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新型インフルワクチン小児前倒し接種 #789 Nov. 7, 2009 [35. 感染症および自己免疫疾患]

新型インフルワクチン小児前倒し接種 #789 Nov. 7, 2009
 厚生労働省は6日、小学校低学年の児童に新型インフルワクチンを優先接種することを決めて、各都道府県に検討を要請した。小児の感染者が重症化しやすいから当然の措置だろう。1ヵ月後では感染のピークをかなり過ぎてからと言うことになるから、効果が薄い。それゆえ、小児への予防接種は急ぐべきだ。

 根室高校2年生が11月2日から修学旅行へ行き、帰ってきた。新型インフルに感染して行けなかった生徒が数人出たらしい。気の毒だ。

 この3週間くらいの間に市内の小・中・高のほとんどが学校閉鎖措置をとった。患者の数はおおよそ20~25%である。感染症学者に寄れば、世界人口60億人の半分程度が感染するという。これからシーズンが終わる4月までに、最大でこれまでと同じくらいの患者発生の可能性がある。数字の上からは、すでに患者発生のピークを過ぎたと言えるのではないだろうか。

 「感染爆発」という言葉通り、今までに例のないほどのスピードで新型インフルエンザが拡散した。患者発生のピークの前に予防接種するのが理想だが、今回はワクチン製造が間に合わなかった。
 理由のひとつは、4月下旬の発生時に、成田での機内チェックおおわらわになり、キャリアーが機内検疫をすり抜けて一気に国内へ拡散してしまったことが挙げられる。日本だけが数ヶ月躍起になって機内検疫を実施していた。まるで莫迦を絵に描いたような姿を世界中にさらしたのである。機内検疫は感染拡大阻止にまったく効果がない。そんなこともわからない人が厚生労働大臣をやっていた。
 もうひとつは、世界各国がワクチン争奪戦をしていた時期に、手を打たなかったことがある。これも舛添元厚生労働大臣の失態である。

 能力のない者、仕事の出来ない者、適確な判断が即座に下せない者がリーダーとして君臨していると、被害は拡大し広く国民に及ぶ。
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