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サンプリング調査はやるべき:144万件の年金記録改ざん問題 [B2. トピックス]

サンプリング調査はやるべき

 昨日、長妻議員が社会保険庁による年金改ざん問題で、疑いのある144万件の内、標準月額の改ざんがいったいどれだけあるかのかサンプリング調査をせよと舛添厚労省大臣に要求した。舛添氏はそのような方法はとらないとはねつけ、そんな暇があったら1件でも直接訪問によって解決したほうがいいと強弁した。
 あきれた答弁である。件数から考えてもサンプリング調査にそれほどの時間がかかるわけではないだろう。500件のサンプリング調査で標準月額報酬の改ざん件数に関する精度の高い推計ができ、社会保険庁組織ぐるみの犯罪の全容が白日の下に晒されることになる。
 6万9千件のコアの内2万件について各個人に問い合わせると言っているのだから、その40分の1がやれないはずがない。衆議院解散の瀬戸際だから、都合の悪い情報は公表したくないというのが本音なのだろう。

 雪印、ミートホープ、吉兆、事故米の三笠フーズなど枚挙に暇がないが、民間会社なら悪いニュースをいつまでも伏せていると致命傷になる。政局ばかり気にして莫迦な答弁を繰り返していると、衆院解散後の選挙結果はひどいものになるだろう。
 すぐに解散総選挙に打って出るべきだったが、時すでに遅し、麻生総理大臣は大局的な判断を間違えた。公明党は遅くなるほど状況が悪くなるのは自明の理だ、早く解散しろと痺れを切らしている。その予想通り、時間が経つほど総選挙の結果は与党に厳しいものとなりそうな気配が濃くなってきた。

 2008年10月7日 ebisu-blog#341
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