今年札幌光星高校マリスコースへ進学したK君が夏休みで帰省して来てくれました。
 ブラスバンドを続けるかどうか悩みながらの受験でした。真剣に悩んでいましたよ。受験が終わって2月半ばから3月いっぱいまで「シリウス数ⅠA」問題集2冊をやってました。目標は夏休み終了までにこの問題集2冊を消化することでした。
 訊いたら、もう少しで終わるそうです。6か月で全問制覇だから、すごく早いね!根室高校から旭川医大へ現役合格した生徒よりも速度が少しだけ大きい。この速度だと「みんなの大学情報」偏差値で65をクリアしてますよ。
 9月からはシリウスシリーズで数Ⅱ・B問題集をはじめられます。これなら、現役で京大理系でも数学は大丈夫そうです。旭川医大と同じ偏差値ですから。北大医学部受験も可能です。

 昨年8月から来たましたが、勉強スタイルを切り替えてもらいました。独力でシリウスを予習し、わからない箇所だけ質問する、そんなスタイルへ切り換えてます。札幌へ進学してから、独力で予習できるスタイルになっていなければ、現役合格がむずかしいからです。完全に切り替えたようです、偉いね。シリウス数Ⅱと数Bは分厚い問題集だから今のペースでなら10か月間でやれそうです。数ⅢCを2年生の夏休みからやれます。難関大学受験には十分です。

 ブラスバンド部は高校でも続けている。受験勉強だけしかしていないと、社会人になってからはちょっと困ったことになりますから、やれるならブカツは継続したほうがいい。能力が特別に高い生徒だけですよ、こんなことができるのは。
 難関大学出身者は、民間会社では特別に扱われますから、出世は速いが、課長までですよ。部長職になるとマネジメント能力が問われますが、これは受験勉強では身につかないし、受験勉強スタイルで、本を読み漁っても身につくことはほとんどありません。
 20歳までに部活や生徒会や学校祭などの行事で、マネジメントやコミュニケーションを経験しておいた方がいいのです。とっても重要な経験です。部門横断的なプロジェクトは複数の専門能力と、コミュニケーション能力、そして仕事のマネジメント能力が問われます。ましてや、他社を巻き込むプロジェクトとか産学共同プロジェクトで、こうした能力が問われることは言うまでもありません。これらの能力は受験勉強の埒外にあるのです。

 だから、研究者志望のK君に、高校入ったら「好きな部活はやめなくていいよ、1年間浪人しても長い人生ではどうってことないから、部活で得られる貴重な経験があるからね」と伝えました。中学時代とは別の楽器の担当です、ブラスバンドは超忙しいブカツ。でも愉しんでいるようです。勉強としっかり両立、いいね。彼女ができたら、もっといい。(笑)


 英語は最後の方で大学受験問題と、高校の英語教科書を使っての高速音読授業でした。1年の教科書は3月半ばで終わっています。昨年10月に英検準2級に合格しているので、問題集を一冊、2回まわしたら英検2級に合格できますよ。寡黙な生徒ですから、小説など音源のある気に入ったものを使って英語の高速音読トレーニングを併行してやったほうがよさそうでです。もちろん語彙拡張はスマホのアプリ利用で毎日やっているでしょう。準1級合格出来たら、数学と英語は東大理系合格レベルです。

 今年は、札幌北高に柏陵中学校からMさんと、光洋中学校からK君が札幌光星高校へ進学しています。K君は根室高校でも北大総合理系なら、問題なく現役合格できる生徒です。柏陵中は2年続けて学年ダントツトップが札幌の進学校へ行きました。ああ、一昨年、札幌光星高校ステラコースへ合格した柏陵中の生徒N君がいました。同級生の話ではダントツ学年1位の生徒だったようです。彼も順調に育っています。理系の生徒で京大か東大へ現役合格するでしょうね。
 K君はメール配信の英作文グループのメンバーです。光洋中学校同級生数人と同じ英作文問題をやっています。
 こういう生徒たちが根室高校を見限って、受験に有利な札幌の高校へ進学しています。それでも、現役で北大合格できそうな生徒が根室高校1年生には4-5名います。毎年これくらいいるはずですから、大切に育ててください。

 ひとつ、クレームを言わせてください。根室高校が国公立大学合格者を増やしたいと言いつつ、低レベルの宿題を高学力の生徒にも強制しているのは、まるで難関大学受験の生徒たちの足を引っ張る行為になっていますよ。彼ら・彼女たちは宿題なんか必要ありません、自分でスケジュールを立てて、難易度の高い問題集をガンガンやっています。邪魔しないでやりましょう。
 前期定期テストや模試で総合点で学年5番以内に一度でもなった生徒は、その年度の宿題は免除にしませんか?
 旭川医大へ現役合格した生徒が1年生の時に強く抗議して、学年主任含めて先生たち6人と話し合いをし、レベルの低い宿題を免除する措置をとったでしょう。のど元過ぎたらまた元に戻っていますよ。
 それで、根室高校OBのわたしからひとつお願いです。定期テストと全国模試で学年5番以内は宿題免除ということをルール化してくれませんか?
 障害になっているものを一つずつ取り除いて、難関大学合格者を増やしませんか?

 難関大学合格者が滅多にいないという現状は、地域医療にも深刻な影響をおよぼしています。学齢期の子どもを抱えた医師が市立根室病院へは来てくれないのです。根室に住んでいたら、国公立大学医学部に自分の子どもを進学させられなくなりますから。根室高校の進路実績は地域医療にも暗い影を落としています。
 根室高校出身の根室市長も根室市議も、根室市教委もそういう視点から根室の子どもたちの学力問題を考えてください。

 教育系ユーチューバー紹介


にほんブログ村