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#4592 アストラゼネカ社のワクチンはなぜ接種開始されないのか? July 25, 2021 [8. 時事評論]

 アストラゼネカ社のCOVID-19ワクチンは、DNAワクチンであり、細胞内で遺伝子組み換えを起こすが、その位置がコントロールできないことと、組み換えが生じたDNAはそのまま複製されて受け継がれるので、将来どんな影響があるかわかっていないということは、弊ブログ#4590で言及した。

 アストラゼネカ社のDNAワクチンはモデルナ社のmRNAワクチンと一緒に5/21に厚生労働省が特例許可を出したのだが、いまだに接種開始されていない。日本人には接種されていないのに台湾へ輸出されて死亡事故が多発している。東南アジア諸国へも輸出されているようだ。

7/21のニュースより
アストラゼネカのワクチンは、海外で接種後に血小板減少を伴う血栓を発症したケースが報告されていることもあり、今のところ公的接種には使用されていません。日本が確保した同社ワクチンは、台湾や東南アジアに提供されています。


 アストラゼネカとDNAワクチン購入契約は6000万回分、その内の4000万回以上が、日本国内のアストラゼネカの工場で生産される。仮に単価を2000円とすると、1200億円である。
 厚生労働省の医系技官が全員DNAワクチンの危険性を理解できないわけがない。ほとんどの関係者はDNAワクチンが細胞内で遺伝子の組み換えを起こして、それがそのまま体内に残ることを承知していたはず。仕組みを理解すればあたりまえだ。わたしは一人だけ厚生労働省の有能な元医系技官を存じ上げている。厚生省の医系技官の中でも型破りだとはわたしの同僚の評である。その評を聞いてから数年後にわたしが上司として仰ぐことになろうとは思いもよらなかった。しかも2度である。一度目は経営管理課長で社長室及び購買部兼務辞令をもらったとき、彼は社長だった。2度目は帝人との治験合弁会社プロジェクトが暗礁に乗り上げた折に、そのプロジェクトと新会社の経営を任された。慶応大学医学部出身の医師だから医系技官の中でも学力レベルは相当に高い。そういう学力レベルの人がいる厚生労働省の医系技官たちが、DNAワクチンの仕組みを理解できないってことはありえない。ちゃんと理解しているのである。

 5/21にモデルナ社のmRNAワクチンと一緒にアストラゼネカのDNAワクチンを抱き合わせで承認せざるをえなかったのだろう。だが、公的接種をはじめたら、将来史上最大そして最悪の薬害事件に発展する可能性がある、そのことも十分に承知しているだろう。だからと言って、1200億円ものワクチンを廃棄したら、すぐにかかわった医系技官の専門性に関わる重大な判断ミスという責任問題になる。
 だから、公的接種は「延期」し、他国へプレゼントすることでお茶を濁す。30年後に海外でDNAワクチンの関する薬害問題が持ち上がっても、それは自分たちには関係なし、とっくに退職している。頭はよさげだが、器の小さい人間の典型的な行動パターンである。わたしの知っている元医系技官が現職ならそんなことはしない、型破りだから。昨今の医系技官は人間が小さくなっている、すなわち良識よりも個人的な利害を優先しているのではないか。国の医療政策を決める人間がそういうことでは困る。
 公的接種を延期し、不要であるアストラゼネカ製のDNAワクチンを台湾や東南アジアへプレゼントすることで、判断ミスに関する責任回避を図ったのではないかというのがわたしの憶測である

 日本人の良識は地に落ちたね。総理大臣が国会で110回を超える虚偽答弁を重ねて恥じない。財務省理財局長が政権におもねり、書類の改ざんを指示して、組織を挙げて事件を隠蔽した。桜を見る会事件、河合議員への1.5億円の選挙資金事件、東北新社の放送法違反を意図的に見逃し、二十数人もの接待疑惑があったにも関わらず、一切責任をとらぬ厚顔さ。権力に取りつかれた亡者に見えます。

 でもね、今回の問題はスケールが大きすぎます。医療行政の判断ミスを認めて、DNAワクチンの危険性を公表し、6000万回分、1200億円を廃棄処理すべきです

 組み込まれてしまったらその遺伝子は除去できない。影響を消すにはワクチンを接種した人が子孫を残さないことでしか実現できない
 癌遺伝子はたくさん見つかっているが、その中に組み込まれたら癌細胞が異常な増殖を始める可能性がある。他の部分でもなんらかの遺伝的な影響がでる。どんな影響が出るかは1世代か2世代に渡る臨床治験が必要になる。それではパンディミックにはまるで間に合わない。死亡率の高かった欧米はともかく、日本では安全性が確認できないDNAワクチンは必要のないものだ。
 DNAワクチンは遺伝子組み換え実験そのもの。日本人がいままで守り育んできた遺伝子プールがランダムに書き換えられる。当代や将来世代に何が起きるかまったくわからない。起きてしまったら取り返しがつかぬ。規制が緩かったときに遺伝子組み換え実験に使われた動物たちはどういうことになっているのだろう?検索してみたらいい。結果がとんでもないことを引き起こしかねないから、遺伝子組み換え実験は厳しく制限されている。

*「遺伝子組み換え実験」遺伝子情報実験センター


 遺伝子組み換えでどんなことが起きるのか?特定の意図をもってデザインすれば「12選」のような生物ができあがります。それが人間の体細胞内でランダムに遺伝子組み換えが起きたら、どういうことになるのでしょう?自分の頭で考え、判断して行動しなければならない時代が来ています。
**遺伝子組み換えで生まれた生物12選

***1988年ころに勤務していたSRL八王子ラボで、バイオセイフティレベル3(BSL-3)の実験室設置に購買課の設備・機器担当として関与したことがある。実際の実験に要求されるものよりワンランク上の仕様で造りました。最大手の臨床検査会社であるSRLは安全面ではそういう「贅沢」が許されるユニークな会社です。高収益企業は仕事が楽しいのです。

*「染色体異常の一覧表」
 たとえば、染色体21番トリソミーでダウン症が起きることがわかっています。染色体異常で起きる病気の種類は多い、染色体と遺伝子の関係は「遺伝子と染色体」をご覧ください。

**#4569 効きすぎるワクチン:mRNAワクチンは中和抗体価が60倍


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