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#3016 通塾費用の実態:釧路と根室  Apr. 4, 2015 [64. 教育問題]

 根室はどうなのかよくわからないのだが、釧路とはずいぶん違うような気がする。年間通塾費用がいくらかかるのか、釧路の場合をブログ「情熱空間」がとりあげているので、根室の皆さんにごらんいただきたい。

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7871348.html
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えっ!そんなに!(通塾費用)

塾のチラシなどが目につく季節になりました。いつも思うことがあります。料金体系、ちゃんと明示しましょうよ。

例えば新中学3年生が、3月下旬の春期講習会から5教科指導の一斉指導の塾に入会したとします。では、問題です。高校入試までの1年間、つまりは翌年の2月末まで通塾した場合、支出トータルはいくらになるでしょうか?

これ、おおむね60~80万円というのが相場なんですね。月々の授業料の支払は、税込みで25,000円程度。その12か月分だから、合計30万円とかではないの?などと思うわけですが、さにあらず。諸々のプラスアルファがあるわけなんですね。

教材費・テスト費・光熱暖房費等の諸経費。実は、これがデカイんですね、前後期各10万円とか。30万円プラス10万円×2回で、50万円也。お次は講習会費。塾生料金としてお安くはなっているものの、春期・夏期・冬期・直前で、授業料とは別に15万円とか20万円とか。というわけで、ここまでの合計65万円~70万円也。加えて、入会金やらオプションの講習会など。

とまあ、こんな感じなんですね。「入会金無料」とか「早期申し込み割引」とか謳っていますが、年額トータルでは、まあ、たいした変わらないわけですね。(おっと、言っちゃった!)

で、これまたいつも思うことを。小学校時代にちゃんと鍛えておけば、履修教科は5教科である必要などなく、結果として支出を大きく抑えられる。と思うわけです。基礎学力の向上は、消費支出の削減にも一役買う。ってな理屈です。塾人の私が言うのもなんですけれど。(^∀^)

《追記》
中学3年間通塾した場合。中1・中2でそれぞれ40万円、中3で70万円としたならば、3年間で150万円也。(実際には、まだかかると思われる)でも、「得意教科」を自分で勉強できるならば、その分は削れるって寸法ですね。単科受講が可能な塾を上手に使えばいいんです。
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  年間の料金がいくらになるのかチラシを見てもわからないのは根室も似たようなものかもしれませんね。例に挙げられている年間60~80万円は五教科で、春季講習・夏季講習・冬季講習を含んでいるものですから、2教科換算では年間30万円ほどの料金ということになりそうです。

 ニムオロ塾が参考になるかどうかわかりませんが、中学3年生の昨年の実績では、
  13000円/月×12ヶ月+教材費4000円=16万円
 これで全部です。おおよそこれくらいが根室の「地域市場価格」とみていいでしょう。釧路と違って2科目で年間30万円の授業料の塾は根室にはありません。
 弊塾では暖房費負担なし、冷房はもちろんありませんから冷房費もナシ(根室の夏は28度になるのが数回のみ、普段は20度前後と日本一涼しい、夜になると13~15度)。夏季及び冬季講習ナシ、普段通り塾に通って、家で集中的に勉強するのが理想的な学習スタイルだと考えています。

 夏休み中は中学生は一日5時間以上勉強すべきです。毎朝7時に起きれば午前中に楽に3時間勉強できます。午後に2時間以上やればいいから、毎日5時間の学習は早起きしたら簡単です、10時に起きるようではダメですよ。春夏冬の長期休暇期間はよい生活習慣の維持が大切です。3週間毎日5時間以上独力での勉強習慣を育んだ人は、高校生になったら8時間やれます。長期休暇期間中に8時間勉強する人は、偏差値60以上(上位16%)の大学へ入学可能です。大学入試偏差値60超というのは根室高校なら上位3番以内、年度によってはトップです。道内で偏差値60を越す大学は札医大と旭川医大の二つの医科大学医学部を除けば北大(水産学部は偏差値57)のみ。
 長期休暇中の集中学習トレーニングの重要さは難関国家試験を例にとればわかります。いまより3倍ほどむずかしかった難関国家試験である司法試験や公認会計士試験でも1日8時間以上の学習を1年間続けることが合格の条件です。これが辛抱できない人は合格できないでしょう。
 そういうわけで、集中的な学習習慣を育む大事な大事な期間が夏休みや冬休み、そして春休みです。中学生の皆さんは次の夏休みにはぜひ独力で毎日五時間以上の学習に挑んでみましょう。
 当塾では前年まで5日間(4時間×5回、過去問5年分)の冬季講習(13000円)をやっていましたが、根室高校が大幅定員割れ=全入がはっきりしていたので昨年暮れはやめています。点数の取り方中心に解説しますので、やれば受講生平均で300点満点で20点アップします。受講後、正月に点の取り方を復習することで簡単にアップしてしまいます。でも、全科定員割れでは緩みきって生徒が勉強しません。なお、夏季講習も春季講習も従来からやっておりません。長期休暇期間中に独力で短期集中型の学習を経験してほしいからです。できる生徒を育てるには長期休暇中の集中学習経験が必須だからです。中学生で長期休暇期間中に毎朝7時前に起きて一日5時間以上の学習を辛抱できない生徒は見込みはありません。スポーツやったって、こういうことをきちんとできない生活習慣の崩れた生徒はモノになりません。
 高校生で長期休暇期間中に一日8時間の学習を辛抱できないなら、大学受験はあきらめたほうがいい。お金をかけるだけムダです。
 生産年齢人口がこの3年間で2百万人減少して労働市場は売り手市場に変わりました、人口減少時代の幕が開けてしまいましたから、これからずっとこういう売り手市場になりますが、それでも偏差値45以下(下位31%)の大学では正社員で就職するのがかなり困難です。学力が下位31%の学生では雇う側は優秀な高卒のほうがましだと判断します。偏差値45以下の大学の学生は百社以上に応募し、半数を超える者が非正規雇用になるでしょう偏差値55超(上位31%)の大学生は4年生の4月時点で大半の生徒が正規雇用で内定通知をもらっています、それくらいの差があります偏差値で10も違っていたら、就職先と雇用条件が天と地ほどの差があるのが現実です。全国の大学を百校とした場合の順位と偏差値の対応表が弊ブログ#2709にありますので、ご覧ください。
 根室に住んでいると、都会の大企業への就職競争の実態がわからないので、上場企業の具体例を一つ挙げておきましょう。わたしのいた国内最大手の臨床検査会社は東証1部上場後は20名の社員採用枠に1万名の応募がありました。書類選考で200名にしぼり、筆記試験と面接をします。50倍の書類選考を通過した者の中から、さらに10倍の競争を勝ち抜いた者20名が社員として採用されていました。500倍の競争率です。東証Ⅱ部や店頭公開企業の競争率はこんなに高くはありません。各大学のトップ3%は学力に差がありません、しかし平均値で見ると大学の入試偏差値ランキングで学力に差があるのは事実で、「入試偏差値」のレベルで就職先までほぼ決まってしまうのが現実です。

 これらのことを考え合わせ、長期的な教育戦略を前提にすると塾で習うのは二科目で十分なんです、五科目も塾漬けにしたらダメですね。五科目短期間は可ですが、お薦めできません。自分でやる部分を半分は残すべきです。塾依存は子どもの教育にとってよいことではありませんし、社会人になってからの副作用が大きすぎます。独力で専門書を読んで学習できない大人に育ってしまいます。第一、大学の授業を対象とした学習塾はありません、中学生や高校生のときに五科目塾依存をしたら、大学へ入学してから、そして社会人になってからどうやって必要な勉強するのですか?

 いい言葉があります。
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 If you teach a man anything, he will never learn.
 
 「学ぶ」ということは自主的・積極的な努力であり。他人がいかに強要しても「教える」ことはできない、という意味です。
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  George Bernard Showの言葉だそうです。NHKラジオ講座「実践ビジネス英語4月号」8ページに載っています。弊ブログによくコメントをしてくれる後志のおじさんが教えてくれました。
 中学生や高校生の皆さん、なんども声に出して読んでください。


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<余談>
 4月1日の北海道新聞根室地域版に根室市の小中学生が「10年間で3割減」という記事が載っていた。04年には小中学生は計2913人で、14年5月時点の小中学生は2055人である。04年には小中学校合計で140クラスだったのが、14年には126クラス、生徒数は3割減少したのにクラス数は1割減だから、1クラス当たり平均人数が21人から16人に減少している。30人クラスどころではない、その半分を実現しそうだ。一クラス当たりの人数が減少すると競争条件が消失して巷に言われていることとは逆に学力は下がるのかもしれない。
 ニムオロ塾が開塾した2002年12月ころは市内の中学生総数が約410人だった。今年卒業した中3は200人弱、12年間で中学生はおおよそ4~5割も減少している。市街化地域3校で五科目合計点で400点以上が40~50人いたが、学年によってばらつきがあるがおおむね4~10人くらいに400点以上の高学力層が縮小してしまった。10年間で生徒数は3割減、高学力層は8割減である、市教委は文協学力テスト結果をモニターすらしていない。データも見ないでどういう教育政策があるのか?学力に関しては「予算(計画)」も「決算(結果データのモニター)」もない、企業経営ならとっくにつぶれている。

 根室の総人口は2月末に2.8万人を割り込んだ。
 根室では市場規模が縮小し、私塾はもうビジネスとしては成り立たない。主力の高校受験が全科定員割れで競争ナシでは夏季講習も冬季講習も必要がない。文協学力テストで市街化地域の3校で5科目400点超の生徒が学年で4~10人では通塾率を50%と仮定すると1学年2~5人、これでは高学力層対象の学習塾は経営が成り立たない。400点は大学全国模試で偏差値48付近(真ん中よりも少し下)の学力にすぎない。
 人を雇って生活できる年収を支払うには、夏季講習や冬季講習をやらなければならない。講習授業料がボーナス支払いの原資である。講師を雇ってやる夏季講習や冬季講習は根室では生徒数が少なすぎてすでに採算が合わない。

 おそらく根室は10年間をかけて個人経営塾が消滅し、(採算割れとなるから)大手進学塾が進出してくるはずもなく、インターネットで授業を配信する形態の塾に切り替わっていくのだろう。

 自分でやる気の小さい生徒にはネット配信授業は不向きだから、長期的に見て根室の子どもたちの学力のさらなる低下は避けようがない。
 釧路や中標津で開催されている「寺子屋」のような地域のボランティアによる土曜塾を組織しなければならない。教育のセフティ・ネットを地域の大人たちが用意しなければならない時代を根室は迎えている。
 家庭教育の問題にもメスを入れる必要がある。小学校高学年の3年間で「少年団活動狂い」をして、家庭学習を育まず、小学校時代をすごしたらほぼアウトである。「ほぼアウト」と書いたが、98%の確率で低学力層に転落して這い上がることができなくなる。低賃金で不安定な非正規雇用に甘んじなければならなくなる。
 家庭学習をしないことが小学校時代に生活習慣化してしまったら、嫌いな勉強を辛抱してやるという辛抱力が育たない好きなスポーツだけは一生懸命にやるが、嫌いな勉強はしないという習慣が小学校高学年で3年間繰り返されたら、それはもうその子どもの性格にまでなってしまい、取り返しがつかない。そういう生徒に中学校の部活指導の先生が個別指導してくれたこともあったが、学力アップという点からは残念ながらほとんど効果がなかったのが実態である。結果は出なかったが、学校現場の努力は評価したい。
 こうした弊害を防ぐためには「勉強しない性格」が形成される前に手を打てばいいのである小学校入学時にお母さんたちを集めて家庭学習習慣を育む方法を具体的に説明する講習会を開催し、定期的にフォローアップしたらいい。友人のAは三人の子どもを三人とも国立大学へ進学させた。しっかりした家庭学習習慣の躾け方に関する具体的なノウハウをもっている、むずかしいことではない誰にでもできるやり方だから、彼にボランティアで家庭学習の躾け方に関する講師をお願いしたらいい。市教委がバックアップしてもいいし、小学校の校長先生が動いても講習会はやれる。学力格差を小さくしようと思うなら、教育行政はこうした有効な具体策を実施すべきだ。

 ネット配信授業は高学力層には向いているが、低学力層の子どもたちには不向きだから、低学力層を救うことはほとんど不可能である。小学校時代のすごし方、家庭学習習慣の躾けでほぼ学力が決まってしまうからご用心

 根室では小学生低学年の子どもに家庭学習習慣を躾けられない親が増えている。他地域に比べて大人の教育への関心が著しく低いことが、根室の大きな問題の一つだ。子どもたちの学力低下は根室の地域経済の未来に直結している。現在ですら、さまざまな分野で問題山積みだが、根室には解決できる人材がどの分野にもほとんどいない。子どもたちの低学力の問題よりも、根室の大人たちの仕事の能力低下のほうがもっとひどい惨状を呈しているのではないか。
 地域医療とくに市立病院の赤字問題(年間17~20億円)、高齢者医療問題、小児科の充実と産科の再開問題、北方領土問題(具体的な提案ナシ)、地域経済の活性化、人口減に伴う予算規模縮小(現実は膨張)、小中学生の低学力問題、市長選挙に地元から3期続けて対抗馬が出ない、市議会議員選挙で落選は毎回一人のみ等々、例を挙げると枚挙に暇がない。道議選も根室管内は根室と中標津の二人の議員の無投票当選が決まったと今日の北海道新聞にあった。

 ふるさとに戻ってきてから13年目になるが、これらの問題分野で有効な具体策を一度も目にした事がなかった、水産資源も長年の乱獲でずいぶん少なくなったが、人材枯渇はもっとひどい、目を覆うばかりだ。
 しかし、住んでいる大人であるわたしたちがしっかりすればまだ水産資源はあるからやり方次第で未来は明るい。いまいる人材でやるしかないのだから、それぞれ自分の仕事にベストをつくそう。

<余談-2>
 39年前に東京渋谷の駅前にあった個人指導塾進学塾の授業料のことを書いておきます。授業は小部屋で1(先生)対2(生徒)、105分の授業週2回が基本で30,000円でした。1対1だと50,000円。専任講師の8割は大学院生でした、20人くらいいましたね、大学のグラウンドで野球できましたから。40年前ですらそれくらい授業料をいただかないと、東京では経営が成り立たないということ。現在価値に引き直したら、1975年の大卒初任給は89,300円、2012年は201,800ですから、67,000千円くらいになりますね。
 渋谷駅前の進学教室ですから、生徒の中には四谷大塚の全国模試で2位という生徒もいました。その生徒は文章題を解くスピードが速かった、ほとんど考えてません。問題文を読み始めたら、パターンの見分けをして、読み終わると記憶しているパターンに数字を代入して解いてしまうんです。あれじゃ入試問題をいくら解いても頭は良くなりません。問題解くのに脳をあまり使っていません。新傾向の問題になると途端に速度が落ちました。週1回3ヶ月で中学受験の400ページほどの難問題集1冊をやりきりました。こういう生徒は中学入試受験問題なんかやらせずにどんどん先へ進ませて、中学や高校の数学問題をやらせるべきだと思いました。根室にだってそこそこ優秀な生徒はいます。だが、競争相手がいなくて全国レベルを知らず、慢心してしまいがちです。高校へ入学して進研模試で全国レベルの問題の難易度の高さをはじめて知ることになります。
 話を授業料に戻しますが、釧路と比べても根室の塾の授業料はおおよそ半分、おそらく全国最低レベルです。理由はよくわかりません。学力格差同様、学習塾の授業料も地域格差が大きいことは事実のようです。教育に関心が低いことと関係がありそうですが、釧路も教育に関心の低い地域ですから、それだけでは説明がつきません。市場規模が小さいので、それなりのレベルの講師を雇い生活できる給料を支払ったら、生徒数が少ないのでビジネスとして採算がとれないということに落ち着きそうです。
 そういう事情を考えると、根室の学習塾の経営者はよくやっています。

*厚生労働省 大卒初任給年次統計推移
http://nenji-toukei.com/n/kiji/10021/%E5%A4%A7%E5%8D%92%E5%88%9D%E4%BB%BB%E7%B5%A6


*#2709 偏差値と「100人(百校)中の順位」対応表 June 22, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22

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ZAPPER

釧路だと、湖陵受験組は、私見ですが9割5分とかは通塾組だと思われます。学校の授業だけならば、裁量問題は手が出ないという、悲しく情けない現実があります。

しかし、例えば少し前まで釧路にあった秋田銀行。家族で釧路に引っ越してきたという子の場合、経験上、秋田の「普通」(非通塾組。秋田はそもそも通塾率が低い)は釧路だと江南以上は確定するんですね。悲しい現実ですが。

根室には、いわゆる大手が進出することはあり得ないでしょう。かつて中標津にある大手が教室を構えていましたが、撤退した理由は、第一に採算が取れないこと、第二に講師が確保できないということでしょう。

正直、これでも釧路の上位生が一定数担保されるのは、通塾による「押し上げ効果」と言えると思います。ところが根室のように高校受験の倍率が1.0倍を切っているならば、大手のやり方で経営が成り立つことはないでしょうね。

塾に通わなくとも、学力が低くとも、高校に楽勝で合格できる。競争不在。実に残念なことだって思います。
by ZAPPER (2015-04-05 21:03) 

ebisu

釧路湖陵合格者の95%が通塾組みだと仮定すると、その先の人生が心配ですね。4人に1人くらいは塾に通わず独力で裁量問題を解いて合格してもらいたい。
釧路湖陵高校を受験する生徒たちは一度有名私立高校受験用の問題集をやってみたらいい、道立高校の「裁量問題」の難易度がどの程度のものか実感できます。

ところで根室のことですが、大手進学塾は進出してこず、自営業の塾が消えても、何の心配も要らないのかもしれません。平均点は底が抜けたように低下しても、環境が厳しくなれば、そういう中から自力で伸びていく者たちが少数ですが必ず出てきます、彼ら・彼女たちは本物です。

決め手は、就学時(小学1年生)の家庭学習の躾けにあります。それに加えて「型の文化」とを取り戻したらなんとかなります。

箸の持ち方、鉛筆の持ち方、座る姿勢、立ったときの姿勢、歩くときの姿勢、ノートのとり方、他人の家へ行ったときの挨拶の仕方、早寝・早起き・三度のご飯をきちんと食べる、食べ方、部活をやっても家庭学習はきちんとさせる・・・生活のあらゆる面でよいとされるカタチが決まっていました。躾けも戦前は厳しかった。団塊世代が子どものころは明治生まれのじいさんばあさんがまだ生きていました。型の文化を自分たちの目で見ることができました。

最近は鉛筆の持ち方が正しい生徒は根室では5人に1人ぐらいです。授業中の姿勢が正しい生徒は半数以下、型の文化が崩れてしまっています。すでに現在の小中学生の親たちの世代が箸や鉛筆の正しい持ち方をしていないのでしょう。
嘆いていても何も変わらないから、親が躾けることができないなら、学校給食で箸の持ち方を躾けたらいい。箸に限らず鉛筆のもち方も学校で躾けなければならない時代のようです。
やって見せるのが一番いい、先生たちは大丈夫かな?

小学校1年生の学習指導要領に、正しい鉛筆の持ち方、正しい箸の持ち方、座る姿勢の3項目を入れてもらいたい。お母さんたちに家庭学習の躾けの講習会を定期的に開くことも。

学校の先生たいへんだな。でも根室の未来も、北海道の未来も、日本の未来も、人類の未来も、現在の教育にかかっています。学校の先生も私塾のわたしたちも、ともにプロとしてベストをつくせばいい。
正直にそして誠実に仕事と向き合いたい。
by ebisu (2015-04-05 23:58) 

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