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修学旅行にタミフル携行は可能だったか? #796 Nov.10, 2009 [35. 感染症および自己免疫疾患]

修学旅行にタミフル携行は法的な問題あり #796 Nov.10, 2009

  看護師さんを親にもつ生徒がいたとしよう。新型インフルエンザ流行のピークの最中(さなか)にあるから、薬をもたせようとドクターにタミフルの処方ができないか相談したとしよう。話しを聞いたドクターは、「修学旅行は親がついていかないのでタミフルは出せない」と断る。
 投薬によって事故があった場合に法的な責任を問われかねないから当然のことだ。副作用のある薬だから、保護者の監視下でないと投薬は認められないと看護師さんに説明する。

 修学旅行で予測される患者発生に備えて、病院に抗インフルエンザ薬タミフルを要請しても、法的な問題があるので、医者は薬を出せなかった可能性が強い。タミフル携行をブログに書いて勧めた私が浅慮だった。

 副作用の強い薬だから、万が一、投薬後に道路へ飛び出すとか、旅館あるいはホテルから飛び降りる可能性がある。医者が法的な問題について顧問弁護士へ相談すれば、顧問弁護士がとめるだろう。

 法的な問題をクリアするためには、ありうべき事態を想定して、学校側が事前に書面で父兄に説明し、覚書を交わしておかなければならない。発熱症状が見られた場合には速やかに投薬すること、先生が「善良なる第三者の注意義務」をもって看護すること、それでもなおかつ事故が起きた場合には免責する旨の覚書が必要だろう。

 そこまでの作業を高校側に要求するのは一般的に見て無理がある。もちろん、やってくれれば、それにこしたことはないが、「特段の配慮」を同行の先生方に強いることになるので、やはり負担が多すぎ、実務的に無理があったと反省せざるをえない。
 他の学校の修学旅行でも同様のことが考えられるので一連の発言を訂正しておく。
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