市議2名引退の弁

市議2名引退の弁

　7月23日付け北海道新聞朝刊（根室地域版）に2名の市議の引退の弁が載っていた。

　N、Fの両市議が引退
【根室】市議のN（57）＝新風＝とF（59）＝無所属＝が22日、市議会で記者会見し、任期満了に伴う8月23日告示の市議選には出馬せず、今季限りで引退することを明らかにした。
　両氏は共に３期目。N氏は会見で会社経営との両立が難しくなってきたことに触れ、「最初から３期１２年と決めていた。自分の仕事に集中したい」と述べた。
　Fしは障害者施設運営のNPO法人に勤務しており、「これまで市議として福祉の充実に取り組んできたが、これからは民間の立場で専念したい」と話した。

　記事中の個人名には関心がないので伏せた。
　市民団体が副業批判とも受け取れるアンケートを実施したことが影響したのだろうか？どちらも本業をもっている。N氏は副業の市議会議員をやめて本業に専念すると宣言した。けっこうなことだ。きちんと両立できない人は副業の市議会議員を引退して本業に専念すればいい。
　３期１２年を当初から決めていたという。なぜ？よくわからない。議員年金の支給基準は議員年金保険料納付実績１０年以上を要求していたのではなかったか。それに合わせたのだろうか？この人がそうであるとは断言できない、しかしそういう議員が何割か混じっていてもしかたがない。

　それにしても引退を決めていたなら、なぜ議員定数削減に賛意を表明できなかったのだろう。年金支給基準に達していない他の議員に遠慮したのだろうか？市民とは隔絶した市議たちのムラ社会＝仲間意識からだろうか。いくらなんでもそれはないだろうとは思うから、６０歳を前にしての引退は不可解である。
　議員定数は２０、候補者は１８名、市議選はない？今日が立候補の締切日のようだ。
 
　2009年7月24日　ebisu-blog#666
  総閲覧数：133,341/606 days（7月24日0時05分）