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#3706 道立高校入試日 3/6  Mar. 6, 2018 [44. 本を読む]

<更新情報>
3/6 夜9時 釧路新聞「学力危機」記事貼り付け

 今日3月6日は道立高校入試日である。昨夜降った雪がうっすら歩道を覆っていた。9時半から試験開始だったかな、午前中は3科目、昼休みに持参したお弁当を食べ、午後2科目、3時45分に終了の予定。
 陽射しが春だ、暖かい。11時の気温はー3.6度だが、アスファルトは太陽熱を吸収して真っ黒、雪はどんどん融けている。

*#3684 根室高校入試倍率:定員240人に対して出願者数175人 Jan. 29, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-01-29


 定員240名に対して応募175名だから、全員合格である。これでは試験をやる意味がない。五科目合計点で3割未満の得点しかとれない者は不合格でよいと思うのだが、制度改正が必要なのだろう。
 高校1校体制になって、成績下位層にまったく勉強しない生徒が増えた。90点で足切りをすれば、ほとんどの生徒が合格ラインまで点数を上げてくるだろう。甘やかすからいけない。
 ところで、裁量問題で90点以下のラインは普段やっている学力テストでは110点付近だから、昨年11月に実施した学力テスト総合Cでは根室市内の約半数の生徒が不合格となる。10年前には根室高校普通科の合格最低ラインが150点を超えていたことを考えると、生徒たちの学力低下は目を覆うばかりだ。実質BFだから五科目合計点が50点でも合格できるだろう。これでは教える側がたまったものではない。授業の照準は低いところに向かわざるを得ない。
(11/9実施学力テスト総合Cの得点階層別棒グラフでみると、B中学校は56人中32人が100点以下、C中は58人中30人が100点以下である。2校の54.4%が100点以下。)

 試験の帰りに数人がニムオロ塾へ来る。高校数学の最初のところでやる計算問題を30ページコピーして用意している。合格発表は16日だが、そのときに「宿題」を渡される。数学は25ページほどある小冊子の問題集だ。今日から16日まで「やることがない」という生徒のために用意してある。
 もうじき高校生だが、復習方式主体で家庭学習をしてきた生徒は、予習方式に切り替えるべきだ。
 「読み・書き・そろばん」勉強の土台をなしている。読みとそろばん(計算)スキルが高く、標準の2倍速でやれる生徒は表準則の生徒の2倍の(勉強量/時間)をもっていることになる予習も短時間で済む
 高校1年生が苦手とするのは世界史と化学基礎である。前者は読み、後者は計算スキルが高い生徒が圧倒的に有利である。
 ジャンルを問わず濫読して読書速度と集中力をアップしよう、そして春休み中に計算問題をたくさん解いてスピードアップをしよう。新学期の始まる前にしっかり準備しておきたい。市街化地域の3校のうちB校とC校三年生の昨年度の学力テストの結果を見ると、生徒の70%は計算スキルが低すぎて高校数学や化学や物理などの計算分野で支障が出る。ニムオロ塾では音読トレーニングをしているが、日本語の読みのスキルも劣化が著しい。スマホの普及によって本を読む生徒がさらに減少したからだろう。赤ん坊だってハイハイをしばらくすれば立ち上がり、そしてよちよち歩き始める。2歳になるころにはちょこちょこ走り出す。読書も速度と読むもののレベルを上げていくべきだ。いつまでもアニメのノベライズものにとどまっていてはいけない。


<ラジオの朗読番組と読書>
 NHKラジオで日曜日朝6時から「古典講読の時間」という番組で『御伽草子』の朗読と解説をしている。録音できるラジオがあれば、録音して聴いてみたらいい。そして本も買って朗読をまねしてみたらいい。自然に古典が体の中にしみこんでくる。今週日曜日は第48回「転寝(うたたね)草紙」の2回目でした。

(うとうとしながら聞いていて面白かったので、あとで本をとりあげ、「鉢かづき」を読みました。鉢をすっぽりかぶって取れないお姫様のお話です。)
 なお、このお話(「転寝太郎」)は岩波文庫版の『お伽草紙』には収録されていません。「酒呑童子」「ものくさ太郎」「一寸法師」「浦島太郎」は絵本や童話でほとんどの人が読んでいるでしょうね。中高生の皆さんは、その元々の原文『お伽草紙』へチャレンジしたらいかが?

 『宇治拾遺物語』も面白いお話が満載です。芥川龍之介の『鼻』は宇治拾遺物語の「七 鼻長き僧」の現代語でのリライト版です。「三 鬼に瘤取らるる事」は太宰治が「瘤取り」という題名でリライトしていますが、原文よりもずっと文の量が大きくなっています。原文よりもずっと面白い。わたしは古い『太宰治全集7』(筑摩書房、昭和33年刊)に収録されているものを読んでいます。太宰のリライトは名人芸です。
(こぶとり爺さんの初出は『日本書紀』ですが、太宰によれば丹後風土記や本朝神仙伝にも載っているそうです。そして『御伽草子』(享保年間に渋川清右衛門が出版したものを「渋川版」といいます、23話が収載されています)にも。お伽草子は収録話数が本によってさまざまのようです。)


 わたしは小学館から出版された「日本古典文学全集50 宇治拾遺物語」で読んでいます。三段組になっていて、上段が語彙注釈、中段が原文、下段が現代語訳です。1ページに必要な情報が全部載っているので読みやすいのです。これなら中学生でも読めますよ。
 2冊も読めば、現代語訳がなくてもときどき古語辞典のお世話になればほとんどの意味がとれるようになります。
 『源氏物語』はそう簡単にはいきません。身分の違いでそれぞれ相手に対する敬語表現を使い分けているのでを誰が誰にいっているのか注釈なしにはとてもわかりません。現代語訳は数人の文学者の手になるものがありますが、林望先生の『謹訳源氏物語』が現代語訳としてはもっとも格調の高い名訳ですのでこれをおススメします。全部で十巻あります。別冊で『源氏物語̪私抄』があります。ユニークな視点から読み解いているので、『源氏物語』を古典の時間にやる高校1年生はぜひ読んでください。大人の視点から読み解くと、東宮の母親である弘徽殿女御から恨まれ、六条御息所の生霊に祟られて死んでいく葵上の立場とその境涯に同情したくなります。林望先生が古典講読の視野を広げてくれます。


<2012年の釧路新聞記事>
「学力危機」6年前の釧路新聞記事です。あれから根室の中学生の学力は著しく低下してしまいました。違いはどこに?市議会と経済諸団体そして学力低下に危機感を抱いた人たちが集まって協同したからでしょう。

  九九ができない高卒、メニューの漢字の読めない高卒、10㎏1500円のミカンが1kg当たりいくらになるのか即答できない高卒、仕事をしてもらいたくても無理です。根室でもおそらく類似の現象が起きていますよ。釧路市内の中学校のほうが根室の市街化地域3校よりもずっと学力が高いのですから。釧路はそれでも全国学力テストで北海道の平均点に達していません。
 昨年の中3の学力テスト総合ABC、三回の学校別五科目平均点を比べると根室の3中学校は釧路市内13校の最底辺のレベルです。とても残念です。

*#3030 低学力の実情:中学2年生4/10学力テスト問題から Apr. 19, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-04-19


 #2111 成績下位層 中2の国語力は小4以下の現実 Nov. 1, 2011
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-31


 記事の写真は、ブログの横幅表示の限界を超えているので、上下に分割しました。左端まで読んだら、下段に下がって続きをお読みください。

釧路新聞2012.png

釧路新聞3.png



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コメント 13

ZAPPER

あれから6年、早いものです。
おかげさまで釧路は、記事にある特下位層の子は減りました。しかしながら、その救済策の「副作用」でしょうか。照準を中より下に合わせてしまっているために、明らかに授業レベルを落としてしまっていて、結果として中の下が肥大化してしまい、それに引っ張られる形で上位層は年々枯渇化傾向にあります。(当事者たる中学校は、しかしそれに気づいていません)

それにしても、そちらはひどいですね。根室管内は毎度毎度の定員割れ。加えて、そちらの教育行政の無能さは何年経ってもまるで変わらず。失礼ながら、まさに愚の骨頂。ふるさと納税で得た大きな税収も、しかし基礎学力向上策に費やされることは一切ないのでしょう。有る時は米の飯。無い時もまた米の飯。ここまでダメな自治体は、ある意味、大変に立派だとすら思います。
by ZAPPER (2018-03-06 21:01) 

匿名

中学時代に学力が低くても釧路湖陵や高専に行けば学力高くなると思います。

by 匿名 (2018-03-06 21:46) 

ebisu

ZAPPERさん

成績下位層に授業の照準を合わせると、上位層がスポイルされ、中の上くらいのところへ落っこちるようです。じゅ授業のレベルを下げても、成績下位層は少なくなるどころか顕著に増加しています。
つまり、授業レベルを下げても成績下位層は救済できないという現象がはっきりしてきました。

分数や小数の計算のできない生徒に、中学校でやる数学のレベルを落として、基本問題しかやらないようにしても、ほとんど効果がないということです。
計算トレーニングを個別に教えてやるしかないのですが、正規の授業時間でそんなことをしたら、中学校でやるべき学習内容が飛んでしまいます。
だから放課後補習しかないのです。

やっても集まらないでしょうね、成績下位層は放課後補習に自主的にはきません。強制するしかないのです。週に3回、1回に30分でいいのですがね。

本の読めない生徒も増えています。日本語音読指導は一斉音読で構わない、先生が1文を読み、そのあとをみんなで朗誦すればいい。

「読み・書き・そろばん」の読みと計算はトレーニング次第です。やらないやつはうまくならない。やればやるほどよくなります。
大人の責任です。

by ebisu (2018-03-06 22:17) 

ebisu

匿名さん

中学時代に成績の悪い生徒は釧路高専や湖陵高校には進学できません。
たとえば、湖陵高校普通科の最低点が210点とすると、根室の市街化地域のB校とC校で、湖陵高校に合格できる生徒は1人のみですから、根室全体でも1-4人です。

成績上位層で釧路湖陵へ進学してから、学力が伸びなくなってしまう生徒も少なくありません。親が一緒なら大丈夫のようですが、そうでなければ結構な割合でダメになっているようです。
高専は国立ですから、寮も完備していて学習環境は良好なようです。しかし、近年、留年や退学する生徒が大幅に増えたという残念な情報もあります。

学力上位層で釧路湖陵に行ってから伸びる生徒は、それまで培った学習スタイルが決め手でしょう。
手をかけすぎた生徒はアウトです。

根室から釧路湖陵へ進学して学力を大きく伸ばした生徒も少なくなかったでしょうね。ですが、過去の話です。現在の根室の中学生の学力は釧路市内の最底辺校レベルですから、釧路湖陵への進学は近年激減しました。釧路高専への進学も同様です。

by ebisu (2018-03-06 22:32) 

筑附

北大は今年も北大道内勢は惨敗らしいですね。
占有率36%とかどんだけ学力低いんですか…。

引用
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000002-hbcv-hok
------
7日朝、北海道大学で前期日程の合格発表が行われ、合格者たちが春の訪れを喜びました。
午前9時、合格者の番号が書かれた掲示板の前に集まった多くの受験生たち。
北大の前期日程の合格発表が行われ、自分の番号を見つけた受験生は歓声を上げ、喜びを表しました。
北海道大学によりますと合格者のうち、道内の高校出身者はおよそ36パーセントと、前後期日程の試験がはじまった1990年以降、最も少なかったということです。

北海道放送(株)

最終更新: 3/7(水) 11:59
by 筑附 (2018-03-07 22:43) 

ebisu

筑波大付属さん

URLをクリックしてHBCニュースを見ました。道内勢は1/3強ですか、半分くらいのシェアーがほしいものです。

道内の高校は北大目指して進学指導していますから、それ以上のランク他の旧帝大に合格できる人が極端に少ない。
肝心の北大すら道内勢が1/3強、それも占有率が低下しつつあり、1990年以降最低。

学力の地域格差も拡大中。北海道の企業は本州の大手資本系列に入るか、倒産。北海道知事も北海道では人材不足でダメ。
このままでは北海道企業も北海道人も下僕となって使われるだけ。札幌圏以外は人口減少でさびれる一方、なすすべなし。
独立自尊の気概はどこに?

やりようはあるのに、自力では答えが出せないように見えます。
北海道出身の1/3の北大生も、卒業すればそのほとんどが道外にということになれば、どういう人材で北海道を運営してきたのか、いまの惨状の原因がよくわかります。

やはり、教育が町づくりの基本です。

by ebisu (2018-03-07 23:29) 

五稜郭

独立自尊の気概?
よく言うよ。人の土地ぶんどっといて。
北海道ってオーストラリアと同じじゃん。
元囚人や出来損ないの集まりが侵略、略奪。
今の道民たちにゃ関係ないがの。
by 五稜郭 (2018-03-08 00:46) 

ペトロナス

4年ぶりに北海道の公立高校入試の数学の問題を解き、4年前にコメントした下記の記事と重ね合わせて書かせて頂きます。
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-08

裁量問題の問1の(2)の規則性と連立方程式の文章題の融合問題だけ考えたくらいで、残りの問題は標準問題を含めてすぐに解答の方針が立ち、あっさり解ける問題でした。都立の共通問題でノート5ページ、道立高校入試問題は標準問題、裁量問題すべて解いてノート4ページ分使用しています。特に図形問題の難易度が道外の公立高校入試の標準問題と比べても易しくし過ぎではないかと思います。
数学の授業で裁量問題レベルの問題を扱うべきだと思います。道外の数学の公立高校入試の標準問題よりも易しい問題なのですから。

裁量問題に難癖をつける北教組という下記の記事を拝見しましたが
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24-1

数学に関しては裁量問題が全国一易しいレベルに下がっていることに気づいて頂きたいです。





by ペトロナス (2018-03-08 01:21) 

ebisu

ペトロナスさん

今年の裁量問題については同感です。
とくに問2と問3の問題の難易度が低かった。こんなに簡単な問題はたとえば都立高入試では後半部には出てきません。
普段の授業ではこのレベルの問題すらやっていませんから、生徒たちには難問に見えてしまうのです。学年トップの生徒には何の問題もありませんが、数学・学年2位の生徒がこの問題でミスしました。問2の正四角錐の問題は、計算に堪能な生徒なら暗算でできるレベルです。問3も問2の図で体積を計算して、問3の底面を計算して、割り算すると簡単に計算できます。高校ではよくこの手の問題が出ますね。
by ebisu (2018-03-08 08:16) 

oyamada

今年、釧路湖陵高校の北大合格者が週刊朝日の記事によると僅か10人、旧帝大も京大1人、東北大2人と惨憺たる結果で、旭川市の旭川北高より難関大合格者が少ないという結果でした。
合格先生が自身のHPでモデルケースとして挙げていらっしゃる帯広柏葉高校は東大2人、京大2人、北大18人とここ10年で1番悪く、今年東大2人、京大2人、北大21人の合格実績を出した北見北斗高校に抜かれました。
by oyamada (2018-04-04 18:50) 

ebisu

oyamadaさん
道内各地域のトップ校の中では、釧路湖陵の北大合格者数は最低レベルですね。お隣の帯広柏葉高校の18名の約半分。平成28年度の実績を見たら、旭川東高は北大45名、旭川医大に16名も合格しています。

釧路湖陵のホームページを見ましたが、昨年度北大合格者数は13名、平成26年度は9名でしたから、最近は10名前後が実績値のようですね。
早慶は極端に少ない、とくに慶応はゼロの年度もあります。
湖陵高は近年最低点が下がり続けていますから、当然といえば当然の結果です。
釧路根室管内の優秀な生徒たちが集まっているのですから、釧路根室管内で学力上位層が崩壊し始めたということ。10年後に半数にならなければいいのですが…
これでは、東京から釧路へ転勤になったら、子どもを連れて赴任できませんね。

釧路も根室も市教委が癌なのかも、学力向上に関心が薄いし、やっていやっていることがピントを外しています。学力問題で権限を握っている教育大釧路分校のT先生が机上の空論を振り回して、毎年それをありがたく受け入れている市教委のありかたが問題です。
ふだんの学力テストのデータすらモニターしていないのですから、いま中学校がどんなにひどいことになっているのかわかっていない。
釧路以上に根室は惨憺たることになっています。釧路の公立中学14校の最底辺レベルが根室の市街化地域の3校です。
成績上位層の枯渇化と成績下位層の膨張がとまりません。
人口が減少すれば、経済も縮小していきますから、それを打開するには知恵が必要です。ところが教育がこのありさまでは、30年後の釧路と根室の町は課題山積み、解決できる人材なしということになりかねません。

町の未来は現在の教育政策にかかっています。蛯名釧路市長も長谷川根室市長もわかっているのでしょうか?
何をどうしたらよくなるのか具体案がでてきませんね。問題解決能力がないのかな?

弊ブログでは具体的なデータ分析に基づいて、いくつか具体的な提案をしています。
by ebisu (2018-04-04 22:34) 

せん

参考までですが、名古屋大学の学生の51~52%が愛知県出身で、隣県4県(静岡、長野、岐阜、三重)と愛知県出身の学生で75%を占めます、残りは北陸3県、滋賀県、大阪府、兵庫県です。(大阪、兵庫が多くて奈良や京都が少ない理由が分かりませんが)
名古屋大学の上層部の方は「日本全国から広く学生が来て欲しい」と嘆いてます。
by せん (2018-06-23 15:40) 

ebisu

せんさん

視点の置き所で景色が違って見えるようですね。
大学側は地元出身者が半数を占めていることを喜ぶのではなくて嘆いている。

そういう視点に立てば、北大は道内出身者が1/3ですから、大学側は全国から優秀な学生が集まってくると喜んでいることになりそうです。
北大を卒業したら、道庁への就職組以外はほとんどが首都圏へ流出となるのでしょう。
道内出身者が半数を占めても、卒業生の首都圏への流出という事情は変わらないのでしょうね。

大学側が、全国から優秀な学生に来てもらいたいという気持ちはよくわかります。名古屋は東京や京都そして大阪に比べると知名度が落ちますね。味覚の文化圏でいっても、大阪と東京の中間、面白い位置にはあると思います。大阪・京都・東京へ行くよりも名古屋大学へ行きたいと思わせるような工夫を名古屋大学上層部が智慧を絞って、全国から優秀な学生と集めてもらいたい。

がんばれ!名古屋大学上層部!(笑)

せんさん、面白い視点からの投稿でした、ありがとうございます。

by ebisu (2018-06-23 17:39) 

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