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英語でしゃべらナイト:ソニー [A8. つれづれなるままに…]

英語でしゃべらナイト:ソニー訪問

 月曜日夜のNHKの番組である。先ほど終わった。メンバー3人がソニー本社を訪問して、CEOのハワード・ストリンガーにインタビューしていた。ニューヨークとロスと東京の3箇所に社長室を置いているという。社員食堂が映っていたが素晴らしい。これはこの番組ではないが、仕事で行ったことのある六本木のIBMや新宿のKDDの社員食堂もソニーに引けをとらない。
 就職活動のときは、できればその会社の社員食堂で実食してみるとよい。メニューはどうか、使っている材料は、価格は、テーブルや椅子の備品や食器にお金をかけているかどうかをよくみるべきだ。会社の経営姿勢や基本的考え方が社員食堂のあり方にでる。こういうところにお金をケチる会社は社員を歯車としか見ていない。そのような経営センスの悪い会社にはできれば行くな。できれば立派な社員食堂のある会社えを選べ。
 金融危機以後サラリーマンは戦国時代に突入した。戦国武士は仕える主を選んだ。実力ある者は会社を選べ。会社の規模の大小ではなく、経営センスで判断しろ。入社した会社を儲けさせて上場するくらいの意気込みがあっていい。
 「英語でしゃべらナイト」、この番組は時々見ているが、活気のあるテンポのよい番組である。パックンのキャラクターが光る。彼は努力の人だ。

 記憶が間違っていなければ、25年ほど前にソニーが初めて中途採用の全国募集をしたことがある。当時日経新聞に一番下の段に縦10センチ横38センチの大きな職種別の募集広告が載った。こんな中途採用募集はみたことがなく、ソニーの意気込みを感じた。あの時期は業容拡大スピードが加速し、内部で人間を育てるだけでは追いつかなくなったのだろう。その中に本社管理部門の採用枠があったので応募したことがある。管理部門は全国から150名ほど書類選考を通過した者たちが集まって筆記試験に臨んだ。営業部門が多かったが、全部で1000人くらいいたのではないだろうか。五反田(か大崎)のソニーが試験会場だった。
 SPIと簡単なビジネス英語(貿易英語だったかもしれない)の試験だった。当時は産業用エレクトロニクス輸入商社にいたから、英語の試験は簡単だった。満点が数人でただろう。SPIは読解力系のものと数学系のものとの2種類がある。渋谷の進学塾で教えたことがあったので、これも簡単だった。偏差値で70~75くらいだっただろう。その後、日をおいて2次面接があった。3人まで残ったが縁がなかった、落ちたのである。
 
 懐かしいソニーだったので興味深く番組を見て、若かりし日を思い出した。そしてこれから社会人となる若者たちに言っておきたいことがある。社会人となったら良質な仕事で経験を積むこと、それには一にも二にも努力である。
 遊びであると言い換えてもよい。仕事と遊びはあるレベルになると区別がなくなるわれを忘れるほど仕事に没頭すればそれは高度な遊びと変わらない。だから仕事と遊びは高度なレベルでは表裏一体のものとなってあらわれる。その場その時に縁のあるものに夢中になることだ。身についたものすべてが生き抜くための武器になる。経験したすべてが力になる。遊びもまた仕事に生きてくる
 人間国宝クラスの方々を従えて、五十歳直前に能の舞台を踏んだある常務も交渉事に見事にその呼吸や所作が生きていた。わたしのビリヤードも理論的追求と身体を使った技術の調和という形で仕事に影響を与え続けた。芸はどのようなものでも仕事に生きてくるものだ。だから、アマチュアでもプロ並みの修業をしろ、30年は続けてみるがいい、常人には見えない領域が見えてくるものだ。わたしはやったことがないが、剣道だって30年間毎日素振りを続けたらいろんなことが分かってくるだろうと思う。
 社会人になってからも英語と数学のスキルは磨いた。統計学も経営分析もコンピュータ・サイエンスも。プログラミングも2種類の言語をマスターし、そのあとでシステム開発技術も系統的に専門書を読み、一流のSEと一緒に業種の違う会社の統合システム設計を2度やる機会に恵まれた。取扱商品に関わる専門知識(マイクロ波計測器)も会社で行うセミナーはもちろん、外部セミナーもできうる限り行った。SCIENCEもNATUREもTIMEも読み漁った。構造言語学や会計情報システムの専門書も原書で読んだ。要するに、興味のわいたものや仕事上必要なものは片っ端から本を読んだ。そして仕事でその知識を使ってスキルを磨いた。20代後半に会社経営の中枢にいていくつか大きな仕事を任されるという幸運にも恵まれた。仕組みを変えることで会社の利益は10倍ほどにも増えた。この時代に磨いた経営スキルがあとからたいへん役に立った。業種のまったく違う会社でも応用できたのである。これからの時代こそ、30年前のわたしのような生き方が必要になる。

 ソニーのCEOであるハワードは番組の中で強調していた。「気にいらなければ会社を移れ、嫌なところで我慢していることはない」と、移る勇気が必要だということだろう。しかし、身についたスキルが何もなければ戦えない、転職すらできない現実がある
 若者たちに言っておきたい、いま興味のわくことに全力を尽くせ、その限りで明日は君たちのものだ

 2008年12月2日 ebisu-blog#425
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