少ない傷で次の世代へ渡すために現実を直視しよう。わたしたちにやれることはまだまだたくさんある。

 東京都や千葉県や茨城県はホットスポットの調査をし、ホットスポット地域の子どもたちの健康チェックをして、データを公表すべきだ。

【ねむろっ子も、放射能汚染は他人事ではない】
 気流の関係で根釧原野に東京よりも大量の放射性物質が降ったというシミュレーションがあるから、根室市も原野の放射能汚染を調査すべきだろう。もちろん、サンマ水揚げ日本一だから、サンマの放射能汚染がkg当たり何Bqになっているのか花咲港に水揚げされるサンマからサンプリング検査して、具体的な数値を公表すべきだ。

 水産庁の調査によれば、青森で獲れたマダラが6月のデータで60Bq/kgだったが、サンプリング数が少ないので心配していたが、ついに100Bq/kgを超えるものが出て、出荷停止になっている。青森沖と道東の漁場は地図で見ると「目と鼻の先」である、根室産のマダラがゼロであるはずがないだろう。どうもサンマやサバなどの脂の乗った青物よりもマダラのような白身魚のほうがセシウム濃度が高いような気がする。家が漁師をしている生徒には、どうもハッキリしないからマダラを食べるのは3年くらいやめておけと一月以上前に青森のデータを挙げて話しておいた。
「先生、昨日の夜、タラ食べちゃった!」
「今日から食べなきゃいい、お父さんとお母さんに食べさせておけ」(笑い)
そんな会話があった。

【福島県産米について】8月30日朝追記
  さて、福島県では出荷されるお米の全数検査をはじめたが、ほとんどが検査をパスして、引っかかるものが稀にしかない。福島第一原発事故以前は放射性廃棄物として管理しなければならない基準が100Bq/kgだったが、それを食品の基準としてしまったのだから、放射能汚染米でも基準値以下となる。正直に測定結果をお米に表示し、食べるか食べないか消費者の判断に委ねるべきだろう。
 国の食品管理基準をクリアしたから学校給食でも使うのだろうな。国も福島県も汚染エリアの市町村長もフクシマの子どもたちをこれ以上内部被曝させて何がしたいのだろう?
 武田邦彦教授はこの測定が杜撰なものであることをブログで指摘している。外部被曝を6、内部被曝を4の割合とすると、食品の規制値は40Bq/kg以下でなければならないと書いてある。成長期の子どもや赤ん坊や胎児は細胞分裂が激しいから、放射能に対する感受性が高いので、規制値は大人の10分の1にすべきだとも別のところで書いていた。
 汚染がハッキリしているのに測定値の表示がないのでは子どもたちに食べさせるわけにはいかぬというのが正しい大人の判断だとわたしは思う。あなたはBq/kg表示のない福島県産米を子どもに食べさせたいか?
 大丈夫、安心・安全と言うなら東電の社員食堂か国会議員食堂、あるいは農水省の食堂で使えばいい。福島の農民は生産したお米の出荷を停止し、東京電力に汚染米として全量買取要求をすべきだ。農協主導で政治家を動かしてもやればいい。福島県の農協がいま全力で取り組むべき仕事だ。
* 「2年目に入り子どもの被曝をどう考えるか」武田邦彦ブログ
http://takedanet.com/2012/08/post_e544.html



*①「【意見映像】福島の子供の甲状腺に半端ない異常が起きてる件
 
http://www.youtube.com/watch?v=be9F21sxCIo

 ②「子どもの甲状腺異常の問題は福島だけではない―海外の専門家は長期低線量被曝の影響を懸念」
 
http://www.best-worst.net/news_7PCPkrZ8E.html

 ③"36 Percent Of Fukushima Children Have Abnormal Growths From Radiation Exposure"ビジネスインサイダー
 http://www.businessinsider.com/a-stunning-36-percent-of-fukushima-children-have-abnormal-growths-from-radiation-exposure-2012-7#ixzz24r7IPHke"

-------------------------------------------------------------------
*#2116 根室沖の真鯛から100Bq/kg超のセシウム検出 Nov. 4, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-04-1

  #2107 甲状腺癌症例あり、妊婦と子どもの避難を急げ(3) :山下俊一の嘘 Oct. 28, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-28

 #2085 甲状腺癌症例アリ、妊婦と子どもの避難を急げ(2) Sep. 16, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16

  #2084 妊婦と子どもをひなんさせよう:Fukushima finds first child thyroid cancer after 3/11:甲状腺癌症例アリ Sep.15,
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-15

  #2074 悪魔の所業: 福島県の子どもたちを避難させずに人体実験 Sep. 4, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-04-1

  #2069 福島県のこどもたちの35.3%に放射性ヨウ素による甲状腺異常が現れた Aug. 29, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-29

 #1693 福島の25年後の姿がチェルノブイリにある :病気に苦しむ子どもたちの作文 Oct. 20, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-10-20

 #1556 ついに始まった被曝の初期症状: パンドラの箱が空いてさまざまな遺伝病が飛び出す Jun. 18, 2011 
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-06-18



にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村

【お願い】
 コメント欄に重要な追加情報がたくさん書き込まれているので、ぜひ皆様にお読みいただきたい。

nice!(1)  コメント(12)  トラックバック(2) 

nice! 1

コメント 12

Hirosuke

そんな中の「朗報」として、フクシマの小・中学校の再開、友人との再会が、繰り返し報道されています。

by Hirosuke (2012-08-29 23:12) 

ebisu

ひどい話ですね。
放射能汚染区域の学校を再開して子どもたちをさらに被曝させる。人として絶対にやってはいけないことも、マスコミがたくみに報道することで「美談」に化けて報道されてしまいます。
フクシマの小・中学校を再開してはいけない。
フクシマのこどもたちは実験動物ではないのです。

結果は、もう出始めています。小児には非常に稀なはずの甲状腺結節と嚢胞が36%もの子どもたちに出てしまっています。
5年、10年、15年、20年、30年と経つうちにはっきりしてきます。
小児癌、白血病、形態異常(奇形)、精神疾患、ありとあらゆる遺伝子異常にかんする疾患、そして世代を継いで瑕のついた遺伝子がこどもへと受け渡されます。
・・・取り返しがつきません。

できることは、いまからでもこどもたちをふるさとの福島県から避難させること。
by ebisu (2012-08-30 00:22) 

通行人

山下俊一と言う学者は「放射能は気にする方が有害だ」と言ってのけた御仁です。以前は長崎大学に居ましたが、現在は福島県立医大の副学長と言う立場です。医師専用の掲示板には「福島県立医大では何故か学者が勝手に放射線被害の研究することが禁じられた」と言う噂が飛交っています。彼が福島県立医大に赴任したことと無関係では無いとの推測が専らです。更に裏では「大学に国から100億円の研究費がおりた」との噂も。
その掲示板では「福島では壮大な放射能被爆実験が行われている」との見解が主流です。広島・長崎の原爆投下後、日本の多くの医師は患者のためではなく原爆投下側のデータ収集の為に動きました。やはり歴史は繰り返されるのでしょうか・・・愚かな人類の未来が見えるような気がします。
by 通行人 (2012-08-30 10:10) 

ebisu

おはようございます。
通行人さんの書き込みを待っていました。(笑い)

国の情報統制は露骨ですね。なりふり構わずやっていますね。福島医大に研究費100億円ですか、お金で顔をひっぱだかれ、嫌といえば職を失いかねないから誰もがだまってしまう。
いったい誰のための県立医科大学でしょう?

福島県民そしてフクシマの子どもたちを売り渡しても巨額の研究費がほしいとか職を失いたくない研究者たち。
そうした態度は人として恥ずかしい。

福島医大関係者は悔い改めて、正直に誠実に仕事をして、福島県民の健康と安全を守ってください。
by ebisu (2012-08-30 10:49) 

通行人

確かにNHKはスポンサーからの金は流れて来ませんが、国民から徴収した莫大な受信料を電力会社の社債購入に充てていると聞いたことが有ります。その通りならば当然、電力会社を潰す方向での報道はしないでしょう。国民の多くは「NHKはスポンサーが無いから”公正”だろう」と信じて疑わない分だけ悪質とも言えるかも知れません。


by 通行人 (2012-08-30 11:22) 

NO NAME

哀れな日本の実態

先日のロンドンオリンピック開会式での日本選手団退場問題に関して問い合わせたNHKの回答は、「開会式ではどの国の選手団も一度外周から退場後再入場する導線に従っています。(つまり日本選手団だけではなく何ら問題は無かった)」との何とも人を食った返事でした。更に、「では何故JOCや日本選手団副団長にロンドンの組織委員会側から謝罪が有ったと言う報道があるのか」と言う質問には全く返事が有りません。

その後仙台のS高校で「タバコの根性焼き」事件が起き、かって東北震災後に野球部員数名が商店に盗みに入った事件も有ったのに何故高野連は同高校の甲子園大会を認め、それに呼応したかのようにマスコミは同高校の実名を報道しないのか。高校野球を後援している朝日新聞社としての見解を問う」と言う投書にも返事は無し。そこで少しは喜ぶかとNHKと朝日新聞への投書の経緯を毎日新聞に投書してみたところ、やはりナシの礫。

極め付けは、これらのマスコミの真実を報道しない姿勢を政治の舞台で問題にして欲しいと考え、自らが「国民生活に密着した政治を目指す」と宣伝している某政党党首のブログに投書してみたところ、これもやはり無駄骨・・・。


by NO NAME (2012-08-30 11:29) 

ebisu

NHKが東京電力の公債を買うというのはおかしな話しです。
投資に回して運用するほどお金が余っているなら、NHKは受信料を半額にすべきです。

NHKも東京電力もマスコミもいろんなチャンネルでつながっており、彼らだけの村社会をつくっているようです。

自分たちの村社会の利益のみを考える、どうしようもない大人が増えました。

by ebisu (2012-08-30 13:06) 

NO NAME

ご参考までに

「NHKは保有債権の上位5社が電力会社株374億円 これで原発報道はゆがめられはしないか?」
              日本共産党・かとう清助

NHK平成22年度 財産目録

100億円超えの東京電力株を保有するNHKが東電を批判できるのか!
NHKは、平成22年度の 財産目録関係資料によれば、
東京電力 145億円
中部電力  68億円
関西電力  65億円
中国電力  51億円
東北電力  45億円
と 保有債権の上位5社が電力会社で占められています。

裏返して言えば 債権購入で資金提供し、電力会社の原発を推進、事実上支援していることになる。
こうしたNHKが 今回の原発事故はもとより 原発についての批判や事実報道がゆがめられはしないか?と思うのは当然のことではないか。

しかし、今回の原発事故後、今年3月末時点では 東電電力債を145億円所有していたが
5月30日と6月22日に一部償還し 7月25日時点の保有簿価は約132億円になった。
市場価格が約118億円のため14億円の含み損を抱えていることになる。

細野豪志・原発事故担当相は、7月22日「メデイアが東電の債権を保有する是非」を自由報道協会の会見で問われ、次のように答えている
「これだけ 大きな事故があって 国民がいろいろな意味で立ち止まって考えなければならないという意識をもっている。そのときに、メデイアだろうが政治家だろうが 特に世論に影響力のあるプレーヤーが
仮に株や社債を持っているとか、政治家の場合なら献金をもらっているからといって それで左右されるぐらいなら もう政治家としてもメデイアとしても、まったく存在意義がないですよね・・・・私は メデイアの一人一人のジャーナリストとしての良心を信じたいと思うし、仮にそこに何らかのバイアスがかかっておかしなことを言う人は、国民が見ている。必ず淘汰されると思います」
と正論を述べている。

はたして NHKは メデイアとして東電の原発事故を「人災」として「批判」できるのだろうか。
週刊金曜日7月29日号 ジャーナリスト・丸山 昇 氏の「メデイア 一撃」を読んで。
http://sekato.jcpweb.net/hitokoto/110729-204639.html

by NO NAME (2012-08-30 13:31) 

ebisu

民間会社ならともかく、受信料をいただいて運営している公共放送が電力会社の社債を合計374億円ももっているのは基本的におかしい。

お金をもらいすぎているからで、保有社債は全部売り払って受信料を下げるべきです。あわせて経営努力もすれば30%ぐらいの受信料値下げができるはず。
by ebisu (2012-08-30 22:32) 

通行人

原発情報 福島の子供達の状況

さて、原発情報については、真面目に書く気も失せたのですが。
まぁ、チェルノブイリは事故直後石棺で覆った訳ですが、福島は未だに放射能垂れ流し状態です。当たり前の話かと思いますが。
これは2ヶ月前、福島の子供の死亡率が高くなっているという記事です。

http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_11837

この報告書を作成したのは、「子どもを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一氏だ。報告書によると、11年の病死者数は10年に比べて1.5倍に増えている。

もしもこの傾向が2012年も続いた場合は、“統計上の有意差”となりうるほどのハイペースで、子どもの病死者数が増加したことが分かりました。このような現象が起こることはとても稀なことで全国でも僅かしかありません。宮城県や岩手県では起こっていないことです。

昨年の夏以降に、福島の子どもたちの体に異変が起こっている可能性を疑わざるを得ません。

そして、皆様ももう知ってるかと思いますが。NHKでもこのようにニュースをやってました。福島の3割の子供の甲状腺にしこりが見つかったというニュースです。それで他の県でもどうなってるのか今後、調査を始めるということですね。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120827/k10014551361000.html
福島以外でも子どもの甲状腺検査(NHKニュース)
8月27日 5時21分

福島以外でも子どもの甲状腺検査 投稿者 gataro-clone

原発事故を受けて福島県が行っている子どもの甲状腺の検査で、3人に1人の割合でしこりなどが見つかっていることから、国は、事故の影響かどうか見極めるため、ほかの複数の地域で同じ検査を実施する方針を決めました。原発事故で放出された放射性ヨウ素は、子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあり、福島県は、18歳以下のすべての子どもを対象に甲状腺の検査を行っています。ことし3月末までに検査を受けた3万8000人にがんはありませんでしたが、3人に1人に当たる36%にしこりなどが見つかり、県は「通常でもしこりなどは一定程度できるので特別な対応は必要ない」と説明しています。
これに対し、保護者らから不安の声が上がっているため、内閣府の原子力被災者生活支援チームは、事故の影響かどうか見極め、保護者や子どもたちに安心してもらう必要があるとして、ほかの地域でも同じ検査を実施する方針を決めました。福島以外の3つの地域で、今年度中に、専門医の協力を得て18歳以下の合わせて4500人の甲状腺を検査し、福島県の子どもたちの検査結果と比較する計画です。
内閣府では、原発事故で放出された放射性物質に影響されない地域で甲状腺のしこりなどの発生率を把握し、不安の解消に役立つ科学的データを集めるとともに、万一、事故の影響があった場合も、異常を早期に察知できるようにしたいとしています。

そりゃ、あんだけ放射能を垂れ流しといて無事な訳がないと思いますが。

北海道深川市立病院内科・医学博士の松崎道幸氏はこう警告しています。
チェルノブイリで同じような症状が出たのが5年後。1年後でこの状況ということはスピードが5倍ということのようです。

http://news.livedoor.com/article/detail/6682777/
被曝の問題は進行中だ。すでに甲状腺に異常が出てきている。北海道深川市立病院内科・医学博士の松崎道幸氏の意見書では、「平均年齢が10歳の福島県の子どもの35%に嚢胞(のうほう)が発見された」という。
「嚢胞」とは分泌液のたまった袋で、甲状腺の内側に、炎症あるいは細胞の性質の変化が起きていると考える必要があるというのだ。福島調査の「嚢胞」保有率は過去のどの調査よりも高率であったという。「福島県では1年足らずで甲状腺の検査で3割以上の子どもたちに健康被害の兆候が出ました。チェルノブイリで同じような兆候が出たのは4~5年後ですから、福島ではよほど高濃度の被曝をしていると言わざるを得ません。
しかし、県の医師らは安心して大丈夫だと主張し、セカンドオピニオンを受けたいという希望者に、受けさせないよう医師らに通達を出しているのが現状です。福島はチェルノブイリより7倍の人口密度があるから、98万人以上が亡くなったチェルノブイリより深刻になる恐れがあります。一刻の猶予もならないのです」

セカンドオピニオンを求めるとは別の医者に意見を聞くことを言うのですが。福島では、のう胞が見つかった親子が、心配になってセカンドオピニオンを求めに来ても応じないように、通達を出してるようです。

http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/05/351.html
山下俊一氏が、全国の甲状腺専門医に、心配した親子がセカンドオピニオンを求めに来ても応じないように、文書を出していることは、被ばく者と患者に対する人権蹂躙ともいうべき抑圧的なやり方と判断せざるを得ない。

以下、福島県立医科大学副学長で日本甲状腺学会理事長の山下俊一氏の文章。
↓クリックすると大きくなります。

(※)日本甲状腺学会の理事長である山下俊一氏らは、同学会会員宛てに、甲状腺検査を受けた福島県の子どもたちのうち5mm以下の結節や20mm以下ののう胞が見っかった親子たちが、セカンドオピニオンを求めに来ても応じないように、文書を出していました。 これがどれくらい前代未聞の残忍横暴な振る舞いであるか、このあと真実の裁きが下されるでしょう。

この通達を出した山下俊一氏という人物。同じく山下氏がセンター長を務める福島県放射線医学県民健康管理センターはこんな回答をしています。これから子供が甲状腺癌を発症しても被曝とは無関係ときっぱりと言いきっているのですた。

福島県「数年後に子供が甲状腺癌を発病してもそれは被曝とは無関係」
福島県 放射線医学県民健康管理センターhttp://fukushima-mimamori.jp/faq/thyroid.html

Q、すでに実施した調査では、嚢胞・結節が認められた子どもに対して、ほとんどの先生は「良性所見」とのこと。また、B判定とされた子どもについて、福島原発事故との関係はあるのでしょうか?

A、現在行われている先行調査で認められた嚢胞・結節などの良性所見は、放射線被ばくによるものではありません。

B判定自体もC判定と異なり、強く「がん」を疑うものではありません。

推計される被ばく線量と甲状腺がんの潜伏期を考え合わせると、仮に現時点から数年の間に甲状腺がんが発見されても、それはスクリーニング効果とも呼ばれ、放射線によるものではなく、自然発症の頻度と考えられます。

うーん。被曝とは無関係。今後がんになってもそれは自然発生。。ぁはぁ?

この山下俊一という医師。山下氏を調べると、731部隊、放影研、原爆傷害調査委員会(ABCC)などいろいろ出てきます。詳細は、他のブログを読みましょう。このような人物を福島医療のトップに持ってくる。もう、福島では子供達を見殺しにすると決めたのでしょう。

これはネットの掲示板にあった噂レベルの話ですが。

http://blog.goo.ne.jp/fukushine777/e/59990a16a6da28d81cca92fd7d1008a8
福島の妊婦、7人中5人がダウン症や奇形児、流産の恐怖
2012年06月13日

(転写開始)
 私の知り合いが、福島県から三重県にやっと避難しました。それほど仲の良い人ではなかったけれど、放射能は怖いと感じた出来事があったそうです。

 彼女の住んでいた福島県の○○市の、勤務先である病院で、7人の妊婦のうち、5人の胎児が流産、ダウン症、奇形児だったそうです。

7人の内訳
・ダウン症 2人
・指が6本の子供  1人
・無脳症 1人
・流産  1人
他2名は当時の段階でまだ4ヶ月とかなので経過観察中。

 同じ病院内でこんな確率はあり得ない、と恐怖を感じたそうです。専門家たちの経験と知識で、やはり放射能の影響としか考えられないとの結論だったようです。

 やっと旦那さんも理解してくれて、家族で避難したとのこと。
 放射能でなければ、毒物混入無差別テロしか考えられなくなります。
 私の周りでも、食べ物を気にしていない妊婦3人が流産しました。今年だけで3人も聞いています。6ヶ月や7ヶ月で。食べ物による放射能被曝くらいしか、原因が考えられません。
(転写終了)


まぁ、ワタスはこれはガセではないと思っています。
未だに放射能を垂れ流しておいて何もない訳ないでしょう。
当たり前の事態が来たというだけのことだと思います。
いよいよ隠そうったって隠せない時期が来たということでしょう。本当にありがとうございますた。

by 通行人 (2012-09-01 08:39) 

通行人

因みに医師専用掲示板m3.comでは、この山下俊一福島県立医大副学長は「日本のメンゲレ」と揶揄されています。
メンゲレとは、ナチスドイツの御用医者でユダヤ人に残忍な人体実験を行った事で有名です。詳細はネットでお調べください。
by 通行人 (2012-09-01 08:47) 

ebisu

通行人さんへ

さまざまな情報ソースの開示ありがとうございます。
全部閲覧しました。
いくつか手繰るうちに、こんなものを見つけました。

「福島県庁の食道に、「県外産の食材を使っています」の張り紙が貼ってあるそうです。」

それから、福島県内の病院の話ですが、無能症とダウン症は染色体異常ですね。指が6本は指の間の細胞のアポトーシスが正常に機能しなかったことを意味していますから、これはDNAレベルあるいは蛋白レベルの異常の話しでしょう。

妊娠する可能性がある人は福島県から離れるべきですね。
30歳前の女性は皆福島県から非難すべきです。チェルノブイリの5倍の速度で甲状腺異常が20倍もみつかっている。

それでも県のほうは「放射線量の放出はチェルノブイリの七分の一に過ぎないから安全だ」と言いつづけている。山下俊一医師は罪が重い。
政府の情報操作は徹底していますね。
by ebisu (2012-09-01 12:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2