ベッドに入ってから読んでる本が読み終わりました。愉快なので三つ紹介します。江戸っ子の諧謔精神を楽しんでください。

 <寝ぼけ>
 夜、寝ていると、しきりに戸を叩く音がします。
 「だれだ?」
 「おれだ。あけてくれ」
 「はてな?おれは、ここにいるのに…」

 <飛脚>
 江戸の大火事のことを知らせる飛脚と、関西方面の大水害のことを伝える飛脚とが、箱根山でばったり出会い
「ジュウ」

 <うらない>
 易者の店先で、子どもたちが、タコを上げながら
 「ここのうらないは、あたらない。へたくそだ。」
 と悪口をいっています。
 「にくいやつらだ。おまえらは、どこからきた?」
 「あててみな。」






江戸の笑い (21世紀版・少年少女古典文学館 第23巻)



  • 作者: 興津 要

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 2010/03/18

  • メディア: 単行本






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