朝食のメインデッシュはオヒョウの味噌漬け。これが美味しいったらない。朝からこんなにおいしい魚が食べられるのは根室に住んでいるからこそ享受できる幸せ。根室の高校を卒業してから35年間東京に住んでいたからこそこのありがたみがよくわかります。


なんと120円です!一人で食べるには大きすぎるので、「半分こ」して2人前。

大きなオヒョウがとれると日持ちのする売り方をしなけらばならないので、一部は酒粕や味噌で漬けて売り場に並びます。

東京じゃ同じものが5倍くらいの値段しそうです。

ランチ定食でこのサイズのオヒョウをフライにしたら、ボリウム感があるので1500円のプライスがつくでしょう。45年ほど前に渋谷のレストラン(大衆向け)でランチ定食で900円でした。メニューには「ヒラメのフライ」となっていました。自家製のマヨネーズが添えられた、お洒落なオヒョウのフライでした。マスターと仲が良かったので、「オヒョウでしょ!」って訊くと、「え!わかった、そうなんです、ヒラメ使ったらとてもこの値段では出せません」って笑ってましたね。

根室人だからヒラメのフライトオヒョウのフライの区別がつくんです。モノの味の基本部分は子どもの頃に覚えるもののようです。

そろそろ、「根室産のオヒョウのフライ」ってメニューに載せてもらいたいですね。マスターはいくつか年上だったから、もう引退したかな。渋谷駅から3分ほどのレストラン、マスターは気のいい職人だった。人柄が人相にちゃんと現れていました。そういう店にはときどき顔を出したくなるものです。

 ああ、根室の焼き肉屋の「やんや」はオリンピックがらみでなにか条件を満たすとジョッキ1杯55円の出血サービス中のようです。電話で確認してからお出かけください。胃があったらわたしもビール飲んで焼き肉食らうんだけど...

<余談:「やんや」のケンジ>
 やんやのケンジさんももう歳だから、店には出てないのだろうな。背中が丸まったって人づてに聞いた。若いころは元気がよかった。仕事もよくしたがよく遊んだ。運動神経抜群、柔らかくてしなりのある体の動きをするから、なにやらしても上達が早い。わたしが知っているのはビリヤードとボーリングと野球をやっていたケンジさんの姿。2歳上だけど、周りがみんな「ケンジ」って呼んでいたのでわたしも55年前は「ケンジ」って呼んでました。いまあったら、もちろん「ケンジさん」て呼ぶね。



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