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#625 建て替え必要なし33%、なぜ? 市立根室病院建て替えアンケート・ショック [32. 市立根室病院建て替え]

建て替え必要なし33%、なぜ?
 市立病院建て替えアンケート・ショック


 JCの「根室市民意識調査」は北方領土、病院建て替え、市議定数削減、まちづくり、住みやすさなどについてのアンケート調査だった。そのうちの市立病院建て替えについて6月24日北海道新聞22面根室地域版に記事が載ったので採り上げたい。

 気になるのは「建替える必要はない」と答えた人が33%にも上ったことである。理由は何だろう?

 「今すぐ」が過半数
 「新築後の利用」は64%
【根室】根室青年会議所(荒木英和理事長)が行った「根室市民意識調査」で市立病院の建て替えについて「今すぐ建替えるべきだ」と答えた人が56%と、過半数を占めた。一方で、「建替える必要はない」と答えた人も33%に上り、市立病院の充実を願いながらも、厳しい市の財政状況に躊躇する市民の姿がうかがえる。(仁科裕章)

 「医療・福祉面」に不安多く
 回答したのは16歳以上の市民616人で、10台が42%を占め、30代が17%、20代が12%の順。
 年代別に建て替えの賛否を見ると、40代は「今すぐ建替えるべきだ」が63%、「必要がない」24%と、建て替え派が6割を超えた。建て替えにもっとも慎重なのは30代で、「今すぐ」が45%、「必要がない」42%と拮抗している。
 市立病院を建替えた場合、かかりつけとして利用するかという質問には、64%が「はい」と答え、「いいえ」は21%だった。
 また、現在の根室に足りないものを複数回答で聞いたところ、「医療・福祉面」が64%で最も多く、年代を問わず、市民の多くが不安を抱えていることがわかった。
 調査結果を受け取った長谷川俊輔市長は「市政運営の参考にさせていただきたい」と話している。


 JCの「根室市民意識調査」の問題点はアンケートをとった階層に偏りがあることである。10代が42.8%を占めているが、根室の全人口に占める10代の割合はおおよそ16%である。10代の意見が2.5倍含まれていることになる。
 老人人口は最近25%を超えたと新聞報道があったが、7700人ほどだったと思う。60代以上という区分があるのでそこにあわせると団塊世代を含むから1万人はいるだろう。全人口を3万人として33%であるが、アンケートでは6.7%しか60歳以上が含まれていない。つまり人口の33%を占める60歳以上の意見が五分の一しか反映されていないことになる。

 データが現実の年齢階層を反映していない偏ったものであるというアンケート調査の問題点は別にして、「建て替え必要なし」が33%もなぜあるのだろうか?

 設問の選択肢は3つあり、それぞれの回答率は次ぎのようになっている。
 「今すぐ建て替えるべき」56.4%、
 「建て替える必要はない」32.6%、
 「その他」11.1% 
 「建て替える必要はない」の半数90人が10代である。90人/255だから10代の35.3%を占めている。
 60歳以上では8人/40で20.0%に過ぎない。一番病院を利用していると思われる高齢者層は「建て替え必要なし」派が10代のおおよそ半分だということがわかる。
 こういうサンプルに偏りが大きい調査結果は年齢階層別の市民意識を反映しないものとならざるを得ない。偏りがなければおおよそ60%が「今すぐ建て替える」に賛成で、「建て替える必要はない」は25%程度ではないだろうか。
 それにしても「建て替える必要はない」が多い理由は何だろう。担当記者が書いているように財政難だから建て替える必要はないという意見をもっている市民もいるだろうが、他にも理由は考えられる。
 ①市内の他の病院を利用している
 ②市外の病院を利用している
 ③健康で病院にかかっていない
 これらの場合にも「建て替える必要はない」という意見と「その他」になる人が多いのではないだろうか。

 病院建て替えの必要性を感じていない人がアンケート調査では33.1+11.1=44.2%いることになる。

 わたしはこのアンケート調査結果に意外の感をもつと同時に、数年間に耳にしたこんな声を思い出した。
「眼科にかかっているんだけれど、医者がしょっちゅう変わってその都度治療方針が変わり、前の治療が適切ではなかったように後任の医者が言う。症状がだんだん悪くなってきているので、不安だ」
「市立根室病院では(私の病気の専門医がいないので)助からない」(釧路のある病院の入院患者:複数)
「専門医がいないので、釧路の病院で手術した」
 患者は病気を抱えており、医師のちょっとした発言にも敏感である。なるべくなら信頼する担当医が替わらないで欲しいと願っているが、それが難しいこともわかっている。最東端の根室市の医療の現実だ、わたしたちは受け入れるしか術がない。
 このように医療に対する不安は医者がしょっちゅう変わることからも増幅されている。有効な対策があるのだろうか?ある、必ずある。

 市立根室病院は199床の病院だが、50床休床なので実質150ベッドである。この程度の規模では疾患ごとに専門医をそろえるにはもともと無理がある。釧路の大規模病院や専門医と地域的な病院ネットワークの中で自分の疾患と照らし合わせて病院を選択せざるをえない。
 患者は自分の命と健康がかかっているから、それぞれ地域の病院機能を使い分けている。アンケート調査の「建て替え必要なし」と「その他」が44%もあるのはそういう背景があるからではないだろうか。
 それにしても、病院への一般会計からの繰入を他の自治体並みに半減できれば、新築資金はたった6年で貯まる。5年間何もしてこなかったから老朽化が著しい病院がそのままにされている。

 アンケートはそうした経営改善による自助努力も項目に入れるべきだった。市立根室病院のCS(患者満足度)が他の病院と比較してどうなのかも外来・病棟・事務部門等に細分して調査項目に加えたら、具体的な経営改善の参考になったはずである。
 老人人口が25%を超え、今後急増することが予測されているにも関わらず、根室市には療養型病床群のベッドがゼロだがこれについてもアンケートが欲しかった。
 慢性期の療養病床施設がないので介護保険料が余っている。道内でも有数の余剰金が生じているのが現実である。介護保険料は徴収されるのに、療養病床がないのは詐欺のようなものである。保険料だけあって医療サービスがない現状は急ぎ改善する必要がある。アンケートをとらずともわかりきっている、療養型病床への市民のニーズは大きいはずだ。にも関わらず、建て替える病院についての具体的な病棟ビジョンが示されていない。

 こういう肝心なことがポロポロ抜けてしまっているアンケート調査結果をもらって、根室市長はどのように「市政運営の参考に」するのだろう?

 このアンケートには根室の町についても回答を求めている。「今後も根室に住み続けたいですか」との問に
 「ずっと住み続けたい」   13.8%
 「できれば住み続けたい」 46.1%
 「できれば住みたくない」  30.8%
 「住みたくない」              9.3%

 40%もの市民が根室に住み続けたくないという、驚くべき結果がアンケートに示されている
 市長は一般会計からの繰入金で赤字を補填するばかりで、市立病院経営改善の具体策をもたず、病院建て替えは言うが、さっぱり実行できない。赤字を縮小しなければ病院が新しくなっても赤字が増えるばかりだろう。このままでは市の財政破綻はそう遠くない。
 そして市議は市議定数削減の市民の声に謙虚に耳を傾けない。副業でアルバイト気分の市議たちは会派代表者会議で言うことと個別のヒアリングでは言うことが真逆であった。なんと情けないことよ。
 副業が悪いとは言わないが、市議としての仕事をまっとうしろと言いたい。そのために必要な専門知識は勉強して修得すべきだ。決算書や予算書のカラクリが理解できるように、せめて簿記の勉強はしてもらいたい。
 小中学生の学力テストの平均点は根室が全道14管内で最低だったが、市議たちは大丈夫か?

 いりいろ希望の持てないことはある。
 それでも問いたい・・・
 根室を住みよい町に変えられるか?
   "Yes, you can."
 根室を支える若者たちと根室の未来の可能性を、わたしは信じる。

*JCアンケート調査
 
http://ameblo.jp/nemurojc-b/entry-10283985445.html

**5月27日ブログ#592『市立根室病院建築仕様の前提条件』
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-05-27

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 「市立病院建て替え 基本計画の課題続々」
 
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  7月25日blog#667『市立根室病院4~6月営業収益予実差異9660万円』
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-07-25

 7月2日blog#634『病院建て替え基本計画案への7つの疑問』
 
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 2009年6月21日#619「定数削減と市立病院問題について(J&K対話)-(3)」
  http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-06-21

 2009年6月26日#625「建て替え必要なし33%、なぜ? 市立根室病院建て替えアンケート・ショック」 
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-06-26 

 2009年5月27日#592「市立根室
病院建築仕様の前提条件」
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-05-27

 2008年2月18日#094「市立根室病院改築」
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-02-18

 2008年3月23日#147「2018年の根室の人口」
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-03-23




 
2009年6月26
日 ebisu-blog#625
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コメント 5

@m

色々根室を調べてました。あなたの病院に関する改善策の具ビジョンは何ですか?
by @m (2009-06-27 09:27) 

@m

すみません、具体的なビジョンをお聞かせ下さい。
by @m (2009-06-27 09:29) 

ebisu

 具体的な病院経営改善策に関わるビジョンですか。質問がむずかしいですね。市立根室病院についてはもう30回は採り上げているので、それらを検索してお読みいただければある程度書いておいたつもりです。でも、ばらけていますね。

 ところでビジョンがあるとしてそれを実行策に落とすのには経験と複数分野の専門知識が必要です。
 誤解が生じそうな気がします。それで、具体的なことを書くことに躊躇があります。

 たとえ話をしましょう。私の趣味はビリヤードでした。あるとき世界チャンピオンの小林先生にセミプロクラスの技術解説書を書いて欲しいとお願いしました。「うーん」と仰って「無理だね」、そのあたりのことを書くと、一知半解の人から「違うと」「言っている通りやったけどダメだった」と言われるだろう。セミプロレベルの技術は手をとって教えるしかないというご返事でした。

 でも少しだけ、お話しましょう。
 たとえば50床休床していますが、それを療養病床にすることで余剰となっている病棟看護師さんの人件費を吸収できます。療養型の基準に合わないですが1室あたりのベッド数を減らすことで対応しましょう。根室に療養病床にニーズはあります。努力次第で95%の稼働率を維持できると思います。3億円程度赤字が減ると思います。内科医が数名必要になります。これも採用にやり方があります。経営改善の一つのポイントが療養病床にあることは確かでしょう。
 アルバイトの看護師さんを増やすことで人件費の節減が可能です。民間病院では時間で働くバイトの看護師さんを組み合わせることで人件費の節減に務めています。そのためには正規職員の仕事の仕方に影響が出ます。
 壁など職員の手で補修できるところは職種を超えて自分たちで補修しましょう。ペンキの塗り替えなどやれることはあるはずです。職種の違うスタッフが一緒に同じ作業をやるという経験が大切です。
 事務部門は他の病院を見ればわかるでしょうが、あんなにたくさんいらない。具体的なことを指摘するのはよしておきますが、仕事の仕方が悪いことは外から見ただけでもわかります。実務デザインがまずいとだけ申し上げておきます。そこを見直すことです。狭いから効率的な実務デザインがしにくいというところはある。でも実務設計を再検討しておくべきです。病院新築のときに活きます。実務デザインが建築仕様に関わってきます。
 民間では正規職員は三分の一でいい。コンピュータ化は仕事を単純仕事にしてしまいますから、三分の2はパートタイマーで十分やれます。
 外来も工夫の余地があるでしょう。他の病院をみるとわかります。あんなにたくさんの外来に看護師さんを配置している病院は民間病院では見当たらないのではないでしょうか。やり方を換えるべきでしょう。
 患者は「お客様」です。病院におけるCS(カスタマー・サティスファクション)とはなんなのか、日常業務にそれがでれば患者は増えるでしょう。釧路医師会病院と比べるとCSに大きな差があります。

 自治体病院が不採算なのは看護師の平均給与が高すぎることです。これは旧厚生省の資料ではっきりしています。民間病院と200万円の差があります。民間病院はパートタイマーの看護師さんを多数使っています。それで人件費を逓減しているのです。根室で一番初任給が高いのは市立根室病院の看護師さんです。病院のホームページの求人蘭をご覧ください。高いのはいい、それに応じた仕事をすればいいだけです。それと同時にパートタイマーを増やして平均人件費を下げる努力をすることです。

 ビジョンではなく中途半端に具体的な経営改善策を羅列しました。こういう具体的な改善策を実施するためには病院管理責任者に複数分野の専門知識と具体的なスキルと情熱が要求されます。院内のスタッフは医師、看護師、薬剤師、レントゲン技師、検査技師、事務要員など実に様々な職種の人が働いています。そういう人たちを統合して一つの方向に纏め上げるためには、それぞれの業務にある程度の知識と経験が必要です。
 経営改善はビジョンも大切ですが、それと同じくらい大切なことはそれを担う人間の熱意でしょう。

 病院新築は経営改善の重要な契機です。新築前に改善案を具体的に検討しておかないと、できてしまってからは後の祭りとなりかねません。いま、やれることは何か、やれないとしたら何を変えればやれるのか、そういうことをひとつひとつ検討して文書に残していくべきです。
 
 どれも言うのは簡単ですが、やるのはたいへんです。質問をしてくださった方が、病院関係者であればいいのですが・・・病院の経営改善は病院職員の手で・・・そうありたいものです。病院関係者でなければ、つまらないお答えになったかもしれません。

 
 
by ebisu (2009-06-27 13:27) 

@m

病院関係者でもなければ根室で暮している訳ではありません、根室に学生時代の友達が暮していて、今度友達数人と遊びに行こうとネットで調べていた時に、ニムオロ塾を拝見させていただき質問させていただきました。

丁寧な回答ありがとうございます。

病院は私の地元をはじめ色々な所でも問題になっていると思います。ただ具体的な改革方針を考えても改革を推進するのは誰?という部分で不透明になっていると感じます。

看護師の給料ですが根室で初任給が一番高いというのは指摘の対象にならないと思います。また民間の場合、報酬以外で優遇されているケースがありますし、本人のライフスタイルとのバランスで働き先を選択するというのが本質だと思います。

そのバランスが崩れれば、労働意欲の低下や人材離れに繋がって病院経営の無駄をなくす以前の問題になると思います。

根室の方のライフスタイルはわかりませんが、私の地元では
パートじゃ嫌だという人が多くて、人材不足で経営が厳しい病院があります。

病院内部だけではなく、根室で暮す人々のライフスタイルに対しても意識改革が必要なのでは?とも思います。

それを実行できる人材は誰なのか?いるのかいないのか?それはあなた自身ではないのでしょうか?
by @m (2009-06-29 12:09) 

ebisu

アットエムさんは病院関係者ではなかったですか。
根室のご友人のところへ遊びにいらっしゃるのですか。ぜひ花マルでお寿司を食べてください。根室が本店です。大泉洋が札幌店で食べて絶賛していました。「オニギリ」という番組だったかな?

 さて、ライフスタイルに合わせて働き方を選ぶというのは当然ですね。みんなそれぞれのライフスタイルをもっているのでしょう。だからいろいろな働き方が選択肢として提供されていることが望ましい。
 地方の悩みはそうした選択肢が少ないことです。一人の看護師さんを考えても結婚前、結婚後、子供が生まれたとき、子供が小学校に入学したとき、中学生になったとき・・・など、正規職員で働きたい、子供が小学校に入学したから6年間はパートタイマーで、その後また正規職員に戻りたいとか、働き方の希望が変わってくるでしょう。
 ところが選択肢が少ないから、どこかで無理な選択をせざるをえない。

 パートタイマーの時間給が安すぎるという問題があります。北欧のどこかの国では時間給が正規職員も非正規職員も同じです。「同一労働・同一賃金」の原則が貫かれている。テレビの特集番組で見て驚きました。

 日本にはそういう健全な慣行がありませんが、同一労働で働き方の違いで時間給に格差が出ないように法律で規制してもいいのではないでしょうか。
 そういう前提で、仕事をシェアして暮らしていくという価値観が広がっていけば社会が変わる。
 
 「未曾有」の高齢化社会が10年を待たずに到来します。日本経済は絶頂期をすでに過ぎ、衰退していかざるをえない。高齢化社会は経済が縮小再生産の循環に入り、働く場所が減少していく社会ですが、学校を卒業しても働くところのない若者を増やすべきではない。だからこそ、急速な高齢化が進む社会では仕事をシェアするという価値観の転換が求められているのではないでしょうか。
 
 でも、「同一労働・同一賃金」の前提ではパートタイマーに切り替えても人件費を減らすことはできなくなりますね。社会全体で給与の切り下げを受け入れざるをえないのかもしれません。

 最後の問に答えたいと思います。根室は人口3万人の小さな町ですから、病院改革の人材を見つけることは無理かもしれませんが、関係者の協力でもそれは可能です。
 わたしは仕事を抱えていますので、こうしてブログで具体的な問題を指摘したり、市民ボランティアとして協力することぐらいが限度です。でも「猫の手」くらいにはなるでしょう。

 お陰様で楽しいひと時を過ごせました。二度にわたるコメントありがとう。
by ebisu (2009-06-30 00:27) 

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